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革命家ムン大統領の誕生

2017-05-11 | 特定アジア3ヶ国

韓国のパク・クネ大統領の罷免を受けて実施された大統領選挙。
9日に投開票が行われ、最大野党「共に民主党」のムン・ジェイン候補が当選しました。
ムン氏は、国会議員2期目で大統領選に出馬、9年ぶりの政権交代で今後の政策が注目されています。

と、まぁ、それは韓国の話しで、日本ではなじみの薄いムンさん、チョッとヤバい感じがします。

両親は北朝鮮出身ですが、50年に朝鮮戦争が起きると、米海軍の艦艇に乗って韓国へと逃れたため、
1953年に韓国南西に位置する巨済島(コジェ)の避難民収容施設で産まれました。

母親の兄弟は韓国へは逃げておらず、北朝鮮に取り残されたままで、
2004年に、北朝鮮当局が実施した離散家族面会で再会するまで、会っていませんでした。
北朝鮮からすれば、ムンさんの親戚を「人質」にとっているコトになるワケです。

こうした経緯から、「文氏は北朝鮮に融和的な姿勢をとるのではないか」と懸念されていますが、
本人はこれをバッサリ否定。(否定するしかないですが・・・)

ムンさんの家族は釜山に移って生活しましたが、父親の商売が上手く行かず一家は極貧生活を送ります。
ハンギョレ新聞によれば、あまりの貧しさに、トウモロコシのおかゆの給食で食事を済ませ、
月謝が払えず、学校の授業の途中に教室から追い出されたこともあると伝えています。

で、まぁ、韓ドラでもよくあるように、ムンさんは、貧しさから抜け出すために猛勉強します。
地元の名門校である慶南(キョンナム)中学・高校を卒業し、特待生で慶煕(キョンヒ)大学に入学。

そして大学在学中の1974年に転機が訪れます。

ムンさんは、反共産主義を掲げる朴正煕(パク・チョンヒ)政権に反対する、北朝鮮の工作があったといわれた
学生運動に加わり、逮捕・投獄されてしまいます。
刑期を終えたムンさんですが、大学から除籍処分を受けたために、軍へ入隊。
その後、復学が認められ、司法試験に合格し、裁判官を志していた頃、運命の人、人権派弁護士のノ・ムヒョンに出会います。
彼らは意気投合し、ノ・ムヒョンとともに弁護士事務所を開き、学生運動などの弁護等をします。

ノ・ムヒョンといえば、第16代目の韓国大統領に就任した人物で、北朝鮮に融和的な「太陽政策」をとり、
結局、核実験をとめることができなかったというネガティブな評価くらいしかありません。

ムンさんは、そんなノ・ムヒョンから政界入りの勧誘をたびたび受け、国会議員への転身を決意し、
「ノ・ムヒョンの影法師」というあだ名を持つほどで、「太陽政策」を継承すると見られています。
テレビ討論では、太陽政策の是非について、「100%正しいとか間違っていたとはいえない」と述べ、
完全否定することはありませんでした。

ムンさんの主張を並べてみると、

「低い段階の連邦制程度は、次の政権で政権交代を実現させて必ず成し遂げる」

「(朝鮮半島の)統一は結局資本主義体制での統一になるだろう」

「いつになるか分からないが、政治・軍事的統一の道が自然に開けるだろう」

「独島(日本名・竹島)への挑発には決して妥協しない」

「戦時中に、朝鮮半島から労働力として動員された「徴用工」の対日補償交渉を求める」

「元慰安婦問題の「日韓合意」を見直す」

「(慰安婦の)少女像は生きている歴史教科書だ。釜山市民の少女像設置は、本物の独立宣言だ」

「少女像には、国に代わって元慰安婦の苦難の人生を慰労する国民の心が込められている。
恥ずべき歴史を踏みしめ堂々とした国へと進む希望が込められている」


他にも、
「自分が政権をとったら親日派を清算する。韓国の主流勢力を交代させる」と、
まさに反韓自虐史観そのままの主張。

「腐敗大掃除をして、その次に経済交代、世代交代、過去の古い秩序や体制、
勢力に対する歴史交代をしなければならないのです。
そのためには法的、制度的に根本的なシステムを備えなければなりません」

法と制度を作って、政治だけでなく経済においても、それ以外の領域でも古い世代を全部追い出し、
過去の秩序と体制を交代させるという「革命思想」そのもの。

「一番強く言いたいことは、わが国の政治の主流勢力を交代させなければならないという歴史の当為性だ。
そのように語りたいのだが、それは国民が心情的にもっとも望んでいるとしても少し嫌がる部分でしょう。
だから、大清算、大改造、世代交代、歴史交代、そのような表現を使っています」

ムンさんのこの主張、「歴史の当為」「正義」であると無条件に断定しているところが怖い。
(当為とは、「~すべきである」「~しなければならない」という意味)

自分の主張が100%正しくて政敵は100%悪だ、と断定する、非民主的な思考方式で、
これは政治家ではなく、革命家の語り口に通じるモノがある。

「アメリカよりも先に、北朝鮮を訪問する」と公言しているムンさん。
「韓国はアメリカにノーというコトを学ばなければならない」などとも主張。
これはもう、日本から見れば、北朝鮮も含めた「朝鮮半島危機」です。



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