江戸将棋川柳 ブログ

■江戸町民の洒落を将棋川柳で振り返る■

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踊り子と金

2011-05-15 | 遊郭、女郎、遣り手

金につまづいて踊り子ころぶなり  <28篇>

あおのけにころんで金を拾うなり  <37篇>

元禄年間ころに

 踊り子なる

商売が出てくる。

たいがいは

男を相手の

 女衆を意味する。

 

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桂馬

2011-04-29 | 故事、戦

高上がりするなと桂馬建てて置き <52篇35>

下乗でも桂馬の次へ鑓を立て  <56篇11>

戦国の世

万が一の発布令 

高札と同じく

城内の入城規則。

 下乗=寺社や城内に

馬を乗り入れることを

 禁じる制札。

 

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と金

2011-04-17 | 

うらかえし兵吉も金兵衛となり   <玉の光・弘化年中>

うろたえて金を成り込む下手将棋   <105篇39>

小駒は

敵陣に入ると

金になるが、

金まで

裏返してしまう へぼ。

 

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花見の季節

2011-04-10 | 賭け事・遊び

金になる顔四つ五つ初さくら <武15篇12>

桜の季節。

サクラと言っても、こちらのサクラは

金のある旦那の懐を狙う 

 胴元の仲間。

さあ、どうする。どうする旦那衆。

飛鳥山さて雪隠に困るとこ  <明四礼7>

花見の名所で

困ること、それは

酒、弁当で

後はトイレ。

どこだ、どこだ。

困る困る。

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争いに勝つ

2011-03-26 | 商人・職人・男

達引きに勝ちは勝ったが座敷き牢  <明七松>

馴染みの遊女を巡って

意地比べ、無理を尽くして

恋敵に勝ったものの

 親父に見つかり

座敷牢に閉じこめられる。

しなえ打ち上からぴしゃり打って逃げ <明五満>

平手打ちとも言う。

将棋にすれば、さしずめ

  王手飛車と打って

掛け金を手に、素早く勝ち逃げ

というところ。

 

 

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碁敵

2011-02-19 | 賭け事・遊び

碁の客に勝っては将棋倒し也  <28篇31>

碁敵は憎さもにくし懐かしさ  <初篇36>

遊びの相手が顔を見せないと

落着かない。 

たまに見えた客人と一番勝負

 二番勝負と

碁に夢中になり  

控えお供の下人は

皆、ごろ寝。

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飛車手王手

2011-02-14 | 将棋その他

飛車手王手をする時のその早さ <万 明和7>

今は

王手飛車と言っているが 

  江戸の昔は

こちらが正しい呼称だ。

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放れ駒

2011-02-12 | 故事、戦

東寺へぶらり渡辺の放れ駒  <151篇30>

渡辺とは

  源頼光の四天王のひとり。

東寺に

 恐ろしい鬼が 

出没すると言うので

 ひとりで確かめに行き

左手を打ち落す。

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やっかいなもの

2011-02-05 | 入玉・逆王

入王の寄せ手残らず跡じさり  <144篇4>

入王は兵金物をばそば遣い  <117篇8>

入玉ほど  

やっかいな物はない

攻め駒も

自陣に向かって

後もどり。 

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王と玉

2011-01-29 | 故事、戦

肴屋が助言入り王負けにせず      <141篇27>

中国の春秋時代、

越王の勾践が

呉王の夫差に会稽山の戦いで敗れ獄中に。

肴屋に身をやつした勾践の家臣の

 苑蠡(はんれい)が

獄に近づいて励まし、

後に呉を滅ぼす故事を下敷きにしたもの。

江戸者でなけりゃお玉が痛がらず   <1篇>

お玉は伊勢の女芸人 

伊勢詣りの客に銭を投げさせ、

顔に当たらぬように巧みにかわし人気を博した。

が、江戸者は気前が良くて

一度にたくさん銭を投げるから

除けきれず、痛がったと

江戸者の自慢の一句。

 

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