gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

代謝障害が意識に影響を及ぼすことが「意識障害」の原因

2014-01-09 11:24:01 | 医療
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1058015680


肝臓癌の患者さんは高い確率で肝炎ウイルスに感染している事が多く、しばしば「昭和」の時代に輸血や手術を受けている事があります。だとすれば、肝臓癌以前に「肝硬変」や「慢性肝炎」があることが多く、むしろ、これらに由来する代謝障害が意識に影響を及ぼすことが「意識障害」の原因

慢性肝炎・肝硬変

アンモニア代謝障害・高アンモニア血症

肝性脳症・意識障害
が、正確で、肝臓癌はこの経過の中でたまたま発生したと考えられます


肝硬変に由来する「意識障害」は他の回答者さんが書かれているように、「肝性脳症」と言って、おばあちゃんの症状とはやや違う印象があります。もちろん「肝性脳症」の初期と「痴呆症」(最近は「認知症」と言います)はとても似ていて、プロでも区別が付かない事も多い

急な環境変化で、状況の「飲み込み」ができていない状態=「見当識障害」(けんとうしきしょうがい)をきたしている可能性があります。元々脳溢血(現場では脳出血と言う)の既往があるとのことですから、少しつじつまの合わないことを言う可能性は高い

肝性脳症そのものに対する治療はBCAA(分岐鎖アミノ酸)の投与ですが、その辺は血液検査の結果などを踏まえて担当医の判断に委ねるしか無いでしょう


見当識障害

自分が現在おかれている環境を理解する能力(見当識)が障害された状態のことで、認知症、高次脳機能障害などでみられる。季節や日付、朝・夜などが認識できない「時間の見当識障害」、自分が現在いる場所または住んでいる場所が認識できない「場所の見当識障害」、日常的に接している家族や周囲の人たちを認識できない「人物の見当識障害」に大別される


肝性脳症(かんせいのうしょう、hepatic encephalopathy)とは、肝臓の機能低下による意識障害である。別名を肝性昏睡(かんせいこんすい、Hepatic coma)とも、また門脈体循環性脳障害とも言う。肝硬変が進行した場合や劇症肝炎などの重篤な肝障害によって引き起こされる。まれに先天性尿路回路欠損を伴うことがある。

直接の原因については不明な点が多いが、肝機能低下により血液中にタンパク質の分解生成物であるアンモニアなどが増えることにより引き起こされると考えられている。しかし、血中アンモニア濃度と症状の程度は必ずしも相関しないため、原因はアンモニアのみによるものではないことが示唆されている。アンモニア以外の原因物質としてメルカプタン、スカトール、インドール、単鎖脂肪酸、芳香族アミノ酸などが考えられている


肝性脳症の段階[編集]通常、5段階に分けられる。

I:睡眠リズムの逆転、あるいは周囲に対する無関心など。
II:見当識の障害や、計算、書字などの障害が見られる。羽ばたき振戦(Asterixis, flapping tremor)と呼ばれる、腕を伸ばしたり手を広げたりしたときに、粗くゆっくりとした不規則な震えが起こるのが特徴。
III:ほとんど眠った状態になるが、外的刺激に対しては反応して目を覚ます。ときに譫妄状態になったり、割合すぐ感情的になり、パニックや癇癪を起こしながら声を荒げたりし、時には暴れだす。(※皮下脂肪型肥満の女性患者が肝硬変に患ってしまった場合、合併症の肝性脳症に罹患をしたときに見られる。)
IV:完全に意識を消失するが、痛みに対しては反応する。
V:すべての刺激に対して反応しなくなる。
治療法[編集]内服薬や、特殊アミノ酸製剤などの注射薬で血液中のアンモニア濃度を低下させる。それとともにタンパク質摂取を制限する。また、血漿交換療法や吸着式血液浄化法が行われる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