いよいよグラッシング(船体にガラスクロスを積層すること)の工程に入ります。
グラッシングの前に下地作りをせねばなりません。 その心は・・・
・ ガラスクロスがぴったりと船体表面に張りつくように凸凹の無いように表面を平らにする
・ 折りこむ場所(角とか)をぴったりとクロスが包むように角にはアールを付ける(最低でも6㎜径のアール)
組み立てた船体の表面には
・ 余分についた接着剤の凸凹
・ ビスの頭(沈めてはあるが)、ビス穴
・ 合板の割れ
・ 接合した角材の出っ張り
等々があり、これらをスムーズにサンドします。
角にアールを付けると接合部はこういう風になります。
この段々は、ガラスクロスを接着剤できれいに貼りつけた後で、さらにフィレット(接着剤入りのパテ)を使って今度は角ばらせて、接合したとき段差なくスムーズにつながるように加工しなおすのです。 (大変だ~)
見て見てっ!
船の先端部の複雑なカーブを・・・ステムは直線ではなく内側にカーブ・・・ボトムとガンネルは流線型に外側にカーブ・・・
この微妙なカーバチュアーが果たして生きるのかな・・・
この後はガラスクロス・・・と行きたいところだが、フィレットで穴ぼこを埋め、さらに表面を平らにサンドする作業になります。 ガラスクロスはその次です。