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厚黒学

2017-07-17 | 考えてみよう。

今月、7月に時事通信が行った世論調査によると、安倍内閣への支持率が、
前月から15.2ポイントも急落し、29.9%となったそうです。

これは安全保障関連法が成立した時よりも低い数字で、支持率が3割を切るのは、
第2次安倍政権が発足して以降、初めてのコトと報道されています。

内閣を支持しない理由としては、「首相を信頼できない」という項目で27.5%と、
前月より8.7ポイント増えたそうですが、
たぶん、加計学園の獣医学部設置をめぐる疑惑が、支持率低下を招いたのでは?と思われます。

で、その為かどうかは、わかりませんが、安倍首相は欧州からの帰国日程を早めて、
九州北部豪雨の被災地を訪れ、当初出席する予定のなかった、
「加計学園問題」についての衆院予算委員会の閉会中審査に出席する等を決定させたそうです。

安部政権打倒にしか興味のない民進党についても、蓮舫代表がとうとう「二重国籍」疑惑について弁明するため、
「台湾籍を有していないことが分かる」書類を18日に開示するコトを発表。
都議選の大敗で党内における求心力が弱まる中、問題を黙殺しきれなくなったのかと思います。

まぁ、とにかく、現在、永田町では、中国的な『面の皮が厚くて心が真っ黒であれば、大英雄になれる』
というような思想が通用しています。
これは「厚黒学」(こうこくがく)とかいうのですが、国会答弁でうまく嘘をついて切り抜けた人、
野党やマスコミの攻撃に長く耐えられた人が、生き残って大臣になったり、宰相になっていく様子をいいます。

安倍政権は、衆議院解散の時期を引き延ばしながら、なんやそれ?的な政策でごまかし、
「持ち直し」を試みると容易に推測されます。
政権への「誠実さ」とかいういものは望んでもムダなモノに朽ち果てたのか・・・・

で、ここから「厚黒学」(こうこくがく)のお話し、ま、文字を見れば、「ん?中国語」と思った人は正解。
これは清朝末期の四川省の思想家、李宗吾という人が過去の中国の皇帝や征服者の行動を分析して編み出した、
一種の処世術というか「成功の哲学」で、成功するには「面の皮はあくまで厚く、腹はあくまで黒くなければならない」
と説いた書籍のコトです。

現在「厚黒学」は中国でも復刻版(現代中国文)が書店に並んでいて、「厚黒学ビジネス」への応用とか、
派生本が数多く出版されています。 
日本でも葉室早生訳「厚黒学」が1978年に五月書房から、尾鷲卓彦訳「厚黒学―厚かましく腹黒く生きよ」が
1998年に徳間書店から出版されていますが、いずれも絶版です。
現在、2009年の黄文雄著による「厚黒学―腹黒くずぶとく生きよ」が心交社から出版中。

李宗吾の「厚黒学」は荀子の「性悪説」を論拠にしており、尾鷲卓彦訳によれば、
「いにしえの英雄豪傑にはかならずひそかに伝授されてきた成功の秘訣があるはずだ」と追い求めること数年、
偶然にも三国時代の数人の人物に思いいたった時、
「そうか、わかった、昔の英雄豪傑は、ただ面の皮が厚く、心が腹黒いだけなのか」と悟り、
「厚黒学」を編み出した、と記されています。



で、ザックリですが、この書籍の内容は以下のとおり。

儒家思想も間違いだらけ。
有徳者が天命を受けて、万民を統率、君臨するのが天子だと唱えても、現実はその逆。
有徳者ではなく、権力者、要するに「簒奪者が天下を取る」のが中国の歴史。
(簒奪(さんだつ)とは、本来君主の地位の継承資格が無い者が、君主の地位を奪取するコト
あるいは継承資格の優先順位の低い者が、より高い者から君主の地位を奪取するコト)


中国社会を律するものは、「情・理・法」。
優先順位からは、まず私情、個人的な思惑、人的なコネで、その次が道理、最後には法によって裁き、処する。
(韓国もコレですね、法治国家ではないのがよくわかる)

悪を制するには悪しかないから、極悪に勝つにはそれを上回る極悪非道の手しかない。
それが「厚黒学」の生まれた風土。

中国人にとっては、人権よりも「生存権」と「発展権」が最も大事。
西洋人のいう「人権」云々では中国では生きていけない、中国にとって最も大事なことは社会の安定。
ひとりのリーダーが党、政治、軍隊を牛耳らなければ、国家社会が不安定になる社会。
だから、絶対に三権分立や多党制をしないと公言している。
なぜなら、ほとんどの人間が「厚黒学」を地で行く民族であるから。

中国の官僚は中国全土の金銭と権力を独占している。
この構造が存在する限り、民衆は権力にすり寄らなければならない。
その結果、黒社会と自由経済の担い手たちは、官僚と結託して略奪行為に及ぶ。

父母の子供教育は、外に出たら「人に騙されるな」と繰り返しいう。
学校教師も「天下烏鴉一般黒」(世の中カラスのように真っ黒)と教える。
中国社会は、古来から騙し騙されする社会だから、日常的に「厚黒の学」を学んでおかないと自存自衛できない。

儒教教育は「仁たれ、義たれ」などの徳目の押し付け。
人間生活規範からの強制だから、外から押し付ければ押し付けるほど逆効果となり、
「偽善者」か「独善者」しか人間づくりができない、人間の本来ある良心まで奪ってしまう。

中国人のすべてが「詐」の人種。
中国社会で「詐道」ができなければ、生きていけない。
孫子兵法は冒頭から「兵は詭道なり」と語っているが、「詭道」とは人を騙す手立てのコト。

中国社会では「報喜不報憂」。
つまり、よいことだけを取り上げ、好ましくないことは隠すのが常套のやり方。

精神的に頼るものがない中国人は、現実的、実利的な民族にならざるを得なかった。
中国人が自他ともに認める「欲望最高、道徳最低」は、宗教心の薄い世俗化した民族性が由来。

政治的価値の「権力」、経済的価値の「銭力」が社会価値の主流。
中国では「権」が「銭」を生むので、数千年来、政治汚職が伝統文化になっている。
今でも政治汚職収入はGDPの5分の1、党高級幹部官僚20万人の財富が国富の70%を占める。

中国人は、自分が悪事を働いても、自分が悪いというよりも政府や社会が悪いと言い張り、
どうにもならない場合は、風水のせいにする、自己責任という考えは中国人にはほとんど存在しない。

道理の通じない世界では、力のみが唯一の原理であり、有効な手段。
中国人が、自分に非があっても絶対に「対不起」という謝罪の言葉を口にしないのは、単に厚顔無恥ということではない。
反省、謝罪したら、それで終わり。敗北、ひいては死を意味するから。


李宗吾は、伝統的な儒教価値観を"中国に栄光とともに大いなる停滞と閉塞をもたらした元凶"と断じ、
完膚なきまでに論破しました。

その思想は『厚黒学』という中に集約されるのですが、
当時清を侵食していた欧米列強と日本の前になすすべのない中国人を救うという名目から、
発表されると同時に大反響と空前の論争をを巻き起こし、近代最大の奇書とまでいわれています。

『厚黒学』は「厚黒学」「厚黒経」「厚黒伝習録」の三部で構成されており、
乱世を生き残るための処世術が随所に織り込まれていると同時に、
中国人の世界認識・歴史観・人間観を知る上でも参考となる資料です。


というワケで、日本の政治家さんも読んでますね、コレ(笑)。
で、実践してます、でも、結局は続かないんでんですよね。(悪魔が栄えたコトがないのと同じで・・・)




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