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「脳科学を活用して平凡から非凡へ(堀川一晃)」という本はとてもオススメ!

2014年12月05日 01時00分00秒 | 
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 「脳科学を活用して平凡から非凡へ」という本は、根拠のないマイナスの思い込みに気づいてその思い込みを白紙化し、そしてプラスの思い込みに変えて人生をよりよくしようということについて、その根拠から具体的な考え方等について分かりやすくまとめたものです。

 実は脳とは、梅干しを想像しただけで唾液が出てくることから、「本物の梅干し」と「想像上の梅干し」の区別はできないんですよね。
それほど脳はだまされやすいのですから、プラスのイメージを刻み込んだほうがいいのです。
たとえば、「私は積極的だ」と思い続けていると、脳がだまされて実際に積極的になることができるのです。

 この本では、具体的に自分の自己イメージを書いて分析できたり、思い込みのメカニズムについて分かりやすく説明があります。
また、自分とは「人間脳」「動物脳」「魚類脳」「自律神経系」「習慣系」「潜在意識系」などがありそれらが自分を作っているなどナルホドと思うことがたくさんありましたね。

 また、ワクワクしながら仕事などをやることが大切で、そのほか人を喜ばせることを目的にしたり、褒める、感謝する、尊敬できる自分にすることが大切ということがよく分かりました。

「脳科学を活用して平凡から非凡へ」という本は、自分をよりよくする秘訣が満載で、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・普段からマイナスのイメージばかりもっている人が、物事をいきなりプラスに考えるのは、かなりのムリがありまう。プラスにする前に、まずは白紙化して、ゼロの状態にすることが必要です。プラスにするのは、それからです。すでに絵が描いてある紙に上描きしても、すばらしい絵にはなりません。「ポジティブ・シンキング」を心がける前に、「白紙化」という作業を挟み込むと、結果はずいぶん違ってきます。「マイナス」→「プラス」という手順ではなく、「白紙化」のプロセスを加えることが成功への近道です。
マイナスの自己イメージ→「白紙化」→プラスの自己イメージ
白紙化は、とりたてて難しいことをするわけではありません。自己イメージがつくられたきっかけを振り返ってみるだけです。そうすると、ほとんど何の根拠もないことから始まっていることに気づきます。「マイナスの自己イメージ」だろうと、「プラスの自己イメージ」だろうと、実際には、根拠のない思い込みです。「どうして、ずっとこんなふうに思い込んでしまっていたのだろう」と不思議に感じる人もいるだると思います。

・自己イメージは自分自身の「思い込み」でつくられたものであり、「勘違い」の可能性が高いということです。しかし、その勘違いが何十年にもわたるその後の人生を築き上げてきたのです。

・マルツ博士は、人間の心を脳と神経系からできた仕組みと捉え、脳は目標をもったときに効率的に作用すると考えました。人間の脳は、思い描いたイメージをもとに、自分自身では意識していないにもかかわらず、自動操縦装置のようにそのイメージを実現していくというのです。サイコ・サイバネティクスの観点から、「誰でも理想の自分に近づくことができる」と説いたマルツ博士の書籍は、世界で約3000万部の大ベストセラーとなり、多くのビジネスパーソンやスポーツ選手を成功に導いてきました。

