秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

拉致被害者家族会20年

2017-03-24 01:07:05 | 日記
拉致被害者家族会“20年”高齢化も深刻
2017年3月23日 NNN







北朝鮮による拉致被害者の家族が、「家族会」を
結成し、活動をはじめてから、25日で20年に
なる。家族らは23日に都内で会見し、一刻も早
い解決に向けた政府の対応を改めて求めた。

拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(78)「(解
決のために)これはと思うことすべて、やれるこ
とをやってきました。25年とか30年とか(節
目がくるのは)あり得ない」

横田めぐみさんの母・早紀江さん(81)「13
歳の子供(めぐみさん)が52歳になるまでの
間、どんな思いで北朝鮮でうめき続けているのか
考えてください。どうか真剣に日本人の命を救お
うという思いで、みなさんに立ち上がって団結し
ていただきたい」






家族らは、この20年、政府への要請や講演・
署名活動などを通し、解決を訴えて続けてきた
が、2002年に5人が帰国して以降、被害者
は一人も帰国できていない。

家族会結成当時から長年代表を務めていた横田滋
さん(84)が、体調を理由に会見を欠席するな
ど、高齢化が深刻になる中、家族は「今年中に解
決してほしい」と改めて訴えた。

拉致被害者の家族会結成20年 早期帰国の取り
組みを 3月23日

北朝鮮に拉致された被害者の家族が家族会を結成
し、救出活動を始めて、25日で20年になりま
す。家族は記者会見を開き、解決が長期化してい
ることに強い危機感を訴えるとともに、肉親の早
期帰国に向けた政府の取り組みを求めました。

この中で、家族会代表で田口八重子さんの兄の
飯塚繁雄さんは「いとしい家族を取り戻すため

に、親の代、兄弟の代が解決への道を切り開い






ていこうと立ち上がりましたが、20年たっても
帰国を果たせていないのは残念でなりません。政
府は拉致問題に最優先で取り組んでいただきた
い」と話しました。

また、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは
「めぐみは『助けておかあさん、お父さんと弟た
ちのところに帰りたい』と、心の中で叫びながら
生きていると思います。13歳の子どもが52歳
になるまでどんな思いでうめき続けているか考え
てみてほしい。命を救うことを真剣に考えてもら
いたい」と求めました。

増元るみ子さんの弟の照明さんは「残念ながら
20年がたってしまいました。いまだに取り返せ
ておらず姉に申し訳ないとしか言いようがありま
せん。悔いばかりが残る人生を送らなければなら
ないのかと思うと悔しくてなりません」と涙なが
らに訴えました。




拉致問題はことし、被害者の家族会が結成されて
20年、事件発生から40年の節目の年となりま
すが、こう着状態が続いていて、高齢となった家
族からは、帰国に結びつく戦略的な取り組みを政
府に求める声が強まっています。

進む家族の高齢化 時間との闘いに

20年がたち、ことし91歳と、拉致被害者の
家族の中で最高齢の有本恵子さんの母親は、解決
が時間との闘いになっていることを誰よりも感じ
ています。

神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さんは昭和
58年、23歳の時にイギリス留学を終えてヨー
ロッパを旅行中、北朝鮮に拉致されました。





母親の嘉代子さんは家族会結成後、被害者の早期
救出を求めて夫の明弘さん(88)と講演や署名
活動を続けてきました。
しかし、数年前から持病の心臓病が悪化し、今で
は活動に参加することがほとんどできなくなって
います。
去年4月に手術を受けた嘉代子さんは、外出の機
会も減り、食事など日常生活も恵子さんの姉や妹
の助けを借りるようになりました。

嘉代子さんは「体調が悪くなってからは、いつど
うなるか分からないという思いがあります。『と
にかく恵子が帰るまでは生かしてほしい』と神様
に願っています」と、今の心境を語り、肉親の早
期帰国に結びつく政府の取り組みを求めました。



再会果たせず亡くなった家族も

拉致被害者の親の中には、子どもとの再会を果た
せないまま無念のうちに亡くなった人もいます。

このうち、熊本市出身の拉致被害者、松木薫さん
の母親のスナヨさんは3年前、92歳で亡くなり
ました。
認知症を患い、15年以上にわたって入院生活を
送りながら、長女で薫さんの姉の斉藤文代さんと
ともに、息子の帰りを待ち続けてきました。
スナヨさんにとって薫さんは、3人の姉のあとに
生まれた待望の長男で、亡くなる直前まで「薫に
会いたい」とノートにつづっていたということで
す。

斉藤さんは「薫は行儀もよく、『お母さん、ただ
いま帰りました』ときちんとあいさつする子でし
た。ほっとさせるような優しい言葉づかいをする
から、母は、とてもかわいがっていました」と振
り返りました。

斉藤さん自身もすでに70歳を超え、体調に不安
を抱えていて、自分にとっても残された時間は多
くないと考えています。斉藤さんは「弟が帰国し
て父や母の墓前で『帰ってきたよ』と報告したい
。そのためにも政府には早く解決していただきた
い」と話しています。

2017/3/23 神戸新聞NEXT

拉致被害者家族会20年 有本さん母「もう命
が…」



拉致問題の早期解決を願う有本明弘さん(左)と
嘉代子さん=22日、神戸市長田区

北朝鮮による日本人拉致被害者の家族会が結成さ
れてから、25日で20年を迎える。神戸市出身
の被害者、有本恵子さん=失踪当時(23)=の
両親が22日、神戸新聞社の取材に応じ、「もう
待てない。今年中に解決を」と、恵子さんの早期
帰国を訴えた。

母嘉代子さん(91)は「会ができて、ようやく
拉致問題が認識された」と振り返る。

恵子さんが欧州で失踪したのは、1983年。
5年後、北朝鮮にいることが分かった。両親は国
会議員や外務省に安否確認を求めたが「相手にさ
れなかった」。横田めぐみさん=失踪当時
(13)=の拉致疑惑が表面化したのを機に、
97年、家族会を結成した。

2002年、北朝鮮は拉致を認め、被害者5人が
帰国したが、恵子さんについては「死亡」と主張
した。

有本さん、横田さんの両親ともに高齢化する中、
家族会は先月、「今年中」と初めて期限を区切
り、政府に被害者救出を求める活動方針を決め
た。

恵子さんの父明弘さん(88)は「米国で強硬な
トランプ大統領が誕生し、拉致問題が好転する
状況が生まれた」と望みを託す。

高齢などのため、体調が優れない日が続く嘉代子
さんは「もう命が続かないと、つくづく感じる。
この1年、私たちの生存中に恵子を返してほしい」
と力を込めた。



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森友学園問題――看過できない! | トップ | 校長らが面会し謝罪――横浜 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事