A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

THE GOLDEN WET FINGERS@六本木 EX THEATER 2015.4.29(wed)

2015年05月02日 03時12分05秒 | ロッケンロール万歳!


THE GOLDEN WET FINGERS TOUR 2015 『DANCE ON FIRE 』
チバユウスケ(Vo,Gt)イマイアキノブ(Gt)中村達也(Ds)
 



今年1月8日中村達也50歳記念ツアーで2年ぶりに復活したロケンロートライアングルGolen Wet Fingers(GWF)の、3月21日からスタートしたDance On Fire(DOF)ツアーのファイナルが、ゴールデンウィーク(GW)初日のギロッポンにて開催された。
THE GOLDEN WET FINGERS@恵比寿リキッドルーム 2015.1.8(thu)



広いステージの中央に敷かれた絨毯の上にこじんまりとセットされたドラムとアンプは丁度練習スタジオの部屋のサイズ。時折絨毯の外へ出てアピールするも、演奏はほぼ十畳程度の範囲内で展開される。お互い顔を見合わせて、時折冗談を飛ばして笑いながら進行するステージは、ロケンローライヴでありながら、三人のプライべートなスタジオでの練習風景を垣間見せるリラックスした空気が流れていた。



バンドを結成して初スタジオ練習で、せーので音を合わせたときの感動は、いつまで経っても忘れない。何度ステージを重ねても、新バンドを結成したとき、メンバーが変わったとき、新曲が出来たとき、大きなライヴが決まったとき、その時々のスタジオ練習は期待と緊張が入り交じった独特の気分が喚起される。バンドとして何かを生み出そうとするその瞬間、メンバーだけにしか分からない連帯感と対抗心と劣等感と優越感と愛と友情と血と汗と涙が渾然一体となった感情が共有される。



それを初期衝動と呼ぼうが自己顕示欲と呼ぼうが魂の叫びと呼ぼうが構わないが、それを共有できる相手とバンドをやるのが最高の歓びであり、そんな相手に巡り会う為に人はロケンローし続けるのかもしれない。それはまさに炎の上の踊りに他ならない。ただし心の炎は移ろい易いので、常に同じ相手と共に踊ることが出来るとは限らない。そういう意味では、この三人の心の炎はこの1ヶ月強の間に共に最高潮に燃え上がったと言えるだろう。



約3ヶ月半に亘って燃えてきた心の炎は、この日のステージで一気に燃え尽きたのかもしれない。夢から醒めたようにメンバーそれぞれが個別の活動に戻っていく。しかしまたいつの日か、三人の炎が一緒に高まったとき、夢の中からGWFが再び姿を現すことを楽しみにしていたい。



一本気
金の濡れ指
炎の舞踏

THE BIRTHDAY(チバユウスケ)

The Birthday、10周年イヤー幕開け告げる「I KNOW」「MOTHER」

MANNISH BOYS(中村達也)

MANNISH BOYS、“2ケツ”と“3ケツ”で全国行脚する夏ツアー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【Disc Review】木管ジャズの... | トップ | 【来日決定!!】ロック詩人エ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロッケンロール万歳!」カテゴリの最新記事