註 カテゴリーを、『「学」「科学」「研究」のありかた』に変更します(先回記事も変更済)。
今回は、論評等は加えず、ドキュメント:事実の報告に徹します。
◇ ドキュメント-1 「試験体の詳細等についての問合せ」:その後の経過
11月1日に、今回の「長期優良住宅等の倒壊実験」に使われた試験体の詳細を知るべく
実験主催者への問い合わせをさせていただいたこと、ならびにその後の経過について、時系列で下記に記しました。
「倒壊実験試験体の詳細についての問合せ:現在までの経過」
しかし、その後5日までには、「住木センター」からは、お答えを頂けませんでした。
そこで、6日朝、同内容の「お尋ね」を、
あらためて「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」あて、
FAXで送信いたしましたところ、
6日夜、「ご回答」をFAXで頂きました。
「質疑」事項と「ご回答」内容を以下に報告します。
読みやすいように段落は変えていますが、いずれも原文のままです。
また、回答をお寄せいただいた方のお名前は省きます。
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質疑1)
何故、「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」ではなく、
「財団法人 日本住宅・木材技術センター」から返信をいただいたのでしょうか。
両団体は関係があるのですか?
「住木センター」は、今回の実験の主催者の一員なのですか。
「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」のご回答
(財)日本住宅・木材技術センターへは、
今回の実験に際しての事務的な作業一般を依頼しています。
従って、資料の送付は(財)日本住宅・木材技術センターから行われました。
また、公開実験の際に配付したパンフレットに記載していますように、
一般的な問い合わせ先についても
同様に(財)日本住宅・木材技術センターとしているところです。
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質疑2)
「これ以上の資料はない」とすると、接合部等も含め、
今回の「試験体」は設計図なしでつくられたのですか?
「協議会」のご回答
公開実験に際しては見学者等の利便に供する最低限の情報を
パンフレット配布させていただきました。
そのため、現在の段階で個別に提供できる特別な資料はないという意味です。
なお、試験体は、綿密な構造設計のもと設計図等が作成されています。
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質疑3)
それとも、そういう資料等は、存在していても、部外秘なのですか?
公開実験をし、また結果をいずれ公表するはずですから、
詳しく試験体の情報を開示するのが、当然ではないでしょうか。
開示がないと、実験自体の信憑性にも係わると思います。
「協議会」のご回答
試験体の概要は、公開実験の際に配付しましたとおりです。
これ以上の資料については、試験結果の公表と合わせて一律にお出しすることを
考えています。
従って、公表に先立ち部分的な情報を個別にお出しすることはありません。
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質疑4)
実験費用には、国費(国土交通省の補助金等)は使われていないのですか。
「協議会」のご回答
公開実験のパンフレットに記載していますように、国土交通省の補助により
実施しています。
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◇ ドキュメント-2 「実験公開の案内」の公示時期
今回の公開実験の案内は、「独立法人 防災科学技術研究所」「財団法人 日本住宅木材センター」および「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」三者から出されています。
そのうち「独立法人 防災科学技術研究所」からは「プレス資料」として報道関係者あて案内、他の二者からは、一般向け案内です。
これらの案内公示時期を時系列で整理すると、以下の通りになります。
なお、案内の内容も要点だけ記します。
① 9月24日 「日本住宅・木材センター」HPで「一般公開のお知らせ」掲載
応募締切り 10月 5日 応募定員 450名
応募方法 往復はがき
ここから「公開実験案内」を見ることができました。
② 同日頃 「木を活かす建築推進協議会」HPで「一般公開のお知らせ」掲載
註 「協議会」の「お知らせ」は、掲載日不記載。
内容は①に同じ
③ 9月28日 「防災科技研」HPで「プレス資料」掲載
応募締切り 10月16日 応募定員 特になし
応募用紙をFAX
一般公開案内を転載したサイト
ア) 9月29日 「建築構造フォーラム」
イ)10月 2日 「JIA]
なお、11月2日現在「日本住宅・木材センター」HPでは、9月24日の項の記載は下記のように変っています。それゆえ、「公開実験案内」を見ることはできません。
また、「木を活かす建築推進協議会」HPでは、「・・・実験」一般公開の「お知らせ」PDFが記載されていますが、このPDFは開きません。
したがって、実験内容は、現在「防災科技研」のHPからのみ、「プレス資料」で見ることができます。
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ドキュメント-1のうち、①の9月24日時点の「住宅・木材センター」HPの「お知らせ」のコピー、および、ア)イ)についての情報は、このブログを読まれている方からご提供いただきました。ありがとうございました。
今回は、論評等は加えず、ドキュメント:事実の報告に徹します。
◇ ドキュメント-1 「試験体の詳細等についての問合せ」:その後の経過
11月1日に、今回の「長期優良住宅等の倒壊実験」に使われた試験体の詳細を知るべく
実験主催者への問い合わせをさせていただいたこと、ならびにその後の経過について、時系列で下記に記しました。
「倒壊実験試験体の詳細についての問合せ:現在までの経過」
しかし、その後5日までには、「住木センター」からは、お答えを頂けませんでした。
そこで、6日朝、同内容の「お尋ね」を、
あらためて「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」あて、
FAXで送信いたしましたところ、
6日夜、「ご回答」をFAXで頂きました。
「質疑」事項と「ご回答」内容を以下に報告します。
読みやすいように段落は変えていますが、いずれも原文のままです。
また、回答をお寄せいただいた方のお名前は省きます。
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質疑1)
何故、「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」ではなく、
「財団法人 日本住宅・木材技術センター」から返信をいただいたのでしょうか。
両団体は関係があるのですか?
