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語彙の研究

2016-10-19 14:35:12 | 語彙論
語彙論は国語学で部門研究と位置付けられる。3大分野として音韻、文法、語彙である。どれも国語の分析に関係を持つ。加えて、文字、文体、方言、文章、国語史、研究史などを挙げていた。いまから、58年前の国語国文学研究史大成15、国語学の研究分野の細目が見える。昭和34年編集、その2年後の出版である。
その後に、音韻、文字、語彙、文法、文章などの、分野がいつからわけるようになったか、この研究史大成に触れ、かつて調べてみたことがある。この、国語学は、明治20(1887)‐30年代、上田万年によって講義が開かれるようになってからであるとする解説がおこなわれる。そしてジャポニカに、>日本大百科全書(ニッポニカ)の解説、

>国語学 こくごがく

国語すなわち日本語について、客観的・体系的な研究を行う文化科学。日本語学ともいう。言語学の一部門であるが、国語という言語のもつ特性に伴い、言語学一般に比べて独特な内容を含んでいる。一般の言語学と同じく、音韻、文法、語彙(ごい)の部門があるが、そのほかに文字、文体などの部面が重視される。また、国語の歴史的研究や方言研究の部門があり、近時はコンピュータの導入による計量的研究の進展も著しい。[築島 裕]  

と述べるように、3分野を見る。

語彙の研究が3大分野としてとらえられるのはいつごろか、国語学学会展望によるとわかることがある。語彙については、「語彙・意味」→「語彙・語誌」→「語彙」と変り、と、国語学120輯まで 第121集1980-06-30 に述べる。
>第六十五、七十三輯(過渡期)を除けば、「文法」「語彙」も項目として定着している。

http://db3.ninjal.ac.jp/SJL/list.php?n=121
第六十五輯(昭四一)と第七十三輯(昭四三)が過渡期である。


http://db3.ninjal.ac.jp/SJL/txtview.php
第121集1980-06-30
著者:西尾寅弥;
タイトル:語彙(理論・現代)

七、その他(語彙研究全般も含む)
 語彙研究の今日までの歩みを代表するような論文を集めた、∮川本茂雄∮・∮国広哲弥∮・∮林大∮編∮『日本の言語学第五巻 意味・語彙』∮(大修館書店、昭54・1)が刊行された。同じシリーズの文法の巻に比べてみると、明治期の論文が一つもないこと、昭和四十年代のものがいちばん多いことがわかり、この面の研究の歴史が非常に浅いことを語っているようだ。服部四郎氏の意義素説の成立や、これを継承・発展させている国広哲弥氏の研究を中心にして、意味論関係のものが多く集められている。
 語彙研究をもっぱらの対象とし、その全般を扱った独立の著書として∮田中章夫∮∮『国語語彙論』∮(明治書院、昭53・2)が出たことも逸することができない。語彙調査などの計量語彙論的な面に重点がある。てぎわよくまとめられており、また各種の調査結果などが多く引用されていて便利でもある。(∮寿岳章子∮氏による紹介が∮『国語学』∮117にある)
 ∮見坊豪紀∮∮『ことばのくずかご』∮(筑摩書房、昭54・8)の刊行はあまりにも広く知られているが、長年の膨大な採集資料の粋を集めている。一つの方法によることばの生態観察であり、とりわけ語彙の体系の不安定な流動的な面に対する、非常に貴重な資料の提供であると思われる。
 以上二年間における現代日本語の語彙に対する研究情況の展望を試みた。語彙の組織的な研究はまだ歴史が浅く、今後どのように進展し充実していくかは予測することがむずかしい。しかし、実証的な内容をつみあげていく着実な研究が多く行なわれていて、理論倒れになるようなことなく、地道な発展がなされつつあると言ってもまちがいにはならないと思われる。





『国語学』総目録 | 日本語学会

https://www.jpling.gr.jp/kikansi/k_soumoku/
旧機関誌『国語学』(第1輯から終刊第55巻4号(通巻219号)まで)の総目録です。 『国語学』の掲載論文等は,国立国語研究所の「雑誌『国語学』全文データベース」で公開しています。 論文名を ... 現在の機関誌『日本語の研究』の目次は,こちらをご覧ください。

『国語学』総目録(第1輯-第20輯) | 日本語学会

https://www.jpling.gr.jp/kikansi/k_soumoku/k_soumoku_001_020/
国語学』総目録(第1輯-第20輯). | 第1輯 | 第2輯 | 第3輯 | 第4輯 | 第5輯 | 第6輯 | 第7輯 | 第8輯 | 第9輯 | 第10輯 | | 第11輯 | 第12輯 | 第13・14輯 | 第15輯 | 第16輯 | 第17輯 | 第18輯 | 第19輯 | 第20輯 | | 第21輯-第40輯 |. 『国語学』の掲載論文等は, ...

