[図面更改 15.43]
先回の「日本の・・・技術-8」で載せた建物の大きな断面図と堂内の写真を補足として載せます。出典は前回と同じです。
なお、写真は断面図と合うように編集・加工を加えてあります。
「新薬師寺 本堂」「法隆寺 大講堂」の下から見える「垂木」は、まったくの化粧であることが分ります。
ただ、「新薬師寺 本堂」の場合は、化粧になっている「垂木」でも、十分屋根を受けることができる断面になっていますが、「法隆寺 大講堂」では、若干細身で、それで屋根を支えるには少し不十分な断面に思えます。
「法隆寺 大講堂」は、はっきりしませんが、平安時代初期の建立のようです。「中国伝来の技法」が「形式化」し始めた頃の建物と言えるでしょう。
続きは次回