~法廷で追求されるのは果たして真実なのか~
周防監督が手がけた問題作!
2006年 東宝配給 (2007年1月20日公開)
監督:周防正行
脚本:周防正行
製作:亀山千広
音楽:周防義和
出演:加瀬 亮・・・・・・金子徹平(被告人)
瀬戸朝香・・・・・・須藤莉子(新人弁護士)
山本耕史・・・・・・斉藤達雄(被告人の友人)
もたいまさこ・・・・金子豊子(被告人の母)
役所広司・・・・・・荒川正義(主任弁護人)
<見どころ>
「Shall we ダンス?」の周防正行監督、最新作。
痴漢に間違われた青年に加瀬亮、新米弁護士に瀬戸朝香を配し
冤罪裁判の不条理を描く社会派ムービー。
3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が
現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。
<あらすじ>
会社の面接に向かう金子徹平(加瀬亮)は、満員電車で痴漢と間違われ
逮捕された。
取調べで無実を主張した彼だが、ついに起訴され裁判が始まる。
しかし新米弁護士の須藤莉子(瀬戸朝香)は、被害者と同じ女性として
徹平の弁護を嫌がる。
<感想>
個人的に、映画ってどこか逃避めいたものを求めている私なので
ここまで現実を突きつけられて、まずため息が出てしまいました。
主人公のフリーター、“金子徹平”は、加瀬亮さん。
初主演ですね。でも演技うまい!
どこにでもいふつ~~の青年を見事に演じてました。
普通に演じるって難しいです。 この普通さが余計に現実感増します。
裁判シーンは圧巻でしたね。
加瀬さんをはじめ、どの役者さんも上手かったです。
主人公には感情移入してしまうし、裁判官・検察官・刑事がほんま憎らしく
感じましたよ・・・・。
「無実なのに無罪になるとは限らない」、日本の裁判制度の現実を知り
恐ろしく感じます。
裁判官は、無罪判決するには勇気がいる・・・・というのもショックでした。
「法廷は集められた証拠から、とりあえず有罪か無罪か決める所であり
真実を明らかにする場所ではない」
このセリフが印象に残ります。
それにしても、無実でも無罪を勝ち取るには相当なエネルギーが必要なのね。
笑みがこぼれるシーンが、あまりにも少なかったのが、ちとおしいです。
仕方ないんだけど。。。。
点数:8.5点(10点満点)
「Shall we ダンス?」の周防正行監督、最新作。
痴漢に間違われた青年に加瀬亮、新米弁護士に瀬戸朝香を配し
冤罪裁判の不条理を描く社会派ムービー。
3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が
現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。
<あらすじ>
会社の面接に向かう金子徹平(加瀬亮)は、満員電車で痴漢と間違われ
逮捕された。
取調べで無実を主張した彼だが、ついに起訴され裁判が始まる。
しかし新米弁護士の須藤莉子(瀬戸朝香)は、被害者と同じ女性として
徹平の弁護を嫌がる。
<感想>
個人的に、映画ってどこか逃避めいたものを求めている私なので
ここまで現実を突きつけられて、まずため息が出てしまいました。
主人公のフリーター、“金子徹平”は、加瀬亮さん。
初主演ですね。でも演技うまい!
どこにでもいふつ~~の青年を見事に演じてました。
普通に演じるって難しいです。 この普通さが余計に現実感増します。
裁判シーンは圧巻でしたね。
加瀬さんをはじめ、どの役者さんも上手かったです。
主人公には感情移入してしまうし、裁判官・検察官・刑事がほんま憎らしく
感じましたよ・・・・。
「無実なのに無罪になるとは限らない」、日本の裁判制度の現実を知り
恐ろしく感じます。
裁判官は、無罪判決するには勇気がいる・・・・というのもショックでした。
「法廷は集められた証拠から、とりあえず有罪か無罪か決める所であり
真実を明らかにする場所ではない」
このセリフが印象に残ります。
それにしても、無実でも無罪を勝ち取るには相当なエネルギーが必要なのね。
やってないけど、認めたフリしてお金払った方が自由になれる?っていう方が
賢明なのかな??って思ってしまったわ。。。。
でも、やっぱ満員電車で、不用意にガサゴソ動くのは軽率かもね。。。(--;)
2時間を越す大作だが、長いとは全く感じませんでした。
真正面から司法制度の問題点をついた映画だと思います。
その証拠に、BGMは一切かかってない。
こんなのも珍しいです。 ある種、ドキュメントを見ているかのよう。。。
実際に、2009年から裁判員制度が導入されることもあり
裁判に無関係だと思っていた我々も、お勉強になる映画だと思います。
欲を言えば、重苦しい題材なので、ホッとする部分はもう少し欲しかったですね。賢明なのかな??って思ってしまったわ。。。。
でも、やっぱ満員電車で、不用意にガサゴソ動くのは軽率かもね。。。(--;)
2時間を越す大作だが、長いとは全く感じませんでした。
真正面から司法制度の問題点をついた映画だと思います。
その証拠に、BGMは一切かかってない。
こんなのも珍しいです。 ある種、ドキュメントを見ているかのよう。。。
実際に、2009年から裁判員制度が導入されることもあり
裁判に無関係だと思っていた我々も、お勉強になる映画だと思います。
笑みがこぼれるシーンが、あまりにも少なかったのが、ちとおしいです。
仕方ないんだけど。。。。
点数:8.5点(10点満点)
でも今、見たい映画目白押しで・・・
私の彼も20代のころ 痴漢に間違われて
女性に叫ばれたことがあるらしいです。
あまりにも大声で騒ぐので
「ハァ
お金もらってもアンタなんかに
触れたくないんですけどっ」
と、言い返したら、周囲の人達はくすくす笑い始め、
近くにいたおばさんが、
「私見てたよ、この人は触ってないよ」
と、言ってくれたそうです。
一度、騒ぎ始めたら女性側も引っ込みつかなく
なるんでしょうねぇ。
でも、その時のおばさんがいなかったら・・・
と思うと、怖いですね。
だから被害者の気持ちもよ~くわかります(笑)
いや、まぁ、誰が触ってんだろう?とすっごく興味深かったんですけどね・・・学生時代、髪が長かったころだったので女と間違えられたのかなぁ。それともホモ?