『国語学』総目録(第41輯-第60集) | 日本語学会

https://www.jpling.gr.jp/kikansi/k_soumoku/k_soumoku_041_060/
新刊紹介. J・K・ヤマギワ『昭和の日本語研究』(英文)J. K. Yamagiwa: Japanese Language Studies in the Showa Period / 宮地裕. 安本美典著『文章心理学の新領域』 / 林四郎. 東条操著『最近の国語学と方言学』 / 平山輝男 ...





http://sakuin.g.hatena.ne.jp/kuzan/20070701/p1

『国語国文学研究史大成15国語学』三省堂 『国語国文学研究史大成15国語学』三省堂 - 日本語関係の目次・索引など
佐伯梅友・中田祝夫・林大
昭和36.2.10発行
国語研究史総説
 国語研究の歴史

国語研究史各説
 一 国語学の総記と言語理論研究の歴史と展望
  一 概観と展望
  二 書目解題

 二 国語系統論・比較研究の歴史
  一 国語系統論・比較研究史の概観
  二 将来における国語系統論・比較研究
  三 書目解題

 三 音韻・アクセント研究の歴史
  一 音韻・アクセント研究史の概観
  二 将来における音韻・アクセントの研究
  三 書目解題

 四 字音研究の歴史
  一 字音研究史の概観
  二 将来における字音の研究
  三 書目解題

 五 かなづかい研究の歴史
  一 かなづかい研究史の概観
  二 将来におけるかなづかいの研究
  三 書目解題

 六 文字・用字法研究の歴史
  一 文字・用字法研究史の概観
  二 将来における文字・用字法の研究
  三 書目解題

 七 語源・語彙・意味研究の歴史
  一 語源・語彙・意味研究史の概観
  二 将来における語源・語彙・意味の研究
  三 書目解題

 八 辞書・索引作成の歴史
  一 辞書・索引の作成と研究史の概観
  二 将来における辞書・索引の作成および研究・
  三 書目解題

 九 てにをは研究の歴史
  一 てにをは研究史の概観
  二 将来におけるてにをは研究
  三 書目解題

 一〇 活用研究の歴史
  一 活用研究史の概観
  二 将来における活用の研究
  三 書目解題

 一一 文法研究の歴史
  一 文法研究史の概観と将来の方向
  二 書目解題

 一二 現代語・言語生活研究の歴史・
  一 現代語研究史の概観
  二 将来における現代語の研究
  三 言語生活研究史の概観
  四 将来における言語生活の研究
  五 書目解題

 一三 文章様式研究の歴史
  一 文章様式研究史の概観
  二 将来における文章様式の研究
  三 書目解題

 一四 敬語研究の歴史
  一 敬語研究史の概観
  二 将来における敬語の研究
  三 書目解題

 一五 方言研究の歴史
  一 方言研究史の概観
  二 将来における方言の研究
  三 書目解題

 一六 訓点語研究の歴史
  一 訓点語研究史の概観
  二 将来における訓点語の研究
  三 書目解題

 一七 国語史研究の歴史
  一 国語史研究の概観
  二 将来における国語史研究
  三 書目解題

 一八 国語国字問題の歴史
  一 国語国字問題史の概観
  二 将来における国語国字問題
  三 書目解題

付録
 新撰字鏡(序)
 倭名類聚鈔(序)
 手爾波大概抄
 下官抄
 仮名文字遺(序)
 寂印成俊本万葉集巻二十(奥書)
 仙源抄(跋)
 ロドリゲス日本大文典(抄)
 仮名文字使蜆縮凉鼓集(序と凡例)
 語意(五十聯音)
 字音仮字用格(おを所属弁)
 あゆひ抄(大旨上下)
 古事記伝(仮名の事)
 地名字音転用例(抄)
 男信(上巻、抄)
 くにぐに の なまり ことば に つきて
 方言取調仲間の主意書
 言語取評所方法書
 言海(本書編纂ノ大意)
 文部省文法許容案
 上代特殊仮名遣の仮名類別表
 仮名遣対照表
 蝸牛考(蝸牛異称分布図)
 日本方言地図(日本方言区画図)
 日本方言地図(全日本音調分布図)
 日本方言地図(音韻分布図)
 口語法分布図(「為《セ》ぬ」「為《シ》ない」等ノ分布図)
 口語法分布図(「だ」「ぢゃ」「や」等ノ分布図)
 音韻分布図(「が」行鼻音NG分布図)

〔写真〕
 博士家点図
 承暦四年鈔本金光明最勝王経音義
 承暦四年鈔本金光明最勝王経音義
 書陵部本類聚名義抄
 法華経音
 反音作法
 色葉字類抄
 色葉字類抄
 類聚名義抄
 仮名文字遣
 下学集
 節用集
 伊京集
 和玉篇
 新撰仮名文字遣
 法華経随音句
 謡開合仮名遣
 仮名文字使規縮涼鼓集
 磨光韻鏡
 漢呉音図
 補忘記
 古言梯
 日本書紀通証
 於乎軽重義
 あゆひ抄
 古言清濁考
 言葉のやちまた
 音韻仮字用例

書目解題内容一覧
索引

《執筆者》
国語研究史総説           中田祝夫
言語理論・総記           松村明
国語系統論・比較研究の歴史     村山七郎
音韻・アクセント研究の歴史     芳賀綏
字音研究の歴史           小松英雄
かなつかい研究の歴史        山内育男
文字・用字法研究の歴史       峯岸明
語源・語彙・意味研究の歴史     竹内美智子
辞書・索引作成の歴史        青木孝
てにをは研究の歴史         青木伶子
活用研究の歴史           森野宗明
文法研究の歴史           小林芳規
現代語・言語生活研究の歴史     宮地裕
文章様式研究の歴史         宮坂和江
敬語研究の歴史           辻村敏樹
方言研究の歴史           日野資純
訓点語研究の歴史          築島裕
国語史研究の歴史          小林芳規
国語国字問題の歴史         加藤彰彦
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