NY在住、小林恵の眼で見たニューヨーカーの暮らし万華鏡
小林恵のNY通信
公共精神
日本の公共放送
半世紀近くニューヨークに住みときどき帰国するときも公共放送をみていた。
今年から日本に住むようになっても、限られた時間のテレビは唯一の公共放送NHKを見ている。国会討論を見て議員の言葉使いの悪さに驚くのは私だけではないだろうと思う。批判があっても当然、しかし公共の前で悪い言葉で人をなじるのはマナーがよくないとおもう。事実を放映しているのだから議員の公共意識が薄いということなのだろうか。
アメリカの公共放送は常に公共性を意識している。NHKも頭が下がるほど良い有益な番組もたくさんあるのは嬉しい。しかし、企画が縦社会的でどうしてこれが公共放送なの?と感じる不思議な放映もある。皆が黙っているのも不思議におもう。
今朝スイッチを入れると、ニューヨークのヴォランティアが不要の洋服を集め、無料で提供し、その代わりは各自が公共に何かヴォランティアでお返しするためのサインをするという市民のボランティア放送をしていた。
会場費は無料で提供してくれる教会が会場。女性たちの笑顔が並ぶ。
この放映の終わりに 「本当に楽しそうな女性たちの笑顔ですね」 とアナウサーが言った。テレビ放映は数分でも効果的なのに 「素晴らしいアイデアの社会貢献ですね」と一言言えば皆の公共意識を高めれる良いチャンスになるのでないだろうか。
「あら!私もあの様な素晴らしいドレスを欲しいわ。いいなー」と思わせるることよりも 頂いた 「報酬がボランティア」 という素晴らしいアイデアを公共放送のコアとして一言伝えたらいいなーと思う。なんでもないような一言の積み重ねが伝達され、よりよい社会をつくっていくのでないだろうか。
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