二人のピアニストに思う

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ダリの描いたキリストの絵

2009-12-26 11:02:16 | 独り言
三つのキリストの名画の誕生に関する解説、BBC製作の素晴らしい作品が放映されえいる。
初回の「ダヴィンチ:最後の晩餐」に次いで、
第二回目にはサルバドール・ダリの「十字架、聖ヨハネのキリスト」、が2009/12/24に「地球伝説」で放映された。
20世紀の絵画の中で最もキリスト教への感銘を与えるものとして、このダリの作品が、高く評価される訳がよく分かって、感銘深かった。

私はミラノの「最後の晩餐」は大戦後の修復中に一度と、修復完了後に一度見学する機会があったが、
スコットランド・グラスゴーに保存される、このダリの絵は実物を見たことはない。 しかし、有名な絵だから、写真だけでなく、テレビ番組で長時間の解説を見たりもしていた。

でも、生来絵心のない私には、いずれの絵も、何かよく分からないままに居た。
それが、今回のBBC製作の解説で、どちらの絵も初めて理解できたというか、名画と評価される理由が納得できた。
ダリは作品の芸風も生活態度も決して信仰心厚くはないと見られているし、ダヴィンチについては私はよく知らないが、恐らく本心はかなり信仰とは距離があったのだろうと想像している。
キリストを描いた最高の名画が、これらの作者によって造られたのは、興味ある事実である。
「教会の敵」とまで言われたシュールレアリストのダリが、「20世紀の人々に神の存在を思い出させた」、絵を描いたのは、1575年ごろに修道僧・聖ヨハネが描いたキリストの絵が動機づけになっていることが解説された。

ダリのこの作品の解説の最後のところに、ダリの複雑な信仰心についてのインターヴューの録画があった。
「あなたは神を信じますか」、との問いかけに対して、ダリは答えた。
「神は信じます。 しかし、信仰はありません。 数学と科学は神の存在を証明しましたが、私はどうしても信仰を持てないのです」、と。


そして、「信じたいですか」、との追撃ちに対して、
  「もちろんです。 信仰があれば、死を怖れずに済みますから」、と言っている。


私はこの齢になって、ぼやっと胸の中にわだかまっていた想念が、
今までなんら親近感を持たなかったこの画家によって、
極めて適切に表現されたのを見て、驚き、且つ感動した。
我々も、長い人生の間に、▲不思議な体験:[C-177]、のようなことを、見てきているからである。


BBCのこの作品のような深みのあるものは、日本の放送関係者には期待しても無理なのだろうか。
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2 コメント

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霊感 (モナミ)
2009-12-30 15:45:28
ダリの描いたキリストと言えば私は十字架のキリストを頭の上から見て描いた絵を思い浮かべるのですが視線の角度に驚き、また綺麗な三角形になっているなと思いました。
グラスゴー美術館が買い上げたと聞きましたからこの絵が「十字架の聖ヨハネ」ですね。

ダリは皿に載せたフランスパンや少女等を描いている反面私には理解に苦しむ様な絵も沢山有ります。
このキリストの絵は神秘主義者の絵から霊感を得て描いたと伝えられていますが彼は素晴らしい才能の持ち主であると共に霊感を強く感じる人だったのでしょうね。


新しい年も「二人のピアニスト」様には益々若々しくご活動なさいます様に。
Unknown (Alps)
2009-12-31 08:13:23
数年前、S誌に1年間句集評を書いたことがあります。
その中で60歳代の女性の句集の中に 
  プール出るダリの時計を滴らせ
と言うのがあり、刺激されて西洋美術の本を拾い読みしたことがありました。宗教の影響のある本が大部分でしたが、ダリの絵に就いては余り興味を引きませんでした。
しかし本記事を読んで新たな感動を頂きました。

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