おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ジャーナリズム精神は週刊誌にある

2014年09月01日 | Weblog

 

更新が遅れました。

いよいよきょうから9月、早いもので今年も残り4ヶ月、秋晴れの良い天気です。

今朝はいきなり超極太にして全長30センチ超のJの字ウ〇チを生み落しました。

腸の調子はかなりの絶好調ではありますが、鼻水ダラダラ状態。

身体のだるさもあったりで、またもや風邪でしょうか?

ひ弱なじーさんでござる。

ところで、

きのうは日テレ恒例「24時間テレビ」でござった。

おぢはまるきり番組に関心ありませんけど、ジャニーズ事務所に所属するTOKIOのリーダー城島さんが101キロのマラソンをするというから時々チャンネルを回したりいたしました。

今週号の週刊文春グラビアによると、人の好さげなこの城島さん、連夜の泥酔の上、毎夜違う美女を自宅にお持ち帰りというから、いきなり感心させていただいたのです。

とても人のいい感じの43歳ですが、毎夜違う美人をお持ち帰りってねぇ、力があるというのか、体力があるというのか。

そんなこんなで、マラソンはどうなんだと、あらぬ方から城島さんに注目したのです。

ま、最後まで見てませんから、どうなったのかはわかりませんが、城島さん、こと女性に関してはたいしたものなのです。

ことほど左様、週刊誌にはTVや新聞では報道しない、あれやこれやがごっちゃり載っております。

なかでもジャニーズのタレントに関するスキャンダルは、TVでは完全にご法度、放送されることはほぼありません。

ご承知のように、NHKを含めていまのTV界で、ジャニーズ事務所に楯突いては、音楽番組はもちろん、ドラマもバラエティーも成り立たないからにほかなりません。

あっちにもこっちにもジャニーズタレントが出演中で、そこそこ視聴率も稼げるわけですから、ジャニーズ事務所を崇め奉るのです。

逆に言うと、ジャニーズにベンチャラさえしておけば、高視聴率番組が確保できるというわけです。

だからジャニーズにはだれも何も言わないのです。

自由にモノが言えるはずの自由主義国家なのに、ジャニーズ・タレントのスキャンダルは、TVではすっかりタブー視されておる。

したがって、これを報じるのは週刊誌だけってことなのでござる。

ホントのことを詳細に報じる週刊誌は、すっかり蛇蝎のように嫌われ、タレントや俳優さんからは「ウソばかり書く」などと揶揄されますが、これはホントのことを書いた記事が多いからにほかなりません。

だれでもそうですが、ホントのことを書かれたり、言われたりすると、怒るのです。

政治スキャンダルも同様じゃ。

政治家は、放送記者も新聞記者も「仲間」と思って舐めきっておりますが、週刊誌はそうはいきません。

しっかりウラ取りの取材をして、最後に政治家に直接あたる。

政治家のところに取材に来たときは「最後の確認」だけってことだから、一番恐れておるのです。

だからこそ、政治家も「週刊誌はデタラメだ」などと言い募ります。

だけど、まるきりウソばかり書いたりすれば、裁判を起こされ、負けてしまうわけでそんなことはいたしません。

振り返れば、ニッポンの政界における数多くの疑獄事件は、ほぼ週刊誌のスクープが発端でござる。

したがって、我がニッポン国では、週刊誌こそが「真のジャーナリズム精神を持ち合わせているメディア」と申しても過言ではないのです。

週刊ポストや週刊現代が連載を続けた「相撲界の八百長疑惑」ですが、その後ちゃんと事実だったと証明されました。

ただし、週刊ポストはこの裁判では敗訴しております。

理由は「取材源の秘匿」という壁でござる。

取材元を明かすと、記事が事実だと証明されるでしょうけど、「取材源を守る」のがジャーナリズムの基本です。

「取材源の秘匿」なくして誰も情報をリークしてくれません。

だから裁判では、「証拠を見せろ」ということは、取材源を明らかにしろってことになるので、裁判に負けてしまうこともあるのです。

裁判に負ければ「ほれ、みたことか!」「週刊誌はウソばかり」と思う方もおりますが、実際には取材源の秘匿が「大きな壁」となって負けるケースがあるということ。

そんなこんなで週刊誌は、TVや新聞に比べ、圧倒的に優れておる、とは申しませんが、「少しはまし」だと思っておりまする。

週刊文春は頑張ってはおりますが、古くから「電事連」の広告は載せておって、原発ムラとの関係は深かったりもいたしますから、文春の原発関連記事は多少眉唾モノでござる。

とはいえ、週刊文春は「TVや新聞が書けない記事」を書くという方針だそうで、これまで数々のスクープを報じてきておる。

TVや新聞が書けないといっても、知らなくて書けないのではなく「知ってるのに書かない」ことの方が多い。

昨今話題の「タイの代理出産」も、IT大手企業・光通信の御曹司、重田光時24歳が「1000人出産計画」と週刊文春は伝えておるけれど、TVも新聞も、どこのだれかまで知っていながら書いてない。

広告との絡みでしょうかね?

フィギュアスケートの高橋大輔さんに無理やりキスを迫った写真を掲載した文春記事は、テレビも新聞も「後追い」したから白日の元に晒されたけど、最近は後追いもしないので大きなニュースにならないこともある。

そんなことで、当事者にとって都合のいい情報しか流れないのでは、ニッポンのジャーナリスムはまことに不健全。

週刊誌はもっとしっかり評価されてもいいはず、購読をお勧めいたしますです、ハイ!!