・脳科学の研究で明らかにされているのは、人間の脳は、現実の出来事と想像上の出来事を区別できないということです。梅干しをイメージしていただくと、いちばんわかりやすいでしょう。梅干しを食べているときのことを思い出してみると、何となく酸っぱい味が思い浮かんできて、渋い顔つきになり、唾液が出てきたりします。目の前に梅干しがあるわけではなく、食べているわけでもないのに、思い出しただけで脳は反応してしまっているのです。脳の記憶のなかに、「梅干し」と「酸っぱい」がリンクして保存されていて、「梅干し」をイメージするだけで「酸っぱい」という反応が引き出されます。脳には、本物の梅干しか、想像上の梅干しかの区別はできません。では、過去に誰かと口論して、非常に腹立たしい思いをしたときのことを思い出してみてください。思い出しただけで、嫌な気分になり、呼吸が荒くなり、心拍数が上がってきた人もいるのではないでしょうか。脳は、口論したことを思い出しただけで、体に信号を送り、ホルモンを分泌し、不快な気分を引き起こし、呼吸や心拍を増加させます。脳は「想像上の出来事」を「実際の出来事」と勘違いして、同じように反応を始めます。別の言い方をすれば、「脳はコロッとだまされる」ということです。プラスのイメージを思い浮かべると、脳はよいイメージと関連する記憶を呼び起こし、プラスの情報処理をします。脳の処理システムが最適な状態となり、力を発揮できるようになります。反対に、マイナスのイメージを思い浮かべると、脳はマイナスの記憶を引っ張り出してきて、不安や恐怖などの感情を呼び起こし、その処理に追われて手一杯になってしまい、本当に必要な情報処理ができなくなります。どちらの状態が好ましいかは、言うまでもありません。脳はだまされやすいですから、できるだけプラスのイメージを刻み込んだほうがいいのです。「私は消極的だ」と言い続けていたら、本当に消極的になっていきます。反対に、「私は積極的だ」と思い続けていると、脳がだまされて、実際に積極的になることができます。

・心理学者のエビングハウスによる忘却曲線も、学習から時間が経つにつれて急速に忘却していくことを表しています。しかし、反復学習をすることによって、記憶の定着率は3~4倍になることも明らかにされました。人間の記憶は放っておくと忘れるようにできています。忘れないようにするには、脳のなかで何度もリプレイさせることが必要です。勉強をするときには、復習が大事だと言われるゆえんです。その一方で、リプレイさせようと思っていないのに、自然にリプレイされてしまう記憶もあります。トラウマや不快な出来事の記憶は、本当は忘れてしまいたいのに、何度も思い出されて頭のなかで何度もリプレイされます。その結果として、記憶が定着して、ちょっとしたきっかけですぐに思い出してしまうようになります。脳の神経回路が効率的になり、思い出しやすい回路につくり変えられてしまうのです。「私はこれができない」というマイナスの自己イメージも、何度もリプレイされているうちに、神経回路がつくり変えられてできています。子供のころから繰り返し同じマイナスの自己イメージを頭に思い浮かべてきたために、記憶が定着し、簡単には忘れられないほど確かな記憶として、「マイナスの自己イメージ」が脳のなかに残っているのです。もちろん脳そのものに「クヨクヨ脳」や「苦手脳」はありえません。

・脳の状態がよくなると、脳がプラスの指令を出して、免疫系は防御能力を高め、ホルモン系は血液中に「良薬」を放出してくれます。逆に、脳の状態が悪化すると、免疫系の防御能力を弱めてしまい、ホルモン系は血液中に「毒薬」のようなものを放出します。高齢者になっても一度も病気をしていない人は「運がいい」と言われ、重い病気から治った人も、「強運の持ち主だ」と言われますが、病気にならない強運も、病気になっても治る強運も、脳の状態が相当影響しているのです。ちなみに野生動物は、生物として定められた寿命の一割前後の差で死亡します。寿命が20年の野生生物がいるとすると、18年から22年の間に生命をまっとうします。人間の場合は、30~40歳で亡くなる人もいれば、90~100歳まで長生きする人もいます。これほど大きな開きがあるのは、意識の持ち方やそれによって生じるストレスにも要因があると考えられています。「加齢」というのは、文字どおり歳を重ねることであり、365日で1歳、誰もが平等に歳を取ります。一方、「老化」には大きな個人差があります。老化の速度は、意識の持ち方や行動によって違ってきまs。これが人間と動物との決定的な違いです。動物は意識の力で寿命の長さを変えることはできませんが、人間は意識や行動次第で命を縮めたり、老化を遅らせて寿命を延ばしたりできるのです。意識次第で、体を健康に保ったり、体を病気に弱くしたりすることもあるわけですから、「思い込み」の力を軽視しないほうがいいでしょう。人間は直接免疫力に働きかけることはできませんが、脳を通して、間接的に免疫力に働きかけることができるのです。「思い込み」は意識によって変えることができますから、「思い込み」を変えて、脳を快適な状態にしてあげれば、健康増進にもつながります。