「住木センター」は、今回の実験の主催者の一員なのですか。
「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」のご回答
(財)日本住宅・木材技術センターへは、
今回の実験に際しての事務的な作業一般を依頼しています。
従って、資料の送付は(財)日本住宅・木材技術センターから行われました。
また、公開実験の際に配付したパンフレットに記載していますように、
一般的な問い合わせ先についても
同様に(財)日本住宅・木材技術センターとしているところです。
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質疑2)
「これ以上の資料はない」とすると、接合部等も含め、
今回の「試験体」は設計図なしでつくられたのですか?
「協議会」のご回答
公開実験に際しては見学者等の利便に供する最低限の情報を
パンフレット配布させていただきました。
そのため、現在の段階で個別に提供できる特別な資料はないという意味です。
なお、試験体は、綿密な構造設計のもと設計図等が作成されています。
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質疑3)
それとも、そういう資料等は、存在していても、部外秘なのですか?
公開実験をし、また結果をいずれ公表するはずですから、
詳しく試験体の情報を開示するのが、当然ではないでしょうか。
開示がないと、実験自体の信憑性にも係わると思います。
「協議会」のご回答
試験体の概要は、公開実験の際に配付しましたとおりです。
これ以上の資料については、試験結果の公表と合わせて一律にお出しすることを
考えています。
従って、公表に先立ち部分的な情報を個別にお出しすることはありません。
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質疑4)
実験費用には、国費(国土交通省の補助金等)は使われていないのですか。
「協議会」のご回答
公開実験のパンフレットに記載していますように、国土交通省の補助により
実施しています。
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◇ ドキュメント-2 「実験公開の案内」の公示時期
今回の公開実験の案内は、「独立法人 防災科学技術研究所」「財団法人 日本住宅木材センター」および「一般社団法人 木を活かす建築推進協議会」三者から出されています。
そのうち「独立法人 防災科学技術研究所」からは「プレス資料」として報道関係者あて案内、他の二者からは、一般向け案内です。
これらの案内公示時期を時系列で整理すると、以下の通りになります。
なお、案内の内容も要点だけ記します。
① 9月24日 「日本住宅・木材センター」HPで「一般公開のお知らせ」掲載
応募締切り 10月 5日 応募定員 450名
応募方法 往復はがき
ここから「公開実験案内」を見ることができました。
② 同日頃 「木を活かす建築推進協議会」HPで「一般公開のお知らせ」掲載
註 「協議会」の「お知らせ」は、掲載日不記載。
内容は①に同じ
③ 9月28日 「防災科技研」HPで「プレス資料」掲載
応募締切り 10月16日 応募定員 特になし
応募用紙をFAX
一般公開案内を転載したサイト
ア) 9月29日 「建築構造フォーラム」
イ)10月 2日 「JIA]
なお、11月2日現在「日本住宅・木材センター」HPでは、9月24日の項の記載は下記のように変っています。それゆえ、「公開実験案内」を見ることはできません。
また、「木を活かす建築推進協議会」HPでは、「・・・実験」一般公開の「お知らせ」PDFが記載されていますが、このPDFは開きません。
したがって、実験内容は、現在「防災科技研」のHPからのみ、「プレス資料」で見ることができます。
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ドキュメント-1のうち、①の9月24日時点の「住宅・木材センター」HPの「お知らせ」のコピー、および、ア)イ)についての情報は、このブログを読まれている方からご提供いただきました。ありがとうございました。