最後は笑いに変えるから

イヤなこともツライことも「オイシイ」と笑えるような人間になりたい

『いま、会いにゆきます』

2005-10-27 | TV・音楽・映画・本
雨の季節になったら、ママは必ず戻ってくる…

ファンタジー満載の映画
『いま、会いにゆきます』

TBSでドラマ化されると知ってから
DVDレンタルして見ました

一年前に病気で死んだ母・澪(竹内結子)が残した絵本
「雨の季節になったら、ママは必ず戻ってくる…」
父の巧(中村獅童)と息子・佑司の元に、本当に澪が姿を現す。
ただ、彼女は一切の記憶を失っていた
家族のことも、自分が死んでしまったという事実も。
巧は、澪が失った二人の記憶を
語って聞かせながら暮らし始める…

まずは映像がキレイですね
実際に雨が降ったら“うっとーしいッ”と感じるのに
映像になると「雨」もなかなか美しいものです

中村獅童って演技うまいですね
顔はあまりスキではありませんが
彼の演じる巧は
人間味溢れ、素晴らしく魅力的です

『最愛の人ともう一度恋に落ちる』
その時すでに別れのときは近づいていた…

なぜ澪が戻ってくることを知っていたのか
判明した後が特にヨカッタ
彼と結ばれることも
息子が生まれることも
自分が死んでしまうことも…
全てを知った上でなお
澪は巧に会いにいきます…

もし自分が同じように未来を知ってしまったら
それでもなお今の恋人を選びますか?
他の人と結ばれたら
自分の死を、未来を、変えられるかもしれないのに…

記憶を失ったまま暮らす澪は
ある日自分の日記を見つけ
全てを知る…

それでも後悔なんてしなかっただろう
最愛の人に再び出逢い、そして
『最愛の人ともう一度恋に落ちる』
ことが出来たのだから…

自分が死んだ後
愛する夫と息子を残してしまう
もう二度と逢えなくなってしまう
そんな悲しみ以上に
そこまで愛する人に出逢い
そして愛される幸せに満ちている映画だと思いました


この世にもう愛する人がいなくても
愛される喜びを知った人は
きっと豊かに生きていける


自分も、そして自分の愛する人にも
そうあってほしいと思いました


あなたは自分の死を知っても
それでもなお
好きな人に会いに行きますか…?






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