海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

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死滅回遊魚採集2017(とはいっても採集しない)  白浜田尻鼻サンゴが白化!

2017-11-19 18:44:06 | 死滅回遊魚採集

今日はサンゴファンに悲しい知らせが。

 

いつも訪問する白浜の臨海浦田尻鼻周辺のサンゴ群生に異変が生じ大規模な白化現象が続いているらしいです。

 

(これは昨年私が撮影した臨海浦でのテーブルサンゴ)

(これも昨年私撮影した臨海浦でのテーブルサンゴ)

記事はこちら

 

毎日新聞のこちらにもあります

で確認ください。

 

白浜の臨海浦にはテーブルサンゴやいくつかの枝サンゴが群生しているエリアです。同じ白浜でも 白良浜横の権現崎 円月島周辺 臨海浦の三か所ぐらいしかサンゴの群生が見られません。これらのエリアでは視界に30~80%という高密度なサンゴが生息しており権現崎のエリアでは沖縄と変わらないほどの群生があるのです。

 

密度からいえば 権現崎>臨海浦田尻>円月島かと思います。ただしそれぞれのエリアに生息するサンゴの種類には幅があり、権現崎はクシハダミドリイシが占有しており、臨海浦はクシハダやエンタクキクメイシなど、円月島は枝サンゴ、浜サンゴ、シコロサンゴなどバラエティに飛んでいます。

 

今回の臨海浦のサンゴの白化については 今年は台風が少なく水がかき回されることが少なく夏の猛暑で水温が30度以上になった日が多かったからということらしいです。それからいえば水の流れが少ないような臨海浦より円月島の裏水路方がダメージを受けているのでは?と懸念されます。

しかしながら・・回復基調にもあるとの続報朗報が寄せられているのでこれからサンゴ達の努力を期待したいです。

QUOTE・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今夏、和歌山県白浜町臨海の北浜海岸周辺で発生した大規模なサンゴの白化現象が回復していることが、海岸を管理する京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授(64)の調査で分かった。久保田准教授は「1カ月余りで回復に転じるとは思わなかった」と驚いている。

 久保田准教授は9月上旬の調査と対比しようと10月中旬、北浜海岸の第1岩礁を中心にした水深約1〜2メートルの海域をシュノーケリングで調べた。対象はサンゴ類とイソギンチャク類の計360群体。

 172群体と最も多いミドリイシ類は9月の調査で死滅状態に近い完全白化が45群体あったが、10月には3群体まで減り、9割以上が回復していた。キクメイシ類は全体の半分近くを占める40群体が完全白化していたが、95%が回復。ただ、イソギンチャク類は完全白化したままだった。

 久保田准教授は20年以上前から北浜海岸で定点観測を続けているが、今回のような大規模な白化現象は初めてという。「来年、暖かくなった頃に再調査して回復度合いを調べたい。このまま復活するのか、繰り返し白化がどのような率で起こるのか確認したい」と注目している。

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自然のなせることなのでどうしようもありませんが地球温暖化の一面が見えるのでしょう。

 



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