・<脳と体の特徴>
 ・「思い込み」が結果に影響する
 ・「できる」と思うと「できる行動」が生まれる
 ・脳は「想像上の出来事」でも「現実の出来事」と同じ反応を示す(梅干し)
 ・記憶の多くは書き換えられている(あこがれのマドンナ)
 ・「ご褒美への期待」で脳が動き出す(ドーパミン)
 ・よく使う機能は強化される(脳の神経回路)
 ・リプレイすると記憶が強化される
 ・生き延びるために脳はネガティブ思考になりがち
 ・考え方が脳の状態を変える(神経伝達物質、ホルモン、血流)
 ・考え方が免疫力にも影響する
 ・プラスのイメージで脳が快適な状態になる

・「白紙化」は、今の自分を否定することではありません。自分のことを「私はまじめで几帳面だ」と思っている人が、「私は本当はまじめではない。私は几帳面ではないんだ」と無理に思い込もうとするのは、白紙化ではなく、自己否定です。「○○ではない」「○○ではない」という考え方を続けてしまうと、脳は否定的なメッセージを受け取ってしまって、快適な状態になってくれません。「私はまじめで几帳面だ」と思っている人ならば、おそらくまじめな面をもっており、几帳面な面をもっているのだろうと思います。それを否定する必要はありません。しかし、別の面もたくさんもっているはずです。ときには、机の上が散らかっていてもまったく気にならなかったり、大雑把なやり方でも気にならなかったり、あるいは、不真面目な自分が心地よかったりすることがあるのではないかと思います。白紙化は、「私はまじめで几帳面だ」ということを否定するのではなく、「私はまじめで几帳面だというのは、思い込みではないか」と考えて、自分の枠をゆるめることです。柔軟に自分のイメージを見直してみるのが白紙化です。これまでもっていた自己イメージを全否定する必要はありません。固まっているマイナスイメージを溶かすことが大切です。そうすることで、自分の枠が広がっていきます。自己イメージをいったん「フワフワにする」という感じです。白紙化によって、少し自己イメージを溶かしてから、あらためて自分の望む自己イメージをつくっていきましょう。

・自分とは、思考や感情、行動や体調や運動に関わっている器官や機能の集合体です。まとめてみますと、次のようなものがあります。
 ・人間脳 人間らしい思考や判断や行動をつかさどる脳(大脳新皮質)
 ・動物脳 本能的な情動、短期記憶などをつかさどる脳(大脳辺緑系)
 ・魚類脳 生命をつかさどる脳(脳幹)
 ・自律神経系 数十億年の生命の知恵が凝縮した生命維持機能
 ・習慣系 人間の言動の9割以上は習慣とされる
 ・潜在意識系 人間の思考や判断の9割以上に関わっているとされる意識
このほか腸を含めることができるかもしれません。いずれにしても、たくさんの自分がいて、それらが相互に連携しながら、あるいは、せめぎ合いながら自分をつくっています。「私は一人」ではなく、体のなかにはいろいろな「私」がいるのです。何人の「私」がいるのか、それはよくわかりません。解明しようのない分野かもしれません。このように、「私は一人」という平凡な認識から「数え切れないほどいる」という非凡な認識に転換するだけでも、これからの「私」の判断や行動にプラスになる大きな変化をもたらします。

