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知る 知覚する 識る 認める

2016-10-29 02:08:38 | 日本語百科
認識することは思想である。事実を知覚する、その物の見方や考え方である。知って認めることは、認知し、認識することであるから、経験になる知識をどう持つかが問われる。認識する対象が、何を指すか、そこには多くの理解力が必要である。日本語の認識を、知ること、それは識ること、認めることととらえて、それを、歴史認識の英語訳の概念をもって説明しようとすると、その意味内容は事象を理解することとしての行為にあることがわかる。認知そして認識は知覚であるがゆえに、行動の原点となる視点である。したがって時代による認識は絶えず検証とその結果をもって知覚される。歴史認識はその文字使いでいまや、熟語である。その4文字をもって故事成語の類となり、その語句に包含する意味内容としての事柄は一つ一つの視点を与える。


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認識する
take cognizance
【他動】
acknowledge(~を事実だと)
cognize
【句動】
make out

認識すること
knowing

歴史認識
historical awareness
historical perception
historical recognition
perception of history
perspective of history
recognition of history
understanding of history

認識
cognition(認知された結果としての)
cognizance
experience(知覚や理性による)
fix〈話〉(はっきりとした)
kenning
knowledge
light(一般的な)
noesis《心理学》
realization
recognition《コ》
recognition《生物》(分子の)
witting〈英〉


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用例

にん‐しき【認識】 例文一覧 30件
・・・ けだし、我々明治の青年が、まったくその父兄の手によって造りだされた明治新社会の完成のために有用な人物となるべく教育されてきた間に、べつに青年自体の権利を認識し、自発的に自己を主張し始めたのは、誰も知るごとく、日清戦争の結果によって国民・・・<石川啄木「時代閉塞の現状」 青空文庫>

・・・そして、人間生活の真相は、その個々的のものについて、深く認識されるより他には、分る筈がなかったのである。 それが、また、正しいのであった。流浪者が失意に泣くのは、深く人間を悟った時である。人間はみないろ/\の形に於て、悩み苦しみ求めてい・・・<小川未明「彼等流浪す」 青空文庫>

・・・そして、積極的に彼等がいかなる、境遇に置かれつゝあるかと認識することによって、その中の可能なるものより、速かに実現されんことを希うのである。<小川未明「児童の解放擁護」 青空文庫>

・・・ このことは、自己を認識すること、いよ/\深ければ、深い程、思いあたるにちがいない。即ち科学の外に、芸術の存在を許容する所以だ。芸術は職能として、人生の複雑なる心理、環境と生活、社会と個人等を描くにある。体質に於て同じからざる人間は、同・・・<小川未明「純情主義を想う」 青空文庫>

・・・真理の標識は何か。真理を発見せんとするときわれらは如何なる条件を満たさねばならぬか。真理の認識はいかなる法則に依従するか――。かくの如き意味に真理を解するならその解答は可能である。ジットリヒカイトの場合にも厳密にこれと等しい。ある特別の場合・・・<倉田百三「学生と教養」 青空文庫>

・・・樋口一葉 にごりえ、たけくらべ有島武郎 宣言島崎藤村 春、藤村詩集野上弥生子 真知子谷崎潤一郎 春琴抄倉田百三 愛と認識との出発、父の心配<倉田百三「学生と生活」 青空文庫>

・・・ 日蓮の出家求道の発足は認識への要求であった。彼の胸中にわだかまる疑問を解くにたる明らかなる知恵がほしかったのだ。それでは彼の胸裡の疑団とはどんなものであったか。 第一には何故正しく、名分あるものが落魄して、不義にして、名正しか・・・<倉田百三「学生と先哲」 青空文庫>

・・・現在では、作家個人として労働者農民に関するどういう委しい知識、経験を持っていようとも、階級的な組織の中で訓練されなければ、生きた姿において正しく、それを認識し表現することが出来なくなり大衆現実から取残されて変な方向にまよいこんでしまう。とい・・・<黒島伝治「農民文学の問題」 青空文庫>

