おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

デッチ上げした警察・検察・裁判官の実名公開

2014年04月05日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。外は久々にしっかり雪景色でござる。

時おり吹雪き模様になったりで、細かな雪がいまも降ってます。

昨夜から今朝にかけては、強い風と雪でござった。それでも積雪はわずか2センチほど。

きのうまで、とうに道路は乾いてましたけど、ご当地ではまだスタッドレスタイヤは欠かせないことになってます。

本州では桜の季節ですが、北国の春はゴールデンウイーク明けになるのでござる。

ところで、朝から訃報です。

俳優の蟹江敬三さんが亡くなりました。享年69歳、まだ若いです。

胃がんで入退院しておったそうですけど、「あまちゃん」では、フラッと出て行ってしまうじーさんを好演しておりました。

脇を固める大事なバイプレイヤーの印象でした。まことに残念でござる。

ついでながらといってはなんですが、笑点の司会の桂歌丸さんがろっ骨骨折と肺疾患で入院だそうな。

こちらは77歳ってことで気になりますけど、歴代の笑点司会者のなかでも、ひょうひょうとした味があって、おぢは好きでござる。

回復されることを祈っております。

さらについでながら、笑点はスタートした当時に流行っておった人気テレビドラマ「氷点」からパクリったもの。

パクッたのは今は亡き、立川談志師匠。師匠独特の洒落でござった。

氷点はご承知のように三浦綾子さんの大ベストセラー小説でござる。

ではありますが、出版から50年も経ったら、名前をパクッた落語番組の方が知名度高いようなことになってます。

まことに不条理なことでござる。

さて、不条理といえば袴田事件でござる。

今週号の週刊現代には「袴田巌さんの罪をデッチ上げた刑事・検察・裁判官」を実名で公開、しかも一覧表にして告発しております。

驚くのは最初に死刑判決を書いた裁判官ひとりを除いて、誰一人謝罪もしていないだわ。

あろうことか、叙勲まで受けておる奴らがごっちゃりおって、心底呆れてまうね。

とんでもないデッチ上げで、人の人生をメチャクチャにしておいて、謝るどころか、勲章貰っておったというから、官僚組織というのはどもこもなりません。

そもそも証拠のひとつとされた犯人の着衣というズボンは、袴田さんには小さすぎて穿けない代物。

1年半後に味噌タンクから発見されたという衣類も、血がついているのが明らかに判るものだった。

弁護団が半年の間、味噌タンクに衣類を入れておいたら、味噌で真っ黒。血も何もさっぱりわからん始末。

素人でも「それってデッチ上げではないのか?」と疑問を持つほど。

それでも警察・検察・裁判官は、袴田さんの死刑判決を変えようとはしなかった。

今回は、DNA鑑定の精度が格段に上がって、証拠とされる着衣からは袴田さんの血液型と一致する血液が出てこなかったことが決め手だった。

48年もの長きにわたり拘束され、毎日、毎日死刑が行われるのではないかという恐怖は、とても並みの神経で耐えられるものではありません。

袴田さんも、もうフツーの精神状態ではないそうですが、ムリもありません。

免罪が確定すれば、袴田さんには2億円近い補償金が支払われますが、いくらカネを貰おうと、もう二度と人生を取り返すことができません。

袴田事件は、国家権力による大犯罪でござる。

ジャーナリストの青木理さんはこう述べておる「刑事や検察、裁判官たちは何の罪にも問われないのか。死刑が確定した事件でほかに冤罪はないのか。免罪なのに死刑が執行されてしまったケースはないのか。それらの問題と併せて検証すべきです」はまことにごもっともだ。

あくまで想像ですが、無実の人が死刑執行されたケースは、当然のことながらいくつもあるんだろ。

官僚支配のこの国が、「成熟した大人の国家」になるのは、いつのことなんだろねぇ、、、、

クラクラしますわ!!