・難しい場面が出てきて高い壁にぶつかっても子供たちは一生懸命にその壁を乗り越えようとします。何度も何度もチャレンジして、やがて壁を乗り越えます。乗り越えたときの喜びはひとしおですが、興味深いことに、壁を越えるとすぐに、子供たちは次の壁に挑戦しはじめるのです。このとき脳のなかには、やる気を生み出すドーパミンが大量に放出されており、快感を生み出す神経伝達物質やホルモンが脳や体内を駆け巡っています。もし、子供なら勉強のとき、大人なら仕事のときに同じ状態をつくり出すことができれば、成績は大幅に向上し、仕事の成果は非常に高くなります。困難な課題であっても、喜んでチャレンジし、課題を乗り越えて、さらに大きな喜びを獲得します。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、実際、あらゆる職業の世界で高い成果を上げている人は、その仕事が大好きで、喜んでその仕事に取り組んでいる人たちばかりです。営業で成果を上げている人は、営業で新しい人と会えるのがとても楽しいと感じており、また、契約を獲得することがゲームのように大好きだと言います。研究の世界で生きている人は、研究が大好きで研究に没頭します。そうすると、いつのまにか成果が上がります。エンジニアのなかには、子供のころか機械いじりが大好きな人がたくさんいます。アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏やスティーブ・ウォズニアック氏は、機械やコンピュータが大好きで、非常に大きな成果を上げた人たちです。おそらく、喜んで楽しみながら仕事をしてきたのでしょう。数々の課題や困難に出会っても、それらをはね返しています。ゲームをしているかのように働き、ゲームをしているときの脳の状態をつくり出すことが仕事の成果を高める道です。そういう状態で働いていると、義務的に仕事に取り組んでいるという感覚はなく、ただ楽しく時間を過ごしているという感覚になります。仕事に限らず、生活面においても、自分づくりにおいても同じことが言えます。「こういう自分にならなければいけない」と義務のように感じるのではなく、「こういう自分になれたら楽しいだろうな。ワクワクするだろうな」と思って自分づくりをしていけば、自分づくりを意識することなく、目標とする自分に近づいていけます。簡単に言えば「ワクワク脳」、つまりドーパミンやβエンドルフィンが脳内でほとばしり出る状態をつくり出すということです。

・現実に仕事を好きにならなくても、好きになったふりをして、「私は意欲的に取り組んでいる」と思おうとすれば、脳はだまされます。「私はこの仕事が好きだ」「私は意欲的に仕事に取り組んでいる」と口にしてみるのもいいでしょう。そう思い込もうとすると、脳は真実だと思って動き出してくれます。

・ポーズを取ることで脳の働きが変わり、ホルモン分泌が変わるということです。力強いポーズを取れば、自信が湧いてきて、ストレスホルモンは低下していきます。同様のことは、笑いについても知られています。箸かボールペンを横にしてくわえると笑っているときの顔に似た表情になります。そのようにすると、楽しくないときでも気分が楽しい方向に傾いていくという現象です。きっと脳が「勘違い」して、楽しいと思い込み、活動状態を変えるのでしょう。

・「つらい」「苦しい」と思うときには、やる気が起こらず、積極的な行動は生まれません。脳内においてやる気の神経伝達物質が出ておらず、ストレスホルモンが脳の活動を低下させてしまっているからです。反対に、「うれしい」「楽しい」「おもしろい」と思うときには、課題に対して前向きに取り組むことができます。このとき脳内では、やる気の物質、快感の物質がつくられて放出されています。「できる」とプラスにイメージするか、「できない」とマイナスに受け止めるかで、何かができたり、できなかったりと大きな差が生まれます。「好き」「ワクワク」「できる」という気持ちでいると、予想以上のことができるものです。「好きだ」「できる」という思い込みと行動を繰り返すことで成果が上がってきます。そのような効果を生み出すのが「プラスの自己イメージ」です。うれしかったとき、楽しかったときのことを思い出すと、自分にとって何が喜びなのかというヒントが見えてきます。そのヒントをもとに「プラスの自己イメージ」をつくっていきましょう。

