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円安・円高がどうのこうの、と・・・

2016-10-16 | 考えてみよう。

円高・円安が、何故ニュースになるのかというと、
日本の企業業績を左右するから、それが国民の生活に影響してくるから。

円高・円安というのは、外国の通貨に比べて、日本の円の価値が高くなったり、
安くなったりする変化のこと、基軸通貨(今はアメリカのドル)に対して、どっち?
って意味なんです。

ま、為替の話しは興味が湧きにくいですが、しょせん、おカネを計算した時に出る"誤差"です。
でもコレ、もし1円分、円高になったら、つまり、「1ドル=120円」が「1ドル=119円」になったら、
例えば、トヨタの利益は、年間でどれだけ減るかというと、答えは、400億円です。

実はえげつなく、恐ろしい話し。
これはトヨタの利益全体の1~2%で、チョッとした景気変動くらいの規模になってしまう。
まぁ、それだけの規模で、輸出しているというコトにもなります。
逆に、日銀の金融緩和で年間20円分も円安になったこともありましたが、そのお陰でトヨタは、
過去最大の利益を叩きだしてもいます。

なので、上下の落差が大きいとインパクトも大きく出て、
経済ニュースでは「円安・株高」「円高・株安」の2点セットでよく話しが出てきます。
「円安になると、輸出企業の業績が良くなる予測が立つから、皆が株を買う」
「円高になると、輸出企業の業績が下がる予測が立つから、皆が株を売る」という構図。

円高・円安は、お金を計算したときの"誤差"に過ぎないかも知れないですが、
実際に日本経済に大きなインパクトを与えるのは、紛れもない事実のようです。

ところで、1円、円高になるだけでトヨタが400億円も損をするいう話しをしました。
でもコレ、輸出企業に限った話で、日本の国内総生産(GDP)における輸出の割合は、
15%くらいだそうです。

日本は、輸出をしているのとほとんど同じ量だけ、輸入もしています。
その多くは食料品の輸入品ですし、電気やガスをつくる燃料の石油やガスも輸入しています。
円安になったとき、その値段が上がり、つまり、輸出企業が利益を増やすのと同じくらい、
日本人の誰かが損をする仕組みになっています。

もう少し、ツッコんでみると、
GDPに対する輸出の割合は15%(73兆円)に過ぎず、輸出依存度は極めて低いです。
逆に、GDPの大半である59%(287兆円)を占めているのは家計消費。

日本がほとんど全てを輸入で賄う原油の価格は、だいたい、1バレル=約40ドル。
もし100ドルであれば、円安路線はとっくに破たんしてます。

大企業は市場が縮小する日本を見限り、為替リスクを回避するため、海外に拠点を移します。
その現実が、どういうコトかと云うと、円安路線は、高度経済成長期に通用した政策で、
政府や官僚は「日本が輸出大国」であるとか思い込んでいるのかも知れん、と云うコト。
日本経済構造が変わっていることを理解していないので30年~40年ぐらい古いスタイルで、
いまだにやってる。




円安になれば、輸出企業は儲かりますが、輸入をしている企業は損をするワケで、
実際、「円安で株が上がったからといって、企業の業績は上がらない」ケースも多くあります。

それなのに、なぜ全体の株が上がるのか?
現実では「円安・株高」「円高・株安」は、経済学の原則でもなんでもなくて、ユーロ圏とか、
イギリス、ロシア、オーストラリア等々、多くの先進国では、逆になることの方が多いです。

「円安・株高」「円高・株安」だと思うのは、日本特有の“慣習"というか呪縛か(笑)。

「日経平均株価に加えられている大企業は、輸出企業であることが多い」というコト、
それと、日本人の心理に、「円安になると株高になる」「円高になると株安になる」と刷り込まれていて、
円安の時は株が買われ、円高の時は株が買われるという風習で、結果的に、
「円安・株高」「円高・株安」が現象化する面が多々あります。

大企業はメディアのスポンサーであったり、政治家に大きな影響力を持っていたり、
結果的に、「円安・株高」「円高・株安」というイメージが強まっているという見方もあるので、
「円安・株高」「円高・株安」になる傾向はあるにしても、それは決して実体経済を反映したものではない。
と云うコトだと思います。

日本が農業や工業中心の時代であれば、自国でつくったものを「円安」で、安く海外に輸出して、
儲けることができました。
ところが、次第に日本は、外国から輸入した原材料を、高い技術で加工し、
付加価値の高い商品に仕上げる段階に移りつつあります。

ホンダやトヨタがいつかは、世界中から部品を買い取り、家庭用ロボットを作るかも知れません。
他国がまねのできないロボットなら、円高に左右されず、高い値段のまま外国に売ることができます。

それに外国に投資をする時も円高の方が有利です、少ないお金で、他国に多くの投資ができます。
他国企業を買収するのにも有利です。
これらは、他国の人材や設備を"原材料"として、先見性や智慧を使って成果を生む仕事です。
早い話しが、産業のレベルが高度になるほど、国全体としては「円高」が有利になってワケ。

そもそも円の価値は、他の商品と同じく市場(為替市場)で決まります。
円高になる理由は、外国人が円をたくさん買う(自分の持っているお金と両替する)からです。

外国人が円を買う理由は「日本の商品を買うため」「日本の企業に投資をしたいため」
「日本円で貯金を持っていれば、価値が崩れずに安心できるため」などなど・・・・。

長期的に円高は、「日本の価値」が高まった証であって、結果、良いコトではないのか。




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