・・・こうして離れているとお互いの生活に対する認識不足が多いので、いろいろ困難なことにぶつかると思います。命がけというので、お送りするわけです。それも私の生活とても決して余裕がないので、サラリイの前がりをしてやるわけです。勿体ぶるわけではないんで・・・<太宰治「虚構の春」 青空文庫>

・・・このような客観的の認識、自問自答の気の弱りの体験者をこそ、真に教養されたと言うてよいのだ。異国語の会話は、横浜の車夫、帝国ホテルの給仕人、船員、火夫に、――おい! 聞いて居るのか。はい、わたくし、急にあらたまるあなたの口調おかしくて、ふとん・・・<太宰治「創生記」 青空文庫>

・・・ 全体主義哲学の認識論に於いて、すぐさま突き当る難関は、その認識確証の様式であろう。何に依って表示するか。言葉か。永遠にパンセは言葉にたよる他、仕方ないものなのか。音はどうか。アクセントはどうか。色彩はどうか。模様はどうか。身振りはどう・・・<太宰治「多頭蛇哲学」 青空文庫>

・・・の先頭に立つものではない、強い性格者であり認識の促進者たるべき人の多面性は語学知識の広い事ではなくて、むしろそんなものの記憶のために偏頗に頭脳を使わないで、頭の中を開放しておく事にある、と云っている。「人間は『鋭敏に反応する』ように教育・・・<寺田寅彦「アインシュタインの教育観」 青空文庫>

・・・それで今甲の影像の次に乙の影像を示された観客はその瞬間においてその観客の通い慣れた甲乙間の通路の心像を電光に照らされるごとく認識するのであろう。 それで映画や連句のモンタージュが普遍的な効果を収めうるためには、作者が示そうとする「通路」・・・<寺田寅彦「映画芸術」 青空文庫>

・・・かくする事によって観客はほんとうのパリとフランスとその人間とをその正常の姿において認識することができるであろう。 ルネ・クレールという作者の意図がどこにあるかはもちろん知るよしもないが、この発声映画は上記のような意味において私に発声映画・・・<寺田寅彦「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」 青空文庫>

・・・人生の全局面を蔽う大輪廓を描いて、未来をその中に追い込もうとするよりも、茫漠たる輪廓中の一小片を堅固に把持して、其処に自然主義の恒久を認識してもらう方が彼らのために得策ではなかろうかと思う。――明治四三、七、二三『東京朝日新聞』――・・・<夏目漱石「イズムの功過」 青空文庫>

・・・「見た事も聞いた事もないに、これだなと認識するのが不思議だ」と仔細らしく髯を撚る。「わしは歌麻呂のかいた美人を認識したが、なんと画を活かす工夫はなかろか」とまた女の方を向く。「私には――認識した御本人でなくては」と団扇のふさを繊い指に巻・・・<夏目漱石「一夜」 青空文庫>

・・・これは一例ですが開化が進むにつれてこういう贅沢なものの数が殖えてくるのは誰でも認識しない訳に行かないでしょう。のみならずこの贅沢が日に増し細かくなる。大きなものの中に輪が幾つもできて漏斗みたようにだんだん深くなる。と同時に今まで気のつかなか・・・<夏目漱石「現代日本の開化」 青空文庫>

        一 カント哲学以来、デカルト哲学は棄てられた。独断的、形而上学的と考えられた。哲学は批評的であり、認識論的でなければならないと考えられている。真の実在とは如何なるものかを究明して、そこからすべての問題・・・<西田幾多郎「デカルト哲学について」 青空文庫>

・・・だが最後に到着し、いつものプラットホームに降りた時、始めて諸君は夢から醒め、現実の正しい方位を認識する。そして一旦それが解れば、始めに見た異常の景色や事物やは、何でもない平常通りの、見慣れた詰らない物に変ってしまう。つまり一つの同じ景色を、・・・<萩原朔太郎「猫町」 青空文庫>