・プラスの自己イメージを決めたら、それを毎日確認するようにすると、より早く自分の目標イメージに近づいていけます。たとえば、手帳に書いておいたり、オフィスのデスクに張り付けておいたりすると、プラスの自己イメージをいつでも思い出すことができます。毎日一度はプラスの自己イメージを確認するといいでしょう。根強いマイナスの自己イメージを持っていた人は、いったん白紙化したあとでも、再びマイナスの自己イメージがよみがえってくることがあります。プラスの自己イメージに変えていくには、何度も何度もプラスの自己イメージを思い出して、脳のなかに染み込ませていくことが必要です。少し時間がかかりますが、繰り返しプラスの自己イメージを確認していくと、やがて脳のなかに新しい回路がつくられ、プラスの自己イメージが定着し、自然にそのイメージが出てくるようになります。脳科学的には、「習慣は3週間で変えられる」と言われていますが、この場合も同様といえます。プラスの自己イメージが定着すると、行動にも影響が出てきます。脳はその自己イメージを設計図のように感じて、設計図に合った行動を取ろうとしはじめます。たとえば「私は困っている人を助けることができる人間だ」という新たな自己イメージが定着してくると、困っている人を見たときに放っておけない気持ちになります。電車で座っているときに高齢者や障害者が乗ってきたら、無意識のうちに席を譲っているはずです。そうすると、「やっぱり、私は困っている人を助けることができる人間なんだ」と、自己イメージが強化されます。こうして、新しい自己イメージを設計図にして、自分の行動が少しずつ変わっていき、いつのまにか自己イメージどおりの行動をしている自分に気がつきます。

・人を喜ばせようと考えることが脳を心地よい状態にします。たとえば、誰かにプレゼントをあげようとするときに、その人の喜んでくれる姿を想像して楽しくなった経験はないでしょうか。プレゼントは何にしようか、どのような渡し方をしようと考えるだけで、前頭連合野が活性化し、ワクワクした気分になります。実は、人間の脳は「自分を喜ばせること」については一度欲求が満たされると、それを抑制するホルモンが出てブレーキがかかります。たとえば「おいしいものを食べたい」などがそうです(人によっては「別腹」をもっている人もいるようですが)。ところが、「自分以外を喜ばせる」ときに機能する前頭連合野は、抑制物質が出ないことがわかっているのです。つまり、自分以外を喜ばせることに関しては、それを妨げる機能はないということなのです。前頭連合野は、ほkの生物と比べて人間だけが特に発達した領域であり、人間の脳の特徴ともいえます。この部分がうまく働いているときが人間の脳はいちばん調子がよく、高い機能を限りなく発揮できる状態になります。自分自身が喜びを感じることをイメージすると脳の状態はよくなります。しかし、自分中心の考え方では、喜びにも限度があります。「人に喜んでもらっている」ことをイメージすると、喜びに限度がなくなり、さらにワクワク気分は高まり、脳の状態はより快適になっていくようです。

・自分を喜ばせることだけを考えている人に、周りの人はついていきません。やがて脳が活性化しなくなり、成績も振るわなくなります。自分以外も喜ばせることを考えて仕事をする場合はどうでしょうか。お客さんが喜んでくれる車を提供したいとか、お客さんにおいしいものを食べて喜んでもらいたいといった働き方です。医療関係の人であれば、世の中の人みんなが健康になることを願いながら働くことでしょうし、私たちのような教育産業であれば、将来を担う子供たちが幸せになれるようにお手伝いしたいと考えて仕事をすることです。こういう働き方の場合は、「お客さんに喜んでもらう」「世の中に貢献する」という大きな目的がありますので、一つの目的が達成されても、やる気が失われるどころか、さらにやる気が増します。飲食業の人なら、お客さんが「これは本当においしいね」と言ってくれたら、うれしくなって、もっとおいしいものをつくろうとするはずです。もっとたくさんの人に食べてもらおうとするはずです。調理とは関係のない立場で働いていたとしても、お客さんに喜んでもらったときのうれしさは変わりません。自分以外が喜んでくれると、自分もうれしくなるので、一定の目標が達成されるとエネルギーはさらに高まるのです。だから誰かを喜ばせようと思って努力すること自体が楽しくなります。ワクワクした気分で、「どうやったら、もっと喜んでくれるだろう」と考えます。脳はさらに活性化し、どんどん成果が出はじめます。当然のことながら、周りからは評価され、人間関係はよくなり、協力者も増えてきます。やることなすことがうまくいきやすくなります。

