NAO日和

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「十三人の刺客」

2010年09月29日 | さ~た行の映画

~命を、燃やせ~

オリジナル世代の人がたくさん観に来ていました。
だから、ものすごい?加齢臭に悶絶しながらの鑑賞だったけど。

2010年 日本    PG12指定  (10.9.25公開)
配給:東宝       上映時間:141分
監督:三池崇史
原作:池上金男(池宮彰一郎)
音楽:遠藤浩二
オフィシャル・コンセプトソング:EAGLES/DESPERADO
                        (ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:役所弘司・・・・・・・・・・・・・島田新左衛門 (刺客達を率いるリーダー)
     山田孝之・・・・・・・・・・・・・島田新太郎 (新左衛門の甥。侍を捨て切れない男)
    伊勢谷友介・・・・・・・・・・・木賀小弥太 (侍嫌いの野人)
    沢村一樹・・・・・・・・・・・・・三橋軍次郎 (組織の軍師)
    古田新太・・・・・・・・・・・・・佐原平蔵   (槍の名手)
    六角精児・・・・・・・・・・・・・大竹茂助  (驚異的な怪力の持ち主)
    石垣佑磨・・・・・・・・・・・・・樋口源内  (爆薬の使い手)
    高岡蒼甫・・・・・・・・・・・・・日置八十吉 (弓の名手)
    浪岡一喜・・・・・・・・・・・・・石塚利平  (斬り込み隊長)
    近藤公園・・・・・・・・・・・・・堀井弥八  (組織の金庫番)
    窪田正孝・・・・・・・・・・・・・小倉正二郎 (初めて戦に臨む若い侍)
    伊原剛志・・・・・・・・・・・・・平山九十郎 (剣豪浪人)
    松方弘樹・・・・・・・・・・・・・倉永左平太 (組織の参謀)
    稲垣吾郎・・・・・・・・・・・・・松平左兵衛督斉韶 (明石藩主)
    市村正親・・・・・・・・・・・・・鬼頭半兵衛      (明石藩御用人千石)

<見どころ>
時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の
『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した
時代劇エンターテインメント巨編。日本を代表するヒットメーカーの三池崇史監督が
メガホンを取り、江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが
命を懸けた一世一代の戦いを挑む。主演の役所広司を筆頭に、稲垣吾郎、
松方弘樹、市村正親、松本幸四郎ら豪華キャストの共演も見逃せない。

<あらすじ>
幕府の権力をわが物にする為、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す
暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に
13人の刺客が集結する。
斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人
超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。

<感想>
1963年に公開された同名作品のリメイク版。

オリジナル公開の時、生まれてなかったので、オリジナルとの比較は
出来ませんが、一言で言って、「これぞ、THE 時代劇」って感じの作品でした。

カメラワークや照明効果のせいでしょうね。全体的に色のトーンが抑え気味で
それが更に重厚感を増しました。特に夜のシーンの照明効果はgood。
登場人物の井出達も、女性のお歯黒姿や眉なし姿(既婚者は剃る)とかも
時代にあった姿なので、リアル度UP。時代考証をあまり知らない人が観たら
ギョギョ!っとするかもしれませんね。
 
刺客は12人の侍&浪人と1人の野人。この野人、ってどうなの?
この作品の見どころは、なんと言ってもSMAP:稲垣吾郎君の暴君ぶり。
いやぁ~ほんと凄かったです。アイドルがここまでやってええんかい?って
言うぐらいの残忍極まりない振る舞いです。

美濃国で宿泊した家の嫁を手篭めにした挙句、夫を嫁の目の前で惨殺。
村娘の手足を切り落とし、舌をひっこ抜き、散々弄んだらゴミのように捨てる。
その娘の家族は皆殺し。
とある一族を弓の的にして、全員殺してしまう。
自分が老中になったら、「戦国時代のような戦を復活させよう」なんていいのける。

これをあの稲垣君が見事に演じています。

役所さんを始め、他の出演者の演技も見事だったんですが、意外性を言えば
稲垣君がダントツ。彼の暴君ぶりを見るのが一つのポイント。

もう一つは、ラスト50分も繰り広げる殺陣シーン。
 
13人vs300人っていうのは、常識では無謀な勝負。(まぁそこは置いといて

爆弾や弓矢などの戦闘もあり、見ごたえ充分。(血しぶきも^^;)
50分は、すっげえ疲れますが迫力満点です。
 
殺陣シーンで、一際際立っていたのが、松方弘樹の刀裁き。
さすが、時代劇に慣れているだけいらっしゃる。
流れるような動きには惚れ惚れします。
 
13人の人物像の描き方は、少々浅いですが、その分を殺陣シーンに
注いだって感じ。三池監督らしい演出もあり、それはそれで充分観る価値あり。

久しぶりに、「これぞ時代劇」と言うのを感じました。

ただ、血がドバドバとか首がポーン!というシーンもあるので、血の弱い方は
ちぃと心して観てください。私も血が弱いので、ヒェ!っとするシーン(冒頭の切腹
シーンなど)がありましたが、一応ちゃんと観ていました。

あと、絶倫シーンはいらなかったかな? 三池監督らしいっちゃらしいけど。

エンターテイメント性は充分ある作品です。

点数:8.5点 (10点満点)


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2 コメント

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Unknown (mayumi)
2010-09-29 10:42:11
> 稲垣吾郎君の暴君ぶり。
> アイドルがここまでやってええんかい?
でもさ、彼には 残忍さの資質がある様な気がする。
ん~~~ 残忍って言うか 自己中...?
SMAP×SMAPの「本当にあった恋の話」でやる役もよく似合ってるもん。

刺客の13人中に、そんなに目立つという役柄ではなかったけど、
『ゲゲゲの女房』のアシスタント“倉田さん”が居ましたね。
返信する
mayumiさんへ (NAO)
2010-09-29 13:28:43
確かに、こういう役似合ってるかも!
以前、「踊る大捜査線」でも犯人役を演じましたが
ものすごく冷酷な演技をうまくやってましたもんね。
稲垣くんの、新たな才能がこれで開花?したのかも♪

>アシスタント“倉田さん”が居ましたね

いましたいました。^^
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