二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

「おひさま」に想う

2011-06-28 18:18:15 | 独り言
NHKの朝ドラ「おひさま」は、久々の名作である。
朝ドラとしてだけでなく、私が今までに見た全ての
  テレビドラマの中でも、最も優れたものの一つ
  だと思って、感動して見ている。
ヒロインの陽子(井上真央)と、親友の真知子(マイコ)、
  育子(満島ひかり)を中心に、周辺の人達との
  関わり合いをを描いてドラマは進行する。

登場人物同士が、声に出してモノを言わなくても、
  相互の気持ちの動きが克明に、そして微妙に
  視聴者に伝わってくるのは、演出が上手なのか、
  監督が腕が良いのか、その辺は知らないが、
  本来、ドラマとはこういうものだろうと思って、
  満足して見ている。


毎日、少なくとも2回、多い日には4回、別チャンネルで、
  同一のものの再放送を見ている。
  これに比べて、出演者が無闇に大声で怒鳴って
  走りまわるだけの、多くのドラマの作者は無能だ。

     ★ ★ ★ ★ ★

信州人の私には、「おひさま」は、信州の言葉や
 生活習慣を、再現してくれて懐かしいし、
 今から半世紀前の私の生まれ育ったころの
 人々の人情、情感を伝えるので、
 私の年代の者には本当に嬉しい。


ドラマは、太平洋戦争が既に敗色濃厚となって、
  内地にも空爆が来襲して死傷者が出る場面に
  差し掛かっている。
  ドラマに出た3月12日の松本の空襲は、私にも記憶
  があり、その時の爆弾の破片は手にしても見た。

昭和19年の前半では、そば屋は短時間だが営業する
  ことがあったが、後半にはそれが無くなったのも、
  ドラマは忠実である。
私は名古屋の大空襲の凄まじさを体験して見ているので、
  ドラマの中で陽子の父親が名古屋に行くことに
  なった時に、あの地で空襲にやられるのかと、
  はらはらして見ていたが、どうやら無事に
  松本に戻ってきて、ホットした。

だが、このドラマに付いて話をすると、
     一回り若い世代の人には、
  どうしても理解してもらえない部分がある
     のが、気になる。
  結局、人間は自分に与えられた時代に
     生きていくことしか出来ないのかなあ、
     と思ったりすることもある。


     ★ ★ ★ ★ ★

周囲の人に中々理解してもらえないが、でも諦めて
  しまわずに、何とか分からせたい、と思った時、に、
  人はどのようなことを考えるだろうか。
  こう思っているときに、ふと、
       私の頭を横切ったことが有った。

地震と台風の思い出話:[A-132]
       に、沖縄出身の知花くらら(29)が、
  上智大学教育学部で哲学を勉強したのに、突如
  ミスユニヴァースに応募して日本代表になり、
  2006年のロスアンゼルス大会で第二位になり、
  民族衣装部門では日本代表として初の最優秀賞
  を獲得したが、・ ・ ・ 応募動機
  “目的でなく、手段として有名になりたい”
  思いがあった、という話
、を引き合いに出した。

あれを書いた時にも、そして今でも、何故彼女に
  その様な「思い」があったのかは知らない。
  ただ、先週の新聞で知ったことが有るので、
  此処に書いて置く。 (これが、本当にその「思い」
     に結びつのかどうかは、分からないが)。


知花くららの祖父、中村茂(82)が彼女に
  戦争体験を初めて語ってくれたのは、
  戦後62年目(2007年)のことだった
、という。

茂は沖縄県鹿留間島の出身者だが、島には
  1945/3/26日に米軍が上陸し、その日
  住民の三分の一にあたる、53人が集団自決した。
茂は3歳年上の姉と防空壕に逃げ、姉の首を
  絞めて殺したが、自分は死にきれなかった。

くららは、小学生の時に沖縄戦を知ったし、
  以後、記念碑とか報道とかは見てきたが、
  祖父が集団自決の生存者であることは、
  2,007年7月に民放のニュース番組で、
  祖父と一緒に鹿留間島を訪れるまで
  知らされなかった、という。


一戦中派の感慨:[A-4]
他者の苦しみへの鈍感さ:[A-135]
     に紹介した人達の話、と似ている

 
知花くららは、祖父の思いを公知する為の手段として、
  “有名になりたい”と思った、・ ・ ・
  と取るのは、私の穿ち過ぎ、だろうか。
ジャンル:
文化
キーワード
知花くらら ロスアンゼルス ニュース番組 太平洋戦争 満島ひかり テレビドラマ
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3 コメント

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お詫び (晩秋)
2011-06-30 03:19:05
先日は久しぶりに愉しい時間を持てて嬉しく思いました。 Kさんのこと、勿論T氏には話さないでしょうね。 この「おひさま」の記事は、あの後から知花さんのお祖父様の件を知ったが故に、お書きのなったのだと思いますが、Alps様が既にお書きになっている主題を取上げると思わなかったので、先日のお話の筋を私がコメントしてしまい、失礼しました。 私もKさんやMさんのようにならぬものでもないので、気をつけなければいけないのだが、あの人たちも60年まえのことは、よく記憶しています。 一方、唱和二桁生まれの人とは、管直人の限らず、どうしても言葉が違いますね。 「おひさま」はこれから、その戦後の時代に差し掛かります。
おひさま好調で嬉しい (Mariko)
2011-07-31 02:53:58
おひさまの視聴率は、4月4日の第一回が18.4%だったのが、次第に上がり、6月17日と7月2日には20.8%にもなったそうです。 好評だった”ゲゲゲの女房”の卑近視聴率が18.6%だったそうですから、それを上回っていて嬉しいです。 私は出演者も演出も素晴らしいけれど、最も功績のあるのは、脚本を書いている岡田恵和(よしかず)さんだと思います。 このような作品が評価されるのを見て、他の作家も影響を受けるといいですね。
心配です (痩せ蛙)
2011-07-31 03:25:54
コメントするたびにMarikoさんに逆らって申し訳ないけど、私は心配です。 1983年の「おしん」も放送中から大好評だったし、その後世界各国でも大好評だっただけでなく、おしんの晩年を演じた乙羽信子が人生を振り返るナレーションでスタートしました。 これが「おひさま」が好調であるのと、成人後の陽子を演じる若尾文子が回想する様子と共通している。
その「おしん」では後継ぎの出来が悪くて晩年に家を飛び出し、「何か大事なものを忘れてきてしまった気がする」なんてことを呟くはめになる。 陽子がそのようにならないと良いが、と環あたしは心配です。

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