おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

菅政権はサヨクかね?

2010年06月17日 | Weblog
午前7時の気温は、プラス16度。
昨夜からの雨はほぼ上がっておりまする。
きょうも曇ったり時おり雨が降ったり、ってお天気でござりましょうか。

きのうは午前中に薪割をいたしました。
涼しいと作業が進みます。
でも、まだ半分以上残っておって…

考えてみれば、薪が届いたのが先月の23日ですから、牛歩のような進み具合なのでござります。
「何してんだか」とご近所から言われそうだなぁ。
きょうも午前中だけ頑張ろうかなぁ…

さて、
発足間もない菅内閣だけど、「逃げを打って」参院選へ雪崩込みましたです。
「支持率の高いうちに、選挙してまえ!!」ってことでござる。
衆議院で数が多いもんだから、やりたい放題ってことでござります。

ただし、野党も知恵がない感じで、皆さんどう怒ってみても、せんないことなのじゃ。
ようは、選挙で勝たんとどもならんのでござります。
ただし、新政権、なんか昔の自民党とあんまり変わらん議会運営で、そこんとこ、なんだかなぁ~って気もしますです。

その菅内閣、一体全体、これから何するんだろ?
11日の所信声明演説では、「強い経済、強い財政、強い社会保障」の一体的実現を強調しておった。
加えて「2020年までに年平均で実質2%、名目3%の経済成長を目指す」と花火を打ち上げましたです。

これを実現するため、環境、医療、アジア戦略、観光・地域活性化などに重点的に取り組む方針だそうな。
これらをどう具体化するかが、大事なポイントでござろう。
で、これらに取り組むには、おカネが必要じゃ。

つまりは財源じゃ。
一方同時に、財政赤字減らすを減らすと宣言しておるわけで、相反することに取り組まねばならん。
財源を確保するには、まずは「経済成長、経済の拡大」が必須じゃ。
ま、消費税の増税もありますけどね。

経済成長させるには、企業を元気にせねばならん。
そこで「法人税率の引き下げ」だ。
20年も落ち目の三度傘を続けてきた我がニッポン経済、この閉塞感を打破するには、まずは国際水準よりも10~15%は高い、法人税率を国際水準まで引き下げるってのは、大事なポイントなのでござる。

現在ニッポン国の法人税率は、40%超という、ドュヒャーという高水準。
これじゃ企業は外国へ逃げ出したくなるってもんだ。
「企業寄り」といわれた自民党政権だけど、国際的にみてもかなり高い法人税を放置しておったわけで、一体何してたんだか?

OECD加盟30カ国平均の法人税率は26.3%だそうだ。
40%超という高水準の法人税を、民主党政権は、中期的には20%台にまで引き下げたいという。
これが実現されれば、企業の設備投資、研究開発などの中長期に向けた投資が増えるじゃろね。

で、結果的に企業の国際競争力向上が実現すれば、メデタシ、メデタシ。
おまけに原子力発電などのインフラ輸出へむけて、首相をトップとする特別委員会の設置も盛り込んでおる。
これで、東芝などなど、原発関連のニッポンの株価も上がるってもんだ。

そんなこんなの法人税の大幅減税やら、企業の国際競争力強化に取り組むわけで、菅内閣への「左翼政権」批判は、あまりにトンチンカン。
法人税の減税、ニッポンのトップセールスマンになって各国に日本の企業を売り込む総理、正しい判断でござりんす。

そういう意味では、自民党政権、企業を元気にするような施策を何んかしてたのか。
確かに自民党政権、1都1道2府42県の我がニッポン国に、100近い空港を造って、建設会社は潤ったかもしらん。
だけども、ハブ空港がゼロでは、ニッポン経済、どもこもならんではないの。
完全に韓国の仁川国際空港にやられておる。

ダムもいっぱい造って、大手建設会社なんかは潤ったかもしらんけど、コンクリートだらけの国にもなっちゃった。
全部ムダとは言いませんけど、かなりはムダ!!
自民党政権、カネの使い方が間違ってたのは間違いない。
政権交代でホントに世の中が変わるのかどうか、タコスケ鳩山政権に変わった菅政権は、まさにこれから試金石を迎えるってことでござりんす。

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