二人のピアニストに思う

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バブル獄中記とO君(1)

2012-04-11 17:24:34 | 歴史
歴史の真実とは、伝えられ難いものであり、
我々が常識的に承知しているものが
全く事実と逆であることも、良くある話である。
 学校で習う歴史学でなく、我々の周辺で
語られる人物像の話でも、同様なことがある。
.
以前に書いた、▲歴史認識(2):[A-13]、に
  佐久間ブログに在った、
      人物の誤評価の例 :
   ▲ 出逢い(8)終章(続):O君の評価
      :[B-16]、にあるO君と、原田甲斐の話、及び、
    ▲「デノミの勧め・2」大学と大学教授
      :[B-18]、にあるY君の大学のO教授の話 
を引用紹介した。
.
今回、それに類する話を知ったので、此処に書き残す。
  実は、この話は単に私にとっての新知識
           というだけでなく、
  旧友O君の事件と密接な繋がりがある ので、
     放置するわけにはいかないのである。
.
       ★ ★ ★ ★ ★
.
「バブル獄中記・元東京相和銀行会長・長田庄一」
        (発行所 幻冬舎)
という本を読んだ。 よく記憶していないのだが、
   昨年出版されたこの本の読書感想文か何かを見て
  興味を持ち、図書館に借用申し込みをしておいた
  のだと思うが、好評で順番が回ってくるのに
  時間が掛かり、漸くこの度読むことが出来た。

.
長田の名は、私の頭脳には悪名として入っていた。
 官学万能の金融界を無学歴でのし上がった彼を
60年代の末からマスコミは“正体不明の怪物”
評していたし、 バブル崩壊後の金融関係裁判の中で
 最も目立った、東京相和銀行旧経営陣
に対する裁判は、(2000年8月に始まって長期化し)、
03年にその最高責任者である長田元会長に懲役3年
執行猶予5年の有罪判決が下った、からである。
. 
しかし、この本で知った、実際の長田の人生は
  私の持っていたイメージとは真反対だ。

.
.   日本でも、政財界を始め多方面に幅広い人脈を持つ
.    長田は、海外の政治家とも積極的に交流を図った。
.    中でもシラク元フランス大統領との親密さは
.            人間性に基づくもので、
.    レジョン・ドヌ―ル勲章を、二度も受賞している。
.
.   無学歴は本当であるが、大の読書家であると共に、
.     ピアノを弾き、音楽を愛好する趣味人でもあり、
.     自宅で開催するホームコンサートに
.        ドイツのピアニスト・指揮者として名高い
.     エッシェンバッハを招待したりしている。 
.   強欲な金銭亡者ではなく、言論人、芸術家との親交
.     も深かった。

.
       ★ ★ ★ ★ ★
. 
海外旅行は、77年から10年間で、90カ国を回り、
  数ヶ国語をこなして、激動する世界の
          現地情報を直接知ろうとし、
  日本の情報は貧しく偏っている、と言っていた。
.
80年代のバブル経済には大層危険なモノを感じて
.    バブルの絶頂期に出された江藤淳との共著、
.    「日本は世界を知っているか」(1988年発行)
.    では、「政治、経済、社会の面において
.    近い将来、何かがある。 日本人の今の行状
.    には天罰が下る」、と書いているし

1991年の「東洋経済」誌には“バブル憂国論
.    を書いて、「こんなこと(バブル経済)を
.    していいると国が潰れる」、と予告しているが、
.    政治家でもその様な見識を持った人間は
.    少なかった。
 
.
彼の意見では第二次大戦も、バブルも、それに続く
経済大崩壊も、すべて日本の「村社会」性の
非合理に原因がある

 とみているが、この見解は我々仲間の見解と
        全く同じであり、共感する。
{例えば ▲ 日本が滅亡しても:[L-85]
     ▲ 「日本劣化」の指摘:[L-89]、 参照}
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