母校110周年記念祭にて

2009-03-31 18:25:00 | Weblog
わが母校である
愛媛県立今治北高等学校110周年記念祭にて
7月4日に歌とピアノの演奏を依頼された。

私が卒業した高校は
今年 創立110周年を迎えるという。
ほぉーしらなんだ長く続くということはそれだけですばらしい。
もともと市内屈指の女子高として始まった我が母校は
1期生が生きていれば100歳超え!
そんなに長く続いているのか・・
県下ではsuper fly(スーパーフライ)の
彼らの母校としても有名らしい。

わたくし個人の 高校時代といえば
スポーツ万能 成績優秀では けしてなく
何も特に目立つところのなかった
ぽっちゃりした凡庸な生徒の1人であったので
こんな私でいいのであろうか・・
なぜか依頼を頂いて驚いている。

花の女子高校生時代
既にひたすら音楽の道へ進み始めていたので
授業が終わればピアノへ即効向かう日々。
昼休みも音楽室でピアノを弾かせてもらってたくらいなので
高校生活といえば先輩や彼氏と甘酸っぱい青春の記憶
なーんて記憶は微塵も残ってないのが
正直なところだ・・・思い返してみても寂しいけれど。

河にかかる橋を自転車で渡って校門をくぐると
古くて風情のある図書館があって
校庭裏の花坂神社の桜がきれいで・・・
成績といえば受験に関係ない科目はいつも赤点ばかりだったから
数学と化学の赤点追試の日々・・・くらいがすぐに思い出される。。。


それでもたまぁに甲子園に母校が出てると嬉しくてしょうがない。
高校3年間って誰にとっても甘酸っぱーぁい記憶なのかもしれないなぁ
あの年齢だから感じる感じ方ってあるよなぁ。


アスリートな日々

2009-03-31 18:01:54 | Weblog
予定日ウィークリーに入り
人生で最高にアスリートな生活を始めている。
妊婦さんというのはおとなしーくじっとしてたほうが
いいのかと思っていたが昨今の考え方はそうではない。
特に体に異常がない場合
妊婦さんは産み月になったらガンガン動くと
いい陣痛が来るのだそうだ。
いい陣痛と悪い陣痛があることもはじめて知ったが

ある助産院では
予定日が近くなると
「ハイ!じゃぁみなさんでピクニックに出かけましょーう!」
といってリュックにお弁当を詰め込みハイキングに出かけるのだという。
その方がいい陣痛を呼べるといういことらしい。
さらにデパートの階段登り降りなど
色んなジンクスの話を聴く。


ということで
1日1時間以上 西へ東へ散歩し
家は四つんばいになりピカピカに拭き掃除をし
スクワットを1日200回を自分に科して
人生で一度も味わったことのないくらいな
アスリートなウィークリーを過ごしている。

体を動かすことは快感だ。
足も逞しくなったような・・
今までなら考えもつかないことだが
産後にはもしかしてすごくスポーツが好きになってしまうかもしれない・・・
などと考えながら
ひねもすのたりと昼寝をするノラ猫ちゃんや
日中テニスコートで清清しい汗を流す
元気なお年寄りカップルを横目に
ひたすらスタスタと散歩を続ける日々。








待つこと

2009-03-27 11:28:27 | Weblog
ヨガ教室にて助産師さんに心強い言葉をもらった。

高齢出産?

いやいや、うちの産院で一番多い年齢層は
35歳から45歳なんだよ。ぜーんぜん大丈夫。
みーんな産むのが遅くなってきてるし
40過ぎて2人目3人目産んでる人はザラにいるよ。
その分体力はつけといてもらわないといけないけどね。

アラフォー世代よ、焦ることはない。
自分の生き方を自分で選択してきた結果が今なのだ。
仕事を持って好きなことをして旅をして
恋愛もして・・子供が欲しいと思ったら自分で決める。
そんな生き方をしてる人が多いんだなぁと
時代を反映している女性の生き方をあらためて頼もしく思った。


