Tea Time

ほっと一息Tea Timeのような・・・ひとときになればいいなと思います。

それぞれのバレンタインデー

2012-02-14 12:43:35 | naohito
「ただいま〜」

「おかえりなさい」

「どうしたんだ? なんか元気がないぞ」

「帰り道で突然サッカーボールが飛んできて思わず、超有名店のバレンタインデー特性チョコレートケーキの入った箱でキャッチしてしまいました」

「あのつぶれた箱がそのなれの果てか」

「あー食べたかったな〜(そこかい) 超有名店のバレンタインデー特性チョコレートケーキ、ガックシ」

「よかったじゃないか」

「えっ?」

「だってもしボールがお腹に当たっていたら大変なことになっていたかも知れない。超有名店の特性バレンタインデーチョコレートケーキの箱がホタルと光を守ってくれたんだよ」

「そっか〜そうですよね、な〜んだ、ちっともガックシすることなかったんだ、むしろ超有名店のバレンタインデー特性チョコレートケーキの箱に感謝すべきですね」

「うん、それにそんなにチョコレートケーキが食べたかったんなら、普通の美味しいチョコレートケーキでよければ明日買ってくるよ」

「やった!」 


                                 *

「ただいま〜」

「おかえりフミくん! 今日はバレンタインデースペシャルディナーだよ。ご飯とお風呂どっちにする?」

「じゃあ先にお風呂に入るよ」

「はーい」


ん?この紙袋は・・・バレンタインデーの義理チョコか、沢山あるな〜フミくんはカッコいいから
あれっ?このチョコは義理チョコとは思えない超高級チョコ店の包装紙。しかもカードまでついてる。

(先日は素敵な夜をありがとう また誘ってくださいね)

「あーいい湯だった、おっ美味そうだな〜バレンタインデースペシャルディナー(笑)」

「フミくん!」

「どうしたの芹菜、恐い顔して(^^;」

「このチョコとカードはなに?」←強くなった芹菜、一度は許しても二度目は絶対に許しません。

「えっ!? 素敵な夜って・・・こんなの知らない!全然知らないよ! あっ帰りに福寿とぶつかってお互いの持っていた紙袋からチョがこぼれて拾ったときに福寿のチョコが混ざったのかも」

「ふーん、福寿さんのせいにするんだ」

「そうじゃないけど、だけど、もしもやましいチョコなら無造作に袋の中に入れたりしないだろ?チョコもカードも隠すだろ?」

「それもそうね」

「(ホッ)じゃあ誤解が解けたところでご飯食べよう」

チュンチュン チュンチュン

「フミく〜ん、行ってらっしゃーい

「ああ、行ってくるよ」

 痛っ 芹菜に信じてもらう為に昨夜頑張り過ぎたか


「なあ福寿、このチョコ俺の紙袋に入っていたんだけど貰った覚えがなくて、おまえのチョコじゃないのか?」

「いや、違うけど」

そっか・・・じゃあなんなんだろう? あのチョコと意味深なカードは。

「主任(出世したらしい)、コーヒーどうぞ」

「ああ、ありがとう」

「昨日のチョコ食べて頂けました?(微笑)」

「えっ!?」

素敵な夜って、もしかして得意先周りで遅くなってお腹が空いただろうと思ってラーメンおごったあの夜のこと? そっ・・・そんな〜

今度は年下の美人社員に狙われているらしいフミくんです。

知らないほうがいいのかもね〜♪ 美し過ぎる夫にはご用心!


                                   *

「矢代先生、1月の案件こちらにまとめておきました」

「ああ、ありがとう・・・あれっ今日は眼鏡かけてないんだ」

「昨日壊してしまって今日はコンタクトなんです」

「うん、そのほうがいい(微笑)」

 よっしゃー!


「先生、お先に失礼します」

「ああ、ご苦労様」

「あっあの・・・日頃お世話になっているお礼です。こっこのチョコレート食べてください」

「ありがとう、頂くよ」

「先生は沢山チョコ貰うんでしょうね」

「全部義理チョコだけどね」

「わっ私のは義理じゃありません! ほっ本命です! はっ・・・」

 しまった〜いきなり告ってどうする自分

「しっ失礼しました! おやすなさい!」

「もう直ぐ終わるから待って、一緒に飯でも食おう」

「えっ・・・」


「この店、お洒落とは言い難いちょっと汚いくらいの店だけど、味はイケテルだろう?」

「はいっ 凄く美味しいです。でも先生がこういう店を知ってるなんてちょっと意外でした」

「意外?」

「いつもはフランス料理か、イタリアン食べてるイメージです」

「はは、この歳で毎日それだったら胃がもたないよ、それに頻繁にフランス料理食べるほど儲かってないのは君もよく知ってるだろ(笑)」

「ええ、まあ、なんてったって先生は正義の弁護士ですもんね」」

「そう言うと聞こえはいいけどな、だけどそのせいで君にあまり給料出せなくて申し訳なく思ってる」

「いえ、とんでもないです。弁護士を目指す私にとって先生の下で働けるのは凄く勉強になります。感謝してます」

「よかった、じゃあこれからもよろしく・・公私共にね(微笑)」

「はっ・・・はいっ!」

矢代さんに優しい春が訪れそうです 今度こそ幸せになろうね、矢代さん。


                              *


「教授」

「あっ室長さん、なんか事件ですか?」

「いえ、近くまで来たものですから、日頃お世話になっているお礼に・・・はい、これっチョコレートです」

「へぇ〜手作りチョコか、だけど今僕はチョコパンに嵌っているんだよね、手作りチョコなんて手間隙かけて作らなくてもチョコパンでよかったのに」

 バタン! ← 力任せに戸を閉める音です。


「ん?これは美味い! チョコパンよりずっと美味い! あー美味かった〜室長さん、チョコのお礼に今晩一緒に食事でも・・・あれっ?室長さんがいない。来たばっかりなのにもう帰ってしまったのかな? なんか事件でも起きたか」


「くっそ〜〜〜! あんのやろ〜一生一人でチョコパン食ってろ!

こんなデリカシーのない男に・・・春は来ません!


それぞれのバレンタインデーを書いてみました。楽しんで頂ければ嬉しいです。

 

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