・誰かを「ほめる」ということは、とてもいいことであり、他者への貢献の一つです。それだけでも、十分に人の役に立っています。周りの人の長所を見つけてあげて、「いつも笑顔だね」「人にやさしいね」「プレゼンが上手だね」と一声かけてあげるだけでも、ちょっとした貢献です。ある人のたった一言のネガティブな言葉に影響されて、何十年も影響を受けてしまうことがあるのです。長所を見つけて一声かけてあげることは、相手にとっては、とても大きな貢献になるかもしれません。相手の長所をほめたときには、自分も悪い気分にはなりません。相手はあまり表情には出さないかもしれませんが、何となく喜んでくれる様子がわかるでしょうから、それを見てうれしくなるはずです。

・心のなかで「ありがとう」と思うことはもちろん大事ですが、「ありがとう」は何度も口に出して言ってみたほうがいいでしょう。他人に対する感謝の気持ち、自然環境に対する感謝の気持ち、食物に対する感謝の気持ち、生きていることに対する感謝の気持ちなどを口に出して言ってみましょう。「今日もいい日になりそうだ。ありがとう」「おいしかった。ありがとう」「今日は楽しかった。ありがとう」「今日も健康に過ごせた。ありがとう」言い続けているうちに、感謝の念がますます高まってきます。そういう気持ちが表情や態度に表れて、周りの人の印象を変え、次第にチャンスや幸運を引き寄せていくはずです。

・<自分以外を喜ばせて「ワクワク脳」に>
 ・人のためだと思うと、苦しいときでも力が出る(なでしこジャパン)
 ・人の役に立つことで、自分の存在価値に気づく
 ・人が喜ぶ姿を思い浮かべると、ワクワクしてくる
 ・社会への貢献を考えると、苦難も乗り越えられる(リンカーン、ケネディ)
 ・人が喜ぶと、自分もうれしくなる(ミラーニューロン)
 ・感謝の気持ちをもてば、幸せな気分になる

・「超訳 ニーチェの言葉」に次のような一節があります。「最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。」このニーチェの言葉に尽きると思います。自分のことを尊敬することが、理想の自分に近づき、運をつかんでいく一番の道です。自分自身で自分のことを価値のある存在だと認めることができるようになれば、気持ちは安定し、新しいことにチャレンジする意欲も湧いてきます。それは、周囲の人に好印象を与え、新たな環境をもたらします。「もっともっと尊敬できる自分づくり」これを生涯の自分づくりのテーマにしてみてはどうでしょうか。

・仕事や生活の各場面で何かを選択しなければならない状況に遭遇したら、どちらが「尊敬できる自分」なのかを判断して、選択していけばいいのです。「尊敬できる自分」という判断基準をもつだけで、判断に迷うケースがかなり減ってくるはずです。仕事や家庭生活のどのような場面でも、どちらがより「尊敬できる自分」であるかを判断してみてください。時間はかかりません。10秒も考えれば、答えは出ます。判断する時間を10秒脳に与えれば、脳はすぐに「こっち」と答えを出してくれます。人生は小さな判断の積み重ねによってできていきます。日々の小さな判断が脳に回路をつくり、それが自分の言動の90%以上を決定すると言われる潜在意識や習慣を形成し、「自分そのもの」になっていくのです。


面白かった本まとめ(2014年上半期)

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