それにしても
出産というのは果実が熟れて落ちるのと似ていると思う。
だんだん熟してきて腹の下部に降りてくる。
自然分娩の場合はひたすら時期が熟すのを待つのだ。
早く産みたいと思っても薬を使いたくないので
自然に実が落ちてくるのをひたすら待つしかない。

二人の子持ちの友が言った

子供ってのはとにかく待たされるもんだから。
歩くのだって食べるのだって遅いし
なんでもこっちの思うようにはいかないのが子供なのよ。
横脇に抱えて走れば早いけれどそれじゃぁいけないのが子供。
ひたすら待たされる。今からそれの準備段階だねぇ。

待つこと

人生においてとても大切なテーマ。

人の心も 自分の状況も なかなか思うようにならない。

時期を待つ。じっと待つ。じたばたしないで無駄口叩かず待つ。


なんて難しいことだろう。








踏み込んではいけない場所

2009-03-25 21:00:40 | Weblog
人はなにげなく配慮にかけた言葉を言ってしまうことがある。
もうすぐ出産を控えて思い出すのは
我が親や周囲の人からのなにげない一言

子供はまだぁ?

40才を前にして女性にはプレッシャーのかかる言葉だ。

一番私にプレッシャーをかけていたのは
他の誰でもない 私の両親。
かくゆう彼らも7年も子供に恵まれなくて
養子縁組でもしようか・・と言ってた矢先に
私が授かったくらいだから 
周囲からの何気ない一言に嫌な思いを何度もしてきたのだ。
それなのに私に同じ思いをさせていることを気づいているかいないかしらないが
口を開けば孫の話をよくしていた。


いい病院紹介しようかぁ?
努力が足りないんじゃないのぉ?
あそこんちは二人目ができたってよ。
まぁ好きなことして子供いないってのもいいと思うけどね。

ぜーーーんぶ 余計なお世話なのだ。
個人主義が成立していない日本では
ある程度の年齢が行った嫁の立場である人には
周囲からの心無いプレッシャーにさいなまれることがよくある。
不妊治療で苦しんだ経験を持つ知人も多い。
何気ない言葉がどんなに傷つくことか。

自分の子供という親しさも相まって
母と父から孫の顔が見たい見たいと
実家に帰る度にずっと何年も言われ続けてきた。
可愛そうだと思いつつも
ひたすら笑って交すしかなかった。

普通はもうちょっと遠慮するだろっ・・・
いくら親子だからってデリカシーがなさ過ぎるっ
ほんとに嫌な思いを何度もしたものだ。

女は子供を産む機械じゃない。
いろんな選択があっていいのだ。

そんな状況に置かれた私を見て
家人はたった一度も子供が欲しいとは言わなかった。
私にかかるプレッシャーを何より配慮して

いてもいなくても夫婦。

といつもさらりと言ってのけた。
少し気持ちが軽くなった。

そうこうしてるうちに両親はあの世へ旅立った。
きっと最後まで孫の顔が見たいなぁという強い思いを抱いて。

振り返ってみれば 彼らは絶対この世では会えない運命だったのね。
想いが強すぎて空回りしたのかもしれない。

自分が親になった時に
どんなに血肉を分けた子供でも
絶対踏み込んではいけない心のスペースがあるということを
心に刻んでおきたいと思う。






ウキウキ

2009-03-25 20:48:45 | Weblog
WBCで日本が韓国を倒し死闘を制し2連覇した。
息を呑む展開。
日本の国民の2人に1人が見たという実況。
久々の明るいニュースに
爽快感で一杯になる。
スポーツは大衆を熱狂させ幸せな気持ちにさせてくれる。
にわか野球観戦のわたくしではあるが
妙に清清しい気分にさせてもらった。
決め手は10回表のイチローのセンター前ヒット!


