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バブル獄中記とO君(4)

2012-04-16 14:18:44 | 歴史
「バブル獄中記・長田庄一」(発行所 幻冬舎)
は、戦後の東京で裸一貫から貸金業を立上げ、東京相和銀行
を築いた“金融界の風雲児”長田庄一(1922~2010)が、
バブル崩壊に伴って経営が破綻。 見せかけ増資の疑い
で2000年5月に逮捕され、110日間の拘置所生活と
検察に依る取調べ、自らの波乱の人生を
“獄中”で綴った手記、である。
本を詳細に紹介することは出来ないので、参照の便のために、
話題・関連事項(●)、の記述れている頁を挙げて置く。
獄中生活(▲)、と、取調べ(■)、の記述頁、については、
本記事の末尾を参照。
.
       ★ ★ ★ ★ ★
.
8~15頁:取調べ調書に安易に署名して弁護士に叱られる
20頁:  ●バブル崩壊と、銀行、証券経営者逮捕
24頁:  ●長田がピアノを弾き、ショパンが好きなこと、
.       エッシェンバッハやフランツと懇意なこと、などは
.       銀行でもあまり知られていないことだった
25頁:  ▲房内の“つくね糞”は一種の拷問
68~70頁:異端児は、日本では村八分。
.          欧米ではオリジナリテイで尊重

.         ●長田の銀行に警察OB署長が大勢いる
              ことを知った取調べ刑事の態度
  73~74頁:●架空、虚構の事件だが、司法が気兼ねして
           国策事件にしているのが分かっている女性検事
         ●晩年の扇谷正造が自身の訳したアンドレ
            モロアの訳本に長田の書きこみを見て涙
         ●長田や本田靖春のように「不当逮捕」を
             世間に訴える術のない人は気の毒

.
85~86頁:検事の嘘で作成した供述調書に
        署名しなければ、何カ月でも拘留できる
        不思議な法律をもつ国

.
  92~93頁:●東京相互銀行設立と「正体不明の怪物」
              長田。金井寛人、大倉喜七郎、五島慶太
   101頁:  ●国家権力と合理主義:シラクとの論争。
              小林中への笠井の意見と長田の場合
   103~107頁:●勝海舟のキンタマ事件から、
                 旧い付合いの方々の連想
            ● 「あの時、もし」。
                戦場では日常の事、それが人生。

            ●ミッテラン、レジョンドヌール勲章、
                福田赳夫、シュミット私邸、 シラク、
                第二回レジョンドヌール勲章、江藤淳
   108~109頁:●金融再生法と、世界でも珍しい大不況
            と大銀行崩壊。政界無能と治安維持法

.
120~125頁:●長田の経営手法。 東京相互銀行は
       89年に東京相和銀行に。経世会と竹下の罪
134~137頁: ▲留置場での運動 ●戦場帰りの人生観
     ●職業化した最近の政治家には
           哲学も、国家意識も、ない。
     ●バブル経済には危険を感じて、バブルの
             絶頂期に出した本(1988年)では、
             「政治、経済、社会の面において近い将来、
              何かがある。 日本人の今の行状には天罰
              が下る」、と書き、1991年の経済誌に
           “バブル憂国論”を書いて、「こんなこと
              (バブル経済)をしていると、国が潰れる」
              、と予告(180頁にも関連話題あり)。
              自行の大口悪質バブル貸出を全て回収したが、
                大衆顧客に対する配慮と努力が不足だった。

140~142頁:●日本のバブルと、イトマン、リクルート、
           佐川急便などと  長田との状況、概説
166頁:シラク、クリントン、エリツインの3大統領と
.        駿河湾海上で会談の計画が流産した思い出

 170頁:  ●新憲法を作った松本蒸治の夢を見、
.           関係ある法学大家たちとの縁を想起。
.        法廷ではその場だけの取引(保釈)は
.        絶対にせず、正直に自分の名誉のためにも
.        全てを懸けて対処することを決意

  176頁:  ●小林中も帝人事件に連座して独房で
.         苦労、福田赳夫も・・・、を思い起こす。
.         それに比べると、同じく房内でも、80歳近い
.         自分は人生も大体やり尽くして気楽な立場。
  180頁:  ●長田の幅広い人脈。 海外旅行の話と、
     其処で知った諸外国、及び日本の評価(134~137頁)
  184頁:  ●小学生時代に校庭でみた映画の場面が
     突然明瞭に想起された。 神が与えた一つの必然か
  188頁:  ●第二次大戦後の日本と、日本人の欠点


189頁:  ▲蚊の対策
192頁:  ●日本経済を論じるには、不良債権の
.         因とが果とを見なければならない
198頁:  ●不思議な人生を送ってきた。 嘘のような本当の
          稀有の話。 天津乙女の夢から思う。
212頁:  ●バブル崩壊で破綻した銀行や証券会社
,        に対する刑事責任の追及により、粉飾決算の
.        山一証券元会長や、不正融資の北海道拓殖銀行、
.          幸福銀行、国民銀行の元頭取など多くが有罪。
.        しかし、また無罪となるケースも相次いだ
.
       ★ ★ ★ ★ ★
.
今迄にも、検察は正義の味方、という神話(迷信?)
が怪しげなものであることを、紹介したブログ記事 :
   ▲特捜神話の終焉:[B-131][2010/9/9]
   ▲特捜神話の終焉(続):[B-132][2010/9/11]
を書きながら、その認識が不十分だったのが、
今回よく分かった。

長田氏の本を読むと、殆ど全頁(前期間)を通じて間歇的に
 分散して描写される獄中生活(▲)、と取調べ(■)、
    の記述が
、ちょっと目に付いただけでも、
(■8~15頁)、(▲25~28頁)、(■32~34頁)、(▲■44~48頁)、
(▲51頁)、(▲■56~63頁)、(■80~82頁)、(■85~86頁)、
(▲116~117頁)、(▲126~128頁)、(▲154頁)、(▲165頁)、
     のように多くの頁にあり、整理できない。
実は、この記述が、真相の理解には非常に重要、なのだ。


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