NY在住、小林恵の眼で見たニューヨーカーの暮らし万華鏡
小林恵のNY通信
「小さいこと:しかし改善は難しくない」
「小さくても改善できそうなことは発言していこう」
忙しさにまぎれて近くの文京区コミュニティセンター図書館から借りていた本数冊の返済を忘れていた。すぐ返しに行こうと思い手提げ袋に入れておいたのをまた忘れて催促状を2度受け取った。
恐縮して返済に行き、受付で「申し訳ありません。罰金支払います」というとヴォランティアで働いている年配の紳士が「その必要はありません」といった。「なぜですか?」というと ”そのようなことをしたことはありません。”といった。
ニューヨークでは本の返済期日が遅れても謝る必要ない。1日に付15セント罰金を支払うことになっていて、当然を支払い無駄な支出も手数も掛けない。「サンキュー」で終わる。
,受付のヴォランティアにそれを話し、公共施設は税金で運営されているのでしょうから、2度も督促状ハガキ100円を支払って請求し、罰金がないのはおかしいと話すと私の顔を見て
「素晴らしい話ですねー。おっしゃる通りです。私も区に進言してみましょう」といった。(改善されましたらこの欄でお知らせします。(●^o^●))
また配達されたクリスマスカードが30円不足で郵便事業株式会社から料金30円不足のお知らせが来た。ハガキは50円。何かおかしい。
42丁目5番街の角にあるのニューヨーク図書館は70万冊以上の所蔵本を誇り、ニューヨーカーの誇りにもなっている。運営費は寄付金による。5番街43丁目〜6番街〜42丁目までのマンハッタンの中心で図書館の裏はニューヨーカーの憩いの場所、ブライアンパークになっている。この一角の地下8階まで本の所蔵庫になっていて、どんな本でも20分以上待たされずに運ばれてくる。地下でリクエストの本を持ち出す人は皆ローラースケートで急行作業である。そこにいるのが幸せを感じる美しい閲覧室のテーブルには各席ごとにコンピューターが設置され、本に関するソフトもすべて入っている。
また図書館に電話するとなんでも即時に答えてくれる知識を誇るオタクがいて殆ど即刻回答が戻って来る。分からない場合は電話番号を残せば返答がくる。日本でもリタイアした知識人はこういううサービスボランティアをやっていただけると、さらに日本人は賢くなるのでないかしら?
パーティで何年だったかしらなどとディスカッションするとすぐ誰かが電話して「何年の何事件だそうだ」と解決する。ニューヨーカーにはなくてはならない恩恵である。
若者はPCのほうが早いよというかもしれない。後期高齢者がいなくなる前に、彼らの知識を利用させていただいた方がよい。認知症防止にもなる。アメリカの保険会社が高齢者の健康維持プログラムを積極的にサポートしているように、日本も空いているビルの空間や、お寺や、スペースなどを利用してコミュニティごとに健康管理プログラムをするとよいと思うのですが、いかがでしょうか。谷中の諏訪神社でも朝6時ラジオ体操の集まりをしているけれど夏は蚊がいるし、寒い時はお寺の広間を解放すとか。
マンハッタンには歩いて行けるところで無料で、体操やヨガなど誰にでも解放されている所がある。
ニューヨーク公立図書館:42丁目5番街正面入り口 写真)ウイキペディアよりコピー
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