A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二+SOON KIM@下北沢Lady Jane 2017.3.18 (sat)+【緊急告知】サーストン・ムーアと共演決定

2017年03月21日 02時01分22秒 | 灰野敬二さんのこと

(写真の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

3月18日(土) 下北沢Lady Jane
昴の星仲間
灰野敬二 (g, etc)
SOON KIM (as)


1st stage 7:30pm / 2nd stage 9:00pm (2回)
charge : ¥3,200(予約¥2,700)+ Drink Fee

最もラウドな<静かさ>を創り出して来た灰野が選んだ共演者は、オーネットに師事しハーモロディックを継承するKIMだ。



LADY JANE:下北沢で1975年1月、“ジャズと酒”の店としてオープン。劇団を主宰していたオーナーのせいで、たちまち“芝居と映画とジャズと酒”の店に変貌。客層もその関係者が多い。1979年より土日を中心にライブを始め、数年後には実験的なものを多く取り入れた内容になり現在まで続いている。(公式FBより)

学生だった80年代初めにジャズに興味を持った筆者は何軒かのジャズ喫茶やジャズバーに通った。吉祥寺に現在もある「メグ」は初めて行った時にオーネット・コールマンやローランド・カークをリクエストして断られたので足が遠のき、もっぱら南口の「A&F」に通った。会話禁止でリクエストカードを渡せば大抵のレコードはかけてくれた。渋谷にも2軒行きつけのジャズ喫茶があり、1軒は当時発売されたばかりにレーザーディスクがあって、アート・アンサンブル・オブ・シカゴのライヴ映像を観るのが楽しみだった。ただそれらの店はレコードや映像を視聴するために通ったのであり、ライヴ演奏はやっていなかった。当時ライヴを観るのはライヴハウスであり、中でもフリージャズ専門にやっていたのは荻窪グッドマンくらいしか知らなかった。その頃のLADY JANEのラインアップは分からないが、もし実験的なアーティストが出演しているのを知ったら週末ごとに通ったかもしれない。

2000年代半ば、灰野敬二は大泉学園のジャズクラブ「in F」に出演することが多かった。太田惠資(vln)、藤川義明(as)、翠川敬基(b,cello)、巻上公一(vo)などユニークなミュージシャンとコラボをしていたが、10年代に激減、代わりにほぼレギュラー的に出演し始めたのがLADY JANEである。日本酒中心のin Fに比べ、洋酒中心、バーテンダーの質、アートな内装を含めLADY JANEは由緒正しいバーの流儀を大切にしている。そんな店で灰野や他の極端音楽家の演奏を楽しむという贅沢は演劇の町下北沢の密かな悦びである。



この日は灰野と、オーネット・コールマンの最後の弟子のひとりと言われるSOON KIMの初顔合わせ。二人は他のミュージシャンからの紹介で出会ってすぐに意気投合したという。筆者もたまたまKIMのCDを聴いていて、ジャズの形式を尊重しながらも自由自在に奏でるサックスに新鮮な感動を覚えた。長身のKIMが右、灰野が左にどちらも座ったままのスタイルで1stセット。灰野の足下にはエフェクターが3個だけのシンプルなセッティング。乾いた音色のギターからアブストラクトなフレーズを紡ぎ出す灰野に対応して、アルトサックスで非対称的なフレーズを発生させる。起伏のある演奏熱量は、約1時間放出されたのち、何ごとも無かったように消失する。時間があっという間に過ぎた気がする理由は、演奏の多彩さに加えて、LADY JANEに我が家のぬくもりに似た居心地の良さを感じ取った為であろう。

2ndセットは灰野がシンバルとチャルメラと二管の笛を演奏。予期せぬ楽器の登場も微動だにせず音楽の行方に心を向けるSOON KIMの鉄板フレーズは1stセットより熱を帯び、何度か椅子から立ち上がり長身を反らして渾身の演奏。後半ギターに持ち替えた灰野も益々多彩な音色を生み出し、二人の音と心が絡み合いながら第3のサウンドが生み出し老舗LADY JANEの音楽の精霊に至福のときめきを齎した。

「ノンイディオマティック」を教義のように敬うあまり、ガチガチの不自由さに陥る本末転倒の自称”フリー”ミュージックを尻目に、「イディオム」と「なぞる」を別の次元で解釈すれば、フリージャズ原理主義者が想像だにしない自由が実現できることを、この二人は演奏中に心の目と目で伝え合ったに違いない。今後も継続したコラボレーションで理想的な共感関係を深化させて欲しいと願う。

フリーとは
形にならない
相関劇



【急報】灰野敬二がチャールズ・ヘイワードの代役としてサーストン・ムーアの来日公演に出演決定!
英国音楽/VINYL JAPAN presents
【THURSTON MOORE + 灰野敬二】
2017 March 22(wed) 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
L-CODE:77522
Doors Open 18:30/Show Starts 19:30
Ticket in advance 7,000yen (inc VAT)

【THURSTON MOORE + 灰野敬二 + 吉田達也】
2017 March 23(thu) 新宿MARZ
L-CODE:77416
Doors Open 18:30/Show Starts 19:30
Ticket in advance 7,800yen (inc VAT)

More informations at
英国音楽/VINYL JAPAN:03-3365-0910
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=【THURSTON MOORE + CHARLES HAYWARD】公演に関する重要な御知らせ =
すでにTHURSTON MOOREが本人のTwitterおよびFBページにて情報をあげておりますが、3/22(水)渋谷duo MUSIC EXCHANGEおよび3/23(木)新宿MARZにて開催を予定しておりました
【THURSTON MOORE + CHARLES HAYWARD】のジョイントギグにCHARLES HAYWARDが参加が不可能となってしまいました。
理由としましては先日、フランスにて行われた"THIS IS NOT THIS HEAT"の公演の際にフランス滞在中にメンバーが取った食事が原因でバンドメンバーの何名かがノロウィルスに感染してしまい、CHARLES本人も現在、健康状態が非常に良くない状況です。英国時間の3/19朝、ロンドンから東京へのフライトにて来日予定で、ぎりぎりまで健康状態の回復を試みましたが、今回、来日は厳しいという結論に達しました。
THURSTON MOOREは予定通り来日いたします。CHARLESたっての希望で、今回の公演のピンチヒッターとして灰野敬二さん、吉田達也さんが急遽、THURSTONと共演することとなりました。
初日3/22(水)渋谷duo公演は
THURSTON MOORE + 灰野敬二
のデュオ公演
翌3/23(木)新宿MARZ公演は
THURSTON MOORE + 灰野敬二 + 吉田達也
のトリオ公演
としして公演を行いますことを御知らせさせていただきます。
また、急なご案内となってしまったことを御詫びいたします。



























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