私もなんです~。1~2月は、かなり見たい!思う映画が次々に公開されてますよね!
彼氏さんもよく言いましたね!
それくらい言わないとだめなのかも?
>でも、その時のおばさんがいなかったら・・・と思うと、怖いですね。
ほんとそうです。このおばさんには感謝ですよね。
あの映画を見てからだと余計に思います。
裁判員制度がもうすぐこの国にも施行される今、これは勉強のタメに見ておいたほうがいいと思います。
すごく重いけど。。。^^;
この映画はいろいろ考えさせられる映画でした。
さすが周防監督。
個人的に、裁判官・弁護士・検察・警察の仕事をしている人の感想が聞きたいです。
裁判所は、事実を明らかにせんとさぁって思うけど。
私も痴漢に遭遇したことあるわ。電車通勤してたからね。
あれは、究極の侮辱、屈辱以外ないで!許せん!
もちろん、黙ってる人ちゃうからボコボコにしたけどね。
その時の世間の反応の方が冷ややかで、助けてくれる人なんて顔見知りくらいのもんってわかったわ。
何十年も前の話やけど、最近はどうなんやろ?
ちょっとは変わったんかしら?
重い映画だけど、やはりこれは見ておくべきだと思います。
めるめるさん、痴漢にあったことあるんだ!
あれは嫌だよね、不快極まりない!
「痴漢」はやっぱり許せないっ!
先ほどは、コメント&TBいただきまして、ありがとうございましたv
私の方も、TBをお送りさせていただきましたので、もし、宜しければ、ご承認いただければ、幸せです
私のブログの方にも、お返事、書かせていただいたのですが、未だ語り足りずに、お邪魔してしまって、失礼いたします。
>実際に、2009年から裁判員制度が導入されることもあり裁判に無関係だと思っていた我々も、お勉強になる映画
まさしく、その通りですよね(><)
本当に、お勉強になる映画でした。
そして、私のような、法律の知識が無い者にでも、ある程度分かりやすく説明がされていたりして、すごく良かったと思います。
映画の中では、山本耕史さん演じていたフリーター君。今、法律や裁判を全然知らなくて、無関心だった私たち観客が、物語冒頭の山本君だとすると、私たちも、2009年に向けて、ちゃんと裁判や法律について関心を持っておかなくてはいけないなぁと思いました。それが、だんだんと法律に詳しくなってくる山本君の姿と被っちゃったりしましたね。
映画なんですが、本当に現実にありそうで、怖いですよね。
例えば、私のオットだって、毎日、満員電車に乗って通勤しているわけですし・・・。他人事とは思えませんですよ。
痴漢冤罪で戦っていた、もう一つの家族ありましたよね? 二審で旦那さんの「有罪」を言い渡され、泣いていた赤ちゃんを連れた奥さんの姿も印象に残りました。
痴漢って、犯罪のレベルから言ったら、強盗や殺人に比べて、「軽い」のかもしれません。けれども、実際に被害に遭うと、ものすごく傷つくし、怖いし、腹立ちます・・・。その一方で、こういう痴漢冤罪も多いんでしょうね・・・。その場合、本当に、些細なこととはいえ、その人の人生がすべてメチャクチャになっちゃう・・・。やっても居ないのに、認めて罰金払った方が賢明・・・というのも、オカシナ話ですが、でも、分かるような気もしました。
主人公が、「なんで、本当にやったヤツは数時間で出られて、本当にやっていないオレはいつまでも拘束されて居るんだ!」
って叫んでいたのも・・・ものすごく不条理さを感じて、印象に残りましたね。
ではでは♪
大学時代、法廷見学もあったんだけど、
さぼってさぼってしちゃったから、
この映画見て、法廷オタクしておけばよかったと
思いましたよ。
加瀬くんも身体細いから、何かそれだけで同情したくなりました。
そう言えば、昔いた職場にいた男性が
若かりし頃、痴女にあったって自慢してました。
やったオジサンがごめんなさいして、すぐ釈放されて、
やってない徹平くんが拘束されて、
あーこれが現実なんだって思い知らされた点では
高く評価できますね、この映画。
山本さんの演じた役は、私たちそのものかもしれませんね。
ああやって勉強して関心もたないとこれからいけないのかなぁ~なんて感じました。
>主人公が、「なんで、本当にやったヤツは数時間で出られて、本当にやっていないオレはいつまでも拘束されて居るんだ!」
このセリフに全て集約されているような感じしました。
法廷オタクなんているんですね。ビックリしました。
そうそう、最近「痴女」いるみたいですね。^^;
不条理さがひしひし感じました。
評価満点にしたいところでしたが、個人的好みは
やはり現実逃避を映画に求めてしまうので、そういう意味でマイナスになりました。