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日本語の謎を解く

2017-06-14 17:02:51 | 本を読みます
橋本陽介著、日本語の謎を解く、副題は、最新言語学Q&A、出版社は、新潮社、選書の1冊、2016年4月発行である。HPの宣伝に、7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説! とある。コピーに、次のように見える。

> 「は」と「が」はどう違うのか。「氷」は「こおり」なのに、なぜ「道路」は「どおろ」ではないのか。「うれしいだ」とは言えないのに、「うれしいです」と言えるのはなぜか。「穴を掘る」という表現はおかしいのではないか。……素朴な疑問に、最新の言語学で答えます。日本語の起源から語彙・文法・表現まで、73の意外な事実。 

執筆には、次の経緯があった。高校で、言葉の謎に迫る、という授業を行った、前段階として、現代日本語、古文、漢文、英語、その他の言語について、疑問に思うことをできるだけ多く挙げよ、という課題を出し、72名の生徒から計250の質問が提出され、その高校生から疑問を集め、それに答えるというものである。目次の一覧がある。
著者は、1982年、埼玉県生まれ。


>目次
序――日本語の謎に深く迫る
第一章 日本語の起源の謎
Q:そもそも言語の起源は何なのか。
Q:日本語の起源はわかるのか。
Q:橋本萬太郎の『言語類型地理論』とは何か。
第二章 日本語音声の謎
Q:なぜ日本語の母音はアイウエオの五つなのか。
Q:なぜハ行だけ半濁音があるのか。
Q:濁音をつける平仮名とつけない平仮名があるのはなぜか。
Q:漢字には名前などで濁る場合と濁らない場合があるのはなぜか。
Q:五・七・五はリズムがいいと誰が決めたのか。
Q:略語があるのはなぜか。他の言語にもあるのか。
Q:「ん」から始まる単語がないのはなぜか。
Q:「氷」は「こうり」ではなく「こおり」なのに、「道路」は「どおろ」ではなく「どうろ」なのはなぜか。
第三章 日本語語彙の謎
Q:「におう」は漢字によって反対の意味になる。「臭う」は臭く、「匂う」だと良い意味になる。なぜ同じ言葉なのに反対の意味を示すのか。
Q:なぜ同音異義語が多いのか。
Q:「後で後悔する」「元旦の朝」など意味が重複している表現を使ってしまいがちなのはなぜか。
Q:丁寧さを表す「お」と「ご」はどのように使い分けられているのか。
Q:「弱肉強食」は四字熟語で、「焼肉定食」は四字熟語でないのはなぜか。
Q:「日本」はなぜ読み方を統一しないのか。
Q:日本語は外国語を吸収するだけでなく、和製英語もあるのはなぜか。
Q:「恋<愛」なのに「恋人>愛人」と意味合いが変わるのはなぜか。
Q:一から十まで発音するとき、四と七だけ違う読み方をするのはなぜか。
Q:数を数えるとき「ゼロ、一、二、三…」と英語のゼロを使う理由は何か。
Q:日本語には擬音語・擬態語が多い。どのようにして広く使われるようになったのか。
第四章 言語変化の謎
Q:「やばい」は「とてもすごい」という意味に変化している。同様に「気が置けない」や「役不足」なども意味が変わってしまっている。このように変化する理由は何か。
Q:古文では「かなし」が「かわいい」、「やさし」が「恥ずかしい」とまったく意味が違っているのはなぜか。
Q:「雰囲気」は「ふいんき」、「シミュレーション」は「シュミレーション」と言ってしまう人が増えたのはなぜか。
Q:ら抜き言葉はなぜ起こるのか。なぜ誤用として嫌われるのか。
Q:「全然大丈夫」のような矛盾した表現があるのはなぜか。
第五章 書き言葉と話し言葉の謎
Q:平仮名、片仮名というが、なぜ「仮名」というのか。
Q:なぜ平仮名と片仮名と二種類作る必要があったのか。
