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「テロ資金摘発センター」

2017-06-10 | 時事ネタ

6月5日、サウジアラビア、エジプト、UAE、バーレーン等の8か国が、
カタールとの断交措置を発表しました。
一部のメディアはこれを中東情勢の混乱と捉え、「テロとの戦いに影響が及ぶ」と報道していました。
ところが、サウジアラビアに訪問した本人であるトランプ大統領のTwitter発言は・・・

「私は最近の中東への訪問において、もはや過激主義に資金供給をする事は出来ないと宣言した。
カタールを示す首脳たちを見よ!」
(6/6 9:06)

「既に国王と50か国によるサウジアラビア訪問が成果を上げた事を見るといい。
彼らは過激主義への資金供給に対して強硬措置を取ると発言している。カタールへの指摘は全ての証明だ。
あるいは、これはテロリズムによる恐怖の終焉の始まりとなることだろう!」
(6/6 10:36~44)

と、サウジアラビアの行動はトランプ大統領にとって「物事がい~感じで進んでる」みたいです。
まぁ、どの国よりも優先して中東へ外遊し、2800億ドルの防衛協力などにも注目が集まっていますが、
テロ資金の寸断を意図した「テロ資金摘発センター」や「過激主義思想の闘争グローバル・センター」
とかいう国際組織の設立を支援しているコトはあまり報道されていません。

特に「テロ資金摘発センター」は、トランプ大統領がサウジアラビアのサルマン国王と「共同代表」に就任。
この出来事はイスラム圏で大きく報道され、50名近いイスラム圏の指導者が、その就任式を歓迎しました。
この式典について、サウジアラビア外相が、
「我々は西欧と世界に対して、『イスラム世界は敵ではない』というメッセージを送りたい」とメッセージを寄せ、期待を表明。
アメリカではギングリッチ元下院議長が「大統領はまさに外交政策の巨大なシフトを生んだ」
「メディアはこれを見落としている」とコメント。(まさに、そのとおり、)

で、いつものように、反トランプメディアに踊らされた国際社会とやらが、「テロとの戦いに中東の連帯が崩れる」
とかで、わー、わー、騒いでいます、日本も含めて。
この現象は、むしろアラブ諸国に浸透する「テロ」や「イランの脅威」を利用してスンニ派諸国を結束させ、
さらにサウジアラビアをアラブ世界の宗教的・政治的盟主として立てるコトでイスラム世界との関係を改善するという作戦。

カタールは以前より「ムスリム同胞団」という過激派に資金援助をしています。
で、それより以前に、アメリカはブッシュ時代にイラクのフセインを倒し、新政権を発足させます(マリキ政権)。
これにより、スンニ派であった政権がシーア派へ移り、このマリキ政権のスンニ派に対する冷遇が酷く、
そのためスンニ派は、シーア派に対する敵対意識が以前にも増し、スンニ派過激集団によるテロが過激化、
それに応戦するようにシーア派過激集団もスンニ派にテロを仕掛ける、という泥仕合。

そんな最中、スンニ派過激集団の中でも特に過激な集団ISISが満を持して登場。
彼らは、従来のような小規模なテロを行うだけでなく、首都バグダッド含めたイラク諸都市の武力制圧を狙い、
政権転覆まで企んでいる為に、チョッとやそっとで倒れない。
で、まぁ、無責任にも、世界の警察を辞めるといいだし、破壊したイラクをアメリカが放置したようなモノ。
なので、ケツ拭きをトランプ大統領がヤってる感じです。

それと、イラン(昔で云えばペルシャ)、この国はシーア派ですが、カタールはスンニ派。
本来、イスラムの歴史で考えると、敵対するのが普通なのですが、ここ最近、特に良い関係。
その他のスンニ派国(サウジアラビア、エジプト、UAE、バーレーン等々)がかなりの警戒中であった。
といワケで、このカタールには世界最大のアメリカ軍基地があります。
要するに、スンニ派から見れば、大変な抑止力となるのですが、シーア派、ハッキリいって嫌がっています。
その基地を持つカタールがイランと良い関係であると、マズいってコトです。(なんか、沖縄みたいですね)

ま、そういうワケで、今回のカタールに対する経済制裁とか外交関係の寸断は、「混乱」というよりも、
テロの根絶に向けた「アラブ社会の団結」の表れとして捉えていくべきで、切り口としてトランプ大統領は
スンニ派を選び、テロをなくし、イスラエルの問題や石油の問題、
所謂、中東問題を治めて行くのではないかと思えます。

サウジに対するトランプ大統領の対応を見ても、トランプ大統領は
「責任ある国家に対して、その国の『決断』を十二分に重んじる」傾向を持っているように見えます。
また、トランプ大統領がイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の聖地を歴訪し、
外交関係の再構築を断行した点を思えば、外交はもしかすると「信仰」を抜きに動かせない時代に
なったのかも知れません。

外交において、文化や信仰のレベルで相互理解を深めるコトが、
極めて重要な要件であることを再確認しました。



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