昨日は、流山市ゆうゆう大学の選択科目となっている「自然探索」学習を実施した。
集合場所の流山おおたかの森駅に1名欠席で40名が集まった。
流山市のゆうゆう大学とは、生涯学習の場を提供するとともに、団体生活をする中で
仲間を作り、健康で生きがいのある人生を過ごせることを目的に、市内在住の60歳
以上の老人を対象とした大学で、2年に一度の募集となり、今年は市内の6教室で
480名が入学した。
教養科目と選択科目があり、それぞれ月2回、年間16回、2年間で全64の講座が
設けられている。
教養科目は全員受講し、選択科目は史跡探索、自然探索、日本文学、音楽、絵手紙、
健康体操等から選択する。私は、第1希望を自然探索、第2希望を日本文学を申し込んで
いたが、第1希望の自然探索となった。
初めての校外学習となった「大川掘川流域の自然と機能」について、市内の自然保護に
活躍されている恵良先生のウイットに富んだ楽しい説明を受けた。
大川掘川は、急激に都市化が進むおおたかの森地区を流れ、昔から氾濫する川として、
また、工場や生活排水が流れ込む汚染が問題となっていた。
つくばエクスプレスの開通により、駅周辺の都市開発と一体として、大川掘川を自然保護
対策として、護岸コンクリートから土手に変え、水害対策として広大な低地を増水時の
調整池として保存するとともに公園緑地としている。
また、大川堀川は最終的に手賀沼に流れ込んでいることから、水質汚染対策として、利根川
から江戸川への導水管を分水して、大川堀川に流しているそうだ。
流山市に、こんな広大な調整池があることも、自然環境に配慮した緑地公園があることも
知らなかった。
ただ、植生植物の多くは外来種で、道端でよく見かけるようになった西洋ポピー?西洋ひなげし?
も外来種で、ボランティアで駆除しているそうだが、繁殖力の方が強そうだ。
2時間程度の校外学習であったが、流山市のキャッチフレーズである「都心に一番近い森の街」も
急激に進む宅地開発で、年々市内の森が減少している。
緑の森を守り、自然保護していくには長い時間と住民の声が必要であるとともに、現在の状況を
知ることも大切であると思いました。
校外学習が終わり、私たちの班8名で昼食を摂り懇親をさらに深めました。
大川掘川調整池周辺の緑地公園は、すぐ近くに諏訪神社の森もあり、ピクニック気分で歩くには
もってこいの場所だ。皆さんに一度は訪れていただきたい場所と思います。