・・・きっと、より宏い人生への理解、愛、認識が加えられています。恋愛ばかりは、真に主観的な豊富さから見ると、失っても得ても、ともに尊い、有難いものと云えます。その一段深まり拡った人間と自然との生存を味わせようとして、神は人間に複雑な全心的な恋愛の・・・<宮本百合子「愛は神秘な修道場」 青空文庫>

・・・その最低線がどの程度まで歴史の客観的な前進に一致した認識と行動に向ってきているかということこそが、進歩のめやすです。だから、たとえば日本の婦人の社会的地位の進歩という場合、婦人代議士、特殊な芸術家、科学者などの業績をはかることばかりでは一面・・・<宮本百合子「新しい抵抗について」 青空文庫>

・・・一つは市立の女学校であり、この場合の性質は、学校の経営的な原因より、むしろはっきり、戦時的認識を若い娘心に銘させようとする意味に立っているのである。 どの新聞雑誌を見ても、銃後の婦人の力の実質が、この頃は生産拡充への直接間接の参加という・・・<宮本百合子「新しい婦人の職場と任務」 青空文庫>

・・・しかしそれを敢てする事、その目に見えている物を手に取る事を、どうしても周囲の事情が許しそうにないと云う認識は、ベルリンでそろそろ故郷へ帰る支度に手を著け始めた頃から、段々に、或る液体の中に浮んだ一点の塵を中心にして、結晶が出来て、それが大き・・・<森鴎外「かのように」 青空文庫>

・・・Goeschen 版の認識論や民類学などである。なぜかと問うと、暇があったら読もうと思うのが楽しみだと、君は答える。ひどく知識欲の強い人である。 二三週間立ってから、或る日私はF君がどんな生活をしているかと思って、役所からの帰掛に立見を・・・<森鴎外「二人の友」 青空文庫>

・・・人人の認識というものはただ見たことだけだ。雑念はすべて誤りという不可思議な中で、しきりに人は思わねばならぬ。思いを殺し、腰蓑の鋭さに水滴を弾いて、夢、まぼろしのごとく闇から来り、闇に没してゆく鵜飼の灯の燃え流れる瞬間の美しさ、儚なさの通過す・・・<横光利一「鵜飼」 青空文庫>

・・・「もしも一個の人間が、現下に於て、最も深き認識に達すれば、コンミニストたらざるを得なくなる。」と。 しかしながら、文学に対して、最も深き認識に達したものは、コンミニストたらざるを得なくなるであろうか。 もしも、文学に対して、最も・・・<横光利一「新感覚派とコンミニズム文学」 青空文庫>

・・・ある一つの有力な賓辞に対する狭小な認識はそれが批評となって現わされたとき、勿論芸術作品の成長範囲をも狭小ならしめることは、一例を取るまでもなく明かなことである。最近遽に勃興したかの感ある新感覚派なるものの感覚に関しても、時にはまた多くの場合・・・<横光利一「新感覚論」 青空文庫>

・・・ しかしこの事実の認識はただ「愚痴」という形にのみ現わるべきものでないと思います。愚痴をこぼすのは相手から力と愛を求めることです。相手にそれだけ力と愛とが横溢していない時には、勢い愚痴は相手を弱め陰気にします。我々から愛を求めている者に・・・<和辻哲郎「ある思想家の手紙」 青空文庫>

・・・ショーペンハウエルの意志否定はかなり根元的の否定であるが、しかし彼の解脱――意志なき認識や涅槃などにおいては、なお真実に自己を活かすことが出来ると思う。 真実の自己は、意識的に分析する事の出来ないものである。それは様々な本能から成り立っ・・・<和辻哲郎「自己の肯定と否定と」 青空文庫>

・・・我々が自然を認識するのはこの両様の意味を含んでいる。すなわち外形はそれと全然似よりのない、性質の違ったものを我々に認識させるのである。三 ところでこの外形と全然異なった内部生命を認識することは、いかにして可能であるか。たとえ・・・<和辻哲郎「「自然」を深めよ」 青空文庫>
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文化
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