A Challenge To Fate

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【おやじロックは三単語】ブルー・オイスター・カルト/ブラック・オーク・アーカンソー/バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ/テン・イヤーズ・アフターetc.

2017年09月28日 08時36分50秒 | ロッケンロール万歳!


音楽ストリーミングサービスSpotifyは流しっぱなしにしておくと勝手に選曲して曲が流れるので重宝している。通勤電車で居眠りして最寄り駅で目覚めたら、何処かで聴いたような古いハードロックが流れていた。おおかっこいい、と思うとブラック・サバスやレインボーだったりして、聴かず嫌いしていた70年代ハードロックの新鮮な響きに喜々快々した。パープル・ファミリーが続いた後に突然ハーモニーメインのマイナー調のフォークロックが流れ出した。バーズかCSNYだっけ?と思ってスマホをみたら「Blue Öyster Cult」の文字。凡百のアメリカン・ハードロックだと思っていたブルー・オイスター・カルトのコーラス・ハーモニー豊かな叙情歌に、俄然興味が沸いてきた。他にも単語三つのバンド名が頭に浮かんだ。サザン・ロックを中心にブルースロックやカントリーロック、サイケやハードロックに多い三単語バンドのひと味違った燻し銀サウンドに慰撫されてみたい。

●ブルー・オイスター・カルト Blue Öyster Cult


ニューヨーク出身のハードロックバンド。結成は1967年と意外に古く、72年にメジャー・デビューし10作を超えるアルバムをリリース。バンド名は「地球の歴史を監視するエイリアン組織」の名称とのこと。70年代後半の「ゴジラ」の一発ヒットや、『ミュージック・ライフ』に載ったギタリストが4人並んだ写真のイメージが強く日本では損をしている。今でもギタリストが多いバンドは「ブルー・オイスター・カルトみたい」と呼ばれる。

Blue Oyster Cult - Don't Fear The Reaper (Single Version) (1976)



●ブラック・オーク・アーカンソー Black Oak Arkansas


名前の通り1970年に米アーカソンソー州で結成されたサザン・ロック・バンド。1971年から1976年までの僅か6年の間に実に10枚もの作品を米アルバム・チャートにランク・インさせ人気を誇った。日本盤もリリースされたが果たして日本での人気はどうだったのだろう。アメリカ南部らしいワイルドなジャケットが多く当時中学生の筆者はドキドキしていた。ダミ声ヴォーカルが好き嫌いが分かれそう。

Black Oak Arkansas / When Electricity Came To Arkansas / 1974



●バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ Bachman-Turner Overdrive


バックマン3兄弟とターナーにより1970年に結成されたカナダのロックバンド。当時の日本ではカナダも辺境ロックだった気がする。筆者にとってカナダは北海道のように広大な国というイメージがあり「ハイウェイをぶっ飛ばせ!」という放題も相俟って、トラック野郎のロックバンドだと思っていた。今聴いてもその印象に大きな違いは無い。

B.T.O - Roll On Down The Highway - HQ



●グランド・ファンク・レイルロード Grand Funk Railroad


70年代の日本ではレッド・ツェッペリンを凌ぐ人気を誇ったハードロックバンド。中学時代の筆者はグランド・パンツ・レインコートと呼んでいた(同じくオール・マン●・ブラジャーズ・バンドというのも)。3Dメガネで飛出すジャケットとか豪華な装丁も売れていたからこそ可能だったのだろう。ギタリストのマーク・ファーナーのオリジナルモデルのギターが欲しかった。

Grand Funk Railroad - Heartbreaker (Live)



●マーシャル・タッカー・バンド The Marshall Tucker Band


サザン・ロックでは個人名を冠した名前が多く、必然的に三単語バンドだらけになる。

1971年アメリカ南部のサウスカロライナで結成されたこのバンドも同じかと思ったら、今頃になってマーシャル・タッカーという名前のメンバーがいないことを知って茫然自失としている。イラスト中心のジャケットが魅力で、中学生の筆者はジェネシスと同じようなイメージで捉えていた。

The Marshall Tucker Band - Can't You See - 9/10/1973 - Grand Opera House (Official)



●ウィンターズ・ブラザーズ・バンド The Winters Brothers Band


テネシー州ナッシュビル出身のサザン・ロック・バンド。ジョニー・ウィンターが大好きだった廚二時代に音楽雑誌で見たこのジャケットのイラストが忘れられない。勿論ジョニーとは無関係だと知っていたが。結構宣伝された割にはパッとせず、本国でもこの一作でメジャー契約を切られたが、地元のインディーレーベルで活動を続けているようだ。

The Winters Brothers Band live at the Volunteer Jam in 1979



●ビリオン・ダラー・ベイビーズ Billion Dollar Babies


1969年デビューしたアリス・クーパーはバンドの名称でもあった。ヒット街道を走るうちにヴォーカルの個人名となり、73年にメンバーを一新しアリス・クーパーはスーパー・スターになった。残された元メンバーが結成したのがビリオン・ダラー・ベイビーズ。アリス・クーパー時代のヒット曲を名乗る自虐バンドか?。ヴォーカルがアリス似なのも痛ましい。今年春、オリジナル・アリス・クーパー・バンド再結成ツアーで和解した模様。

Alice Cooper Band Reunited - I'm Eighteen & Billion Dollar Babies May 14 2017 Nashville



テン・イヤーズ・アフター Ten Years After


65年デビューのイギリスのブルースロックバンド。69年ウッドストック・フェスティバルに出演し大々的な人気となった。筆者がギターを始めた頃、早弾きギタリストの筆頭に挙げられていたのがアルヴィン・リーだった。細かいピッキングで全部の音を弾くスタイルは、タッピングやライトハンド奏法が一般的になる以前の超絶テクニックに違いない。

Ten Years After - Good Morning Little School Girl - 8/4/1975 - Winterland (Official)



●ジョニー・ウィンター・アンド Johnny Winter And


百万ドルのギタリスト、ジョニー・ウィンターは中学時代のスーパーアイドル。パンクに痺れてギターの練習を放棄した後もジョニーだけは愛聴していた。高校進学時に買ったギターはグレコのファイアーバード・モデル。セックス・ピストルズも使っていたので問題なし。ジョニーの魅力は『狂乱のライヴ』のジャケット写真に凝縮されている。数年前にやっと来日したジョニーが椅子から立ち上がったときの昂奮が忘れられない。

JOHNNY WINTER AND: 1970 Clip w. RICK DERRINGER


おやじロック
若いときでも
おやじっぽい

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