長期にわたり閲覧が多いのは?・・・・ホールダウン金物の件!

2007-07-13 16:53:21 | 日本の建築技術

 数日、風邪気味でダウン。
 その間の閲覧状況から、このブログで、長きにわたりよく読まれるのが、2月20日の木造軸組工法のホールダウン金物について書いた件であることに気がついた。
 おそらく、多くの方が、ホールダウン金物の使用、そして、いわゆる「在来軸組工法」なるものに、ある種の疑問を感じているからだろうと思う。

 しかし、その一方で、元来の日本の建築技術(いわゆる「伝統工法」)と、最近の法令の規定の違いについて、実感を持って知っている方が減っている、というのも、最近強く感じることでもある。
 1950年以降生まれの方々が、大多数を占める時代になったのだから、それもあたりまえなのかもしれない。

 そこで、多少は理解の助けになるかもしれない、と考え、最近、講習会などでお配りしている資料から、
  ①いわゆる「伝統工法」(その特徴から「一体化・立体化工法」と呼ぶ)
  ②「現行法令が規定・推奨する工法」(特徴から、「耐力壁依存工法」と呼ぶ)
の違いを、要約した表を掲載することにする。

 本当は、「日本の建築技術の展開」のまとめにおいて掲載すればよかったのかもしれない。
 そして、若い世代の方々には、是非、日本の建物の歴史を、「形」だけでなく、それをつくった人びとの「想い」、それを実現しようとした「技術」の観点で、観て見ることをお願いしたいと思う。

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