A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ドラ☆美保/灰野敬二/galcid@秋葉原Club Goodman 2017.8.12 sat

2017年08月14日 01時09分37秒 | 灰野敬二さんのこと


ドラ☆美保2ndDVD「艶舞」発売記念ライブ

【出演】
ドラ☆美保(ドラびでお+若林美保)
galcid
灰野敬二

開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,300(+1drink)



2014年にAV・SM界の新女王「若林美保」と2012年にドラマーを引退した後新兵器DORAnome3「レーザーギター」でエレクトロニクス奏者として活動する「ドラびでお」こと一楽儀光によるハイパー・メディア・ビジュアル・エロ・ショック・エレクト・SM・アート・デュオ「ドラ☆美保」の2nd DVD発売記念ライヴ。今年3月25日に同じグッドマンで開催された「レーザーギター復活記念ライヴ」で共演した灰野敬二に加え、海外で評価の高い女性エレクトロニクス奏者galcid(ギャルシッド)をゲストに迎えた電子楽器三つ巴ライヴ。
【実録!灰野敬二の三日間 2017.3.25-30】ドラびでお/若林美保/吉田達也/KERA/BOBO/なるけしんご/ニンニ/川口雅巳/山崎怠雅/藤井政英/鳥井賀句

●galcid


公式サイトによると「Lenaによるソロユニット。齋藤久師をプロデューサーに、13年結成。アナログ・シンセサイザー、モジュラーを巧みに使いこなす、「完全即興」スタイル」とのこと。齋藤久師はテクノポップ/ゲームミュージックのクリエイターらしい。出自はともあれ、ステージ中央のテーブルに設置されたアナログシンセの複雑に絡んだ接続コードの向こう側で、リズムを取りながらボードを操作するLenaは殆ど顔は見えないが魅惑的なオーラを放つ。ドラムのキックが前面に向けて放射され、明滅するスポットライトと同期して、聴き手の頭の中にハレーションを起こす。ジャンルで言えば「テクノイズ」になるのかもされないが、無味乾燥なホワイトノイズではなく、有機的なエフェクト音とキックが容赦なく放たれるベースミュージックは、生身のロックと同じ鼓動を持つ。筆者にとってはテンテンコ以来のノイズ女子との出会いが嬉しい。
公式サイト

●ドラびでお


前回のライヴで復活したレーザーギター(ギター型のキーボードで操作する電子音と客席に向けて放射するレーザー光線)ではなく、アナログシンセを使った最新作レーザーLEDモジュラーによる演奏。めくるめく変幻する大音量のエレクトロニクスサウンドと、バックスクリーンにレーザー光線が描く幾何学模様の乱舞が、聴き手の頭をコンフューズさせショートさせる。眩しくて目を閉じてしまうレーザーギターと違い、瞬きひとつせず見つめていられる今回のプレイは、実はよりダメージが大きいかもしれない。実際ステージ前で見ていて途中で頭がクラクラして、後方に避難したオーディエンスも筆者を含めいたようだ。

●灰野敬二


灰野のエレクトロニクス演奏は何度も観ているが、常に肉体の動きと同じ周波数で脈動する電子音は、ギター演奏やパーカッション&ダンスと同じ<灰野敬二の世界>を体験させてくれる。ドラムマシーンでアブストラクトなビートを鳴らし、両手両腕だけでなく体全体を使ってエアシンセを操作する。その動きを見るだけで、灰野ワールドに引き込まれてしまう。今回は一楽の紹介で新たな機材(新しいおもちゃ)を導入したという。途中から頭が麻痺状態に陥り余り覚えていないが、複数の電子機器の轟音の電子音の壁の向こうから、何かを訴えるような高周波の叫び声が断続して聴こえるような気がしたのがそれなのだろうか。身体が圧迫されるほどの大音量にも関わらず、終わった後の晴れ晴れした気持ちは、音に籠められたやさしさの効果だろう。

●ドラ☆美保+灰野敬二


ラストは若林美保が参加し、本日の主役ドラ☆美保の登場。ドラびでおも灰野敬二も視覚的要素たっぷりのソロを見せてくれたが、やはり女性のエロスが加わるだけで聴覚と視覚だけではなく全感覚が呼び覚まされるのが、芸術=アートのパワーと言えるだろう。美保の存在により、表現の地平が新たなレベルにアップグレードされる。今回はさらに灰野が加わることで、サウンドスケープの幅が縦と横に広がり、緩急激しいダイナミズムと豊潤なストーリー性とに満ちた演奏が繰り広げられ、衣服を徐々に剥いでゆく美保のパフォーマンスの昂奮を最大限に高める至極のアートを堪能した。<ヘヴィメタル+アイドル>=BABYMETALに匹敵する<ノイズ+エロス>のドラ☆美保は、世界的に評価されて然るべきだろう。勿論DVDで鑑賞するのも素晴らしい体験だが、生のライヴを観ることこそ、Once in a Lifetime Experienceに違いない。

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