唯川恵さんと8人の恋愛小説作家との対談集。
江國香織さんは最初と最後の2回登場なので全9回分。
唯川恵さんや山本文緒さんの作品は最近ちょっとお休み中だけど、
以前は結構作品を読んで親しみがあったし、
現時点で一番大好きな女性作家である江國さんも登場する対談集とあっては、
これは読まずに済まされまいということで。
江國香織 愛だけで生きてゆける
山本文緒 恋愛小説のめくるめく未来のために
藤田宜永 男と女の美とセックス
小池真理子 恋の魔法。愛の呪縛
阿木燿子 人恋する心よ
柴門ふみ 結婚は女の勝利か逃げ道か!?
角田光代 二人で暮らす。一人で生きる
北方謙三 男女の心と性の向こう側
江國香織 恋をするほどドラマチックなものはない
どの作家もきちんとした恋愛小説を書かれる方々なので、
やっぱりそれぞれに恋愛観を確りと持っていらっしゃるのが読んでいても良く判るし、
しかも楽しくわかりやすく表現しているところは流石だなぁ。
小池真理子さんとの対談の中で出てくる、
女心を知ろうと思ったら男性作家の恋愛小説は駄目。
やっぱり女性作家の恋愛小説を読まなくちゃ。
という部分は冗談半分本気半分でなかなか面白い。
また北方謙三さんとの対談は、まさに飲み仲間との飲み屋での会話のようで面白い。
お二方とも随分と以前から交流があるようで、お互い存分に相手の面白いところを引き出している。
酒色の道を説く北方さんの話は男性からすると非常に面白いけれど、
文字通り真正面から受けてしまうような女性からするとどうかな?
こういう話を笑って切り返して昇華できるあたりは流石飲み仲間。
そして江國さん。最初の対談はイマひとつという感じがしたけど、
最後の対談は話も弾んでいて面白いなぁ。
その中で恋愛は楽しいかという話になったときに、
恋愛なんてちっとも楽しくない。
恋愛にルビをふるならコウカイ。
という唯川さんの表現は秀逸で、本のオビにも採用されていた。
もちろんこれは恋愛を忌避しているのではなくて、逢っているときは最高に幸せだけど、
逢えないときには相手のことを色々と想ってしまって気の休まる暇も無い…
というような恋愛のジレンマみたいな部分を表している言葉。
んんん、女性恋愛小説作家恐るべし。
やはり女心を読み解くには女性作家の恋愛小説を読み込まねば。
江國香織さんは最初と最後の2回登場なので全9回分。
唯川恵さんや山本文緒さんの作品は最近ちょっとお休み中だけど、
以前は結構作品を読んで親しみがあったし、
現時点で一番大好きな女性作家である江國さんも登場する対談集とあっては、
これは読まずに済まされまいということで。
江國香織 愛だけで生きてゆける
山本文緒 恋愛小説のめくるめく未来のために
藤田宜永 男と女の美とセックス
小池真理子 恋の魔法。愛の呪縛
阿木燿子 人恋する心よ
柴門ふみ 結婚は女の勝利か逃げ道か!?
角田光代 二人で暮らす。一人で生きる
北方謙三 男女の心と性の向こう側
江國香織 恋をするほどドラマチックなものはない
どの作家もきちんとした恋愛小説を書かれる方々なので、
やっぱりそれぞれに恋愛観を確りと持っていらっしゃるのが読んでいても良く判るし、
しかも楽しくわかりやすく表現しているところは流石だなぁ。
小池真理子さんとの対談の中で出てくる、
女心を知ろうと思ったら男性作家の恋愛小説は駄目。
やっぱり女性作家の恋愛小説を読まなくちゃ。
という部分は冗談半分本気半分でなかなか面白い。
また北方謙三さんとの対談は、まさに飲み仲間との飲み屋での会話のようで面白い。
お二方とも随分と以前から交流があるようで、お互い存分に相手の面白いところを引き出している。
酒色の道を説く北方さんの話は男性からすると非常に面白いけれど、
文字通り真正面から受けてしまうような女性からするとどうかな?
こういう話を笑って切り返して昇華できるあたりは流石飲み仲間。
そして江國さん。最初の対談はイマひとつという感じがしたけど、
最後の対談は話も弾んでいて面白いなぁ。
その中で恋愛は楽しいかという話になったときに、
恋愛なんてちっとも楽しくない。
恋愛にルビをふるならコウカイ。
という唯川さんの表現は秀逸で、本のオビにも採用されていた。
もちろんこれは恋愛を忌避しているのではなくて、逢っているときは最高に幸せだけど、
逢えないときには相手のことを色々と想ってしまって気の休まる暇も無い…
というような恋愛のジレンマみたいな部分を表している言葉。
んんん、女性恋愛小説作家恐るべし。
やはり女心を読み解くには女性作家の恋愛小説を読み込まねば。