夢千夜 1000dreams

漱石「夢十夜」へ挑戦する

1241夜

2017-03-15 18:37:53 | Weblog
私の母親は九十歳を越えた老婆で、よぼよぼであり、頭の働きも悪い。周囲の人たちから馬鹿にされ、厄介者扱いされている。子供に石を投げられても、口をあけて笑っている。しかし、私は母親がとてつもない超能力の持ち主であることを知っている。相撲取りのような大男でも念じるだけで簡単に心臓を止めることができる。母親はこの能力を生涯隠し続け、皆に軽視されて生きてきた。何度も相手を殺してやろうかと思ったことがあっただろうが、一度も自分の能力を行使することがなかった。そしてそれを行使しないまま死んでいこうとしている。
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