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鯱だけじゃない、国宝『犬山城』は落雷よりも人に悲鳴をあげている

2017-07-13 13:45:11 | 災難
7月12日午後、愛知県犬山市は激しい雨に見舞われ、国宝犬山城天守の鯱に欠損が発見されたというニュースが流れた。

筆者は先ごろ、およそ30年ぶりに犬山城を訪れ、その観光客の数に驚いた。
平日だったので、「今日は少ない」などという声が聞こえた。どうやら、普段は長い行列ができるのが当たり前らしい。

もっと驚いたことは、入場者のマナーがおよそ国宝に接するものとは思われず、老若男女、日本人外国人の如何を問わずドスドスと階段と床を踏み鳴らし、子どもたちは親や祖父母に咎められることもなく、あちこちベタベタと触れ、ひとにぶつかりそうになりながら走り廻っている。
祖父と思しき世代の大人も鴨居をバシバシ叩き「織田が…」などと講釈を垂れている。

入り口で少しずつグループにして入場させ、あちこち手を触れないよう、少しは注意すれば良いものを、これでは痛みが進んでしまだろうと、入場客にいたぶられる国宝犬山城をいたわしく思いながら、天守より木曽川の流れを眺めつつ歴史に思いを馳せるいとまもなく、城を後にしたのであった。

織田有楽斎の茶室、国宝『如庵』に立ち寄り、束の間の静寂と茶を味わい、騒がしかった心に平静を取り戻してから、電車で名古屋に戻ったのであった。
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