本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

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文官vs武官。

2006-07-12 12:11:55 | 
   額賀長官「敵基地攻撃、法理論的には認められる」 2006年 7月12日 (水) 03:03(朝日新聞)

 額賀防衛庁長官は11日の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射をうけ議論されている敵基地攻撃の能力保有問題について、「他国から例えば精密誘導兵器で攻撃され、防ぎようのない時にどうやって国民と国家を守るか。その場合は相手基地を攻撃することもやむを得ない手段として、法理論的には認められる」との見解を改めて示した。

 そのうえで「現実的にどうするかは、きっちりと議論をしていない経緯がある」として「98年や今回の北朝鮮のミサイル発射を契機に、少なくとも与党内で議論されたらいかがか」と述べた。

 また、敵基地攻撃の議論に韓国大統領府が反発していることについて、額賀氏は「(日本が)戦後60年、自由に徹し平和を守ってきた実績を考えれば、理解してもらえると思う」と述べた。

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 以上引用終わり。

*この7/9の額賀防衛庁長官談話:「敵ミサイル発射基地への(先制?)攻撃は可能」論は今に始まったことではないらしい。
 56年、鳩山内閣で既に(当時はソ連を念頭に置いて)「敵誘導弾等の発射基地」を叩くことは可能、としている。

 ただ今回のこれは額賀自身の発案というより防衛庁(←これを自民党は「省」へ昇格させようとしている)サイドからの(←「ここは一つ長官様、一本釘を刺しておいてくらさいよ、ぷいぷい♪」とかの)要請に端を発している発言ではないかとの疑念がある。「党内で議論しろ」と言っているのだからその可能性は十二分にある。
 これはシビリアン・コントロールの逆である。
(だいたいが志方俊之なんて者は元々、というか、「学者の皮を被った軍人」そのもの・「自衛隊の別働隊」そのものじゃないか!)

 韓国報道官の「日本の侵略主義を警戒」するという発言に意外性は感じられない。
 
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*近代国家に於いては、文人も軍人も共に生産には携わらない。原理的には専ら消費するだけの存在であって、魚を獲るわけでもないし、ビス1本作るわけでもない。
(ただ北に於いては軍自身が資金調達を余儀なくされているらしい。これは後述する予定。w)

 文人は生産とその関係を組織し、軍は(可能ならば)文人をコントロールして生産とその関係にコミットする。政治にも当然(これも可能ならば、だが)口出しする。

*更に言うならば、軍人こそが究極の「消費のスペシャリスト」なのである。
 軍は自分達が生活することによって生活資材を消費し、軍事演習によって弾薬・燃料等を消費し(←これも財政難の北では思うに任せないらしい)究極的には「戦争」によって民間人を含んだ夥しい数の「人命」を消費する。職業軍人の職業とは、「人命を守る」ことなどでは更々なく、基本的には人を殺すことなのである。

奴は敵だ。敵は殺せ。(埴谷雄高)

 それを思えば我が自衛隊の諸氏におかれては、血眼になって「撃ちてし止まん」などと思い詰めて貰うより、せいぜい「盗撮」に精を出して貰った方が遥かに「平和」で好ましいことなのかも知れない。

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*北の保有する3種のミサイルのうち:

 スカッドは韓国を
 ノドンは日本を
 テポドンは米国本土を

 それぞれ射程に入れ目標にしているとのことである。
 困った人達だが(笑)これもアメリカ軍が全世界を席捲していることを思えば「お互い様」とも言える状況である。
 ノドンの精度は「狙った地点の半径2.5km以内のどこかに落ちるだろう」という程度のものらしいが、北から見れば標的は大都市・米軍基地・原発周辺etc.であればいいのだからそれで充分だろう。(勿論撃つ筈ないだろうと私は思うけど。w)

*米ソ冷戦時代には「米ソは愚かにも互いに相手の咽喉元に(核ミサイルという)匕首を突付け合っている」と評されたものだが、今はどうか。

 赤塚不二夫の漫画風に言えば、北の将軍様が爆薬を身に纏い、百円ライター片手に「死ぬぞ!火をつけるぞ!お前も道連れだぞ!ほれほれっ!」と脅しつけ、脅された方の日米が(←日本だけかな?)目をひん剥き跳び上がりながら後ずさりしている構図も或いは描き得るかも知れない。

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*重村教授によれば、北には近々ベネズエラのチャべス大統領というゴリゴリの反米主義者にミサイルを売るという商談があるらしく、成功したのかどうか、今回の発射はそのためのデモンストレーションとしての意味合いもあると言う。
 別の情報では北の現有するテポドン2は2発しかなかった(!)というのだから、そのうちの1発を使ってしまうからにはあらん限りのショーアップ効果が追求された筈である。
 (しかしまあ、この国って「なんでもあり」だね。w)

*「先軍政治」と言う。
 北は体制の生き残りをかけて「軍事優先」を建前にしている。
 軍の長と党の長を将軍様が兼務しその両方に秘密組織=密告制度を張り巡らしているため「文武両道」(?)というか、文も武もこれを覆すなど及びもつかないことらしい。数々の「クーデターの芽」(?)は悉く摘み取られてしまったという。

 軍の末端は、言ってしまえば「貧農出身」の青年である。
 国家困窮の真っ只中にあっても、党幹部は「舶来」製品に囲まれたリッチな生活が可能だろうが、下部軍人は食糧もなく続々と栄養失調に陥っているとの報道もある。

 さて、専制政治・独裁政治を根拠づける要因・論理的帰趨は古来一つしかないとしたものである。

分割せよ。而して統治せよ。

 これである。
 平たく言えば、我々下々の者同士が、本当の敵を見定められないまま対立・抗争の不毛なる日々に明け暮れしてくれないことには、専制も独裁も一日たりとも成り立たないのである。

 竜馬は元来水と油であった「薩長」の連合を成し遂げ、それが倒幕への主調音の一つを為した。
 聞けば民主党小沢党首は「幕末」を念頭においているということであるから、「駄目元」でけっこう(はあ?)、ありとあらゆる選択肢を考慮に入れ、全ての術策・策略・秘術・奇策・マヌーバを駆使して(はあ?みんな一緒?あっそ♪)腐敗ここに極まった「ポチ~安倍」ラインを打倒して頂きたいものである。

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