Q:「りんご」は「リンゴ」と表記されることがあるが、「黒板」は「コクバン」と書くことはない。なぜか。
Q:銀という漢字は金+良、銅という漢字は金+同なのはなぜか。銀は金より良かった? 銅は金と同じように見えた?
Q:古文は、古文の文章のまま話せたのか。
Q:「は」「へ」と書くのに、「わ」「え」と読むのはなぜか。
Q:「地」は「ち」なのに、「地震」は「じしん」と書くのはなぜか。一方で「縮む」は「ちぢむ」と書くのはなぜか。
Q:なぜ書き言葉は変化しにくく、話し言葉は変化しやすいのか。
Q:なぜ男言葉と女言葉があるのか。
第六章 「は」と「が」、そして主語の謎
Q:学校の文法は、誰が作ったのか?
Q:「格助詞」「格変化」などと言うが、「格」の意味がわからない。
Q:「私は食べる」と「私が食べる」は何がどう違うのか。
Q:文の「主題」とは一体何か。
Q:「私が」は「私は」よりも「私」が強調されているように感じるのはなぜか。
Q:「は」と「が」は主語を表しているのか。
Q:「日本語に主語はない」と聞いたことがありますが、本当ですか。
Q:日本語はなぜ主語を「省略」できるのか。
Q:日本語では「~に興味を持っている」と能動文を使うのに、英語ではbe interestedと受身文を使うのはなぜか。
Q:「~が好き」の~は目的語なのに主語になっているのはなぜか。
Q:古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。
Q:係り結びのうち、なぜ「こそ」だけ已然形なのか。
第七章 活用形と語順の謎
Q:なぜ動詞は活用するのか。
Q:古文の「じ」や「らし」は形が変化しないのに、なぜ助動詞なのか。
Q:活用形に意味はあるのか。
Q:「未然形」というのに、未然でない場合があるのはなぜか。
Q:「ます」「た」がつくと、なぜ動詞は連用形になるのか。
Q:「読もう」の「読も」は未然形、「読んで」の「読ん」は連用形とされるのはなぜか。
Q:「ある」と「ない」では、対義語なのに品詞が違う。これはなぜか。
Q:「静かだ」と「湖だ」の「だ」は同じではないのか。
Q:「うれしいだ」、「悲しいだ」は言えないのに、「うれしいです」「悲しいです」は言えるのはなぜか。
Q:なぜ英語はSVOなのに、日本語はSOVなのか。
Q:なぜ日本語は修飾語が前につくのに、英語では後ろにつくのか。
第八章 「た」と時間表現の謎
Q:英語の過去形は形が完全に変わってしまうものがあるのに、なぜ日本語は「た」をつけるだけで過去形になるのか。
Q:電車を待っているときにまだ来ていないのに「電車が来た」と言えるのはなぜか。
Q:「はや舟に乗れ、日も暮れぬ」は、まだ日が暮れていないのに、完了の「ぬ」が使われているのはなぜか。
Q:日本語は時制が曖昧なのはなぜか。
Q:実況とレース回顧での表現の違いは何か。
Q:小説の語り手は物語の場をどう語るのか。
Q:時制が曖昧とされる日本語小説では、いつ「た」を使い、いつ使わないのか。
第九章 同じ意味でも違う構文があるのはなぜか
Q:同じ意味でも違う構文があるのはなぜか。
Q:「私は208号室だ」という言い方は、文法的に間違っているのではないか。
Q:「雨に降られた」と日本語では言うが、英語では言わないのはなぜか。
第十章 人間の認識能力と文化の謎
Q:「穴を掘る」という表現。穴はすでに空洞である。とすると穴を掘るという表現は空洞を掘っているだけなのでは?
Q:「小さな巨人」のように反対の意味がくっつくのはなぜか。
Q:言葉と文化の関係について。両者はどのようなつながりをもっているのか。文化が言語を形作るのか、文化が言語を規定しているのか。
Q:「赤い」「青い」とは言うが、「緑い」と言わないのはなぜか。
結びにかえて ―― 日本語の立場からの言語理論の必要性

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