スポンサーであったマックも優勝記念値下げセール!
パブリックビューイングに開放された秋葉原店では
祝杯用のコーラが観戦者達に無料配布されていた。
粋な計らい。
ただでさえ今は安い時期なのに・・
妊婦にファーストフードは好ましくないのであるが
あぁ・・・マックへ行きたくなるなぁ。

もうすぐ

2009-03-22 11:55:17 | Weblog
予定日まであと2週間
いつ産まれてもいい状況に。

初めて家人を伴い産院へ

人生初体験であろうと思われる
家人の産院体験。

休日中日にて天気もいいとくれば
待合室は大盛況。
人気の産院だけに土曜の午前などは
込み合う。

最初は驚いたのだが
最近は診察に夫を伴って来る妊婦さんが多いらしい。
若いパパ達がなんとはなく手持ち無沙汰な感じで
一緒に待合室に付き添っている光景をよく見かける。

最後に超音波検査の画像を家人に見せてやりたくて
同行してもらった。
多分人生初体験であろう産院の雰囲気に
ちょっと押され気味の家人。
座る場所もないので外でタバコをプカリ。

結局1時間近く待った後
診察室へ。

「いつもお世話になってます」
と 変な挨拶?

これが目でこれが口ですね
これが背骨で・・
口の辺りに手の平らしきものが見える。
頬に手を当てるようなしぐさをしている。
性能のいい機械だとどちらに似てるかまで
最近のはわかるらしい。

お腹は結構大きい方ですね。
と医師が言う

神妙な顔をしつつも笑いをこらえながら話を聞く家人

(腹はでかくほんとにこれ以上腹の皮が伸びようがないところまで
伸びた気がする。)

帰宅して
「お腹は大きいですねぇ~」と医師を真似して腹をナデナデする家人。

ほんとにどーなっちゃうのかここから先は未知の世界。

出産3人目の妊婦さんなんかみてると
堂々としている。
母は強し。経験は強し。

もうまもなく妊婦生活も終わる。

少しずつ入り始めたライブ依頼に
子供を連れてどうやって乗り切るかが
今後の課題。
1晩くらいだと母乳を冷凍しておいて
それを解凍して哺乳瓶に入れて
家人が面倒みてくれることになった。

お互いのスケジュールをやりくりして
子連れ狼 しとしとぴっちゃん しとぴっちゃんしとぴーっちゃん 生活が
始まる。







花粉鼻にぬってトール

2009-03-20 18:24:48 | Weblog
花粉と黄砂のダブルパンチで
ここ2,3日夜中眠れない日があった。
鼻水が止まらずのどが痒く痛いかんじ。

仕方ないので見たくもない深夜テレビをつけて
なんとはなくチャンネルを回し続けて時間をやりすごしていた。

花粉症の薬が飲めないということは
なんと辛いことか・・・

友人が電話で

「花粉鼻でブロック」みたいな名前の
鼻の入り口に塗る薬があってそれなら妊婦さんも大丈夫みたいよ。
それとマスクの2段重ねで少しは違うかも。

翌朝、急いで薬局へ走る。

この季節 ティッシュペーパー市場は
大盛況らしい。不況風なんかおかまいなしに
高級ティッシュがよく売れてるというのだ。
ローション入りとか絹ざわりとか色々出ている。
花粉対策コーナーも花盛りだ。
儲かるだろうなぁ・・この業界。
商売人の思う壺だと思いつつも
手を出さずにはいられない。
[花粉 鼻でブロック」は見当たらなかったので
花粉 鼻にぬってトール」にした。

どっちでも同じようなもんだろ・・。
綿棒で鼻の入り口にヌリヌリ。
けして見栄えがいい姿ではない。
年頃だったら絶対恋人には見せたくない姿。


でも これ、意外と効く。


・・・ケキョケキョ♪

2009-03-19 16:59:25 | Weblog
朝方4時頃必ず目が覚めて
トイレに行く。

今朝も薄明かりの朝方
メガネもかけずにトイレにフラフラと
入ると窓の向こうから

「・・・・ケキョケキョ・・・・・ンンン・・・ケキョ」

ウグイスの子供らしき鳴き声が早朝の静寂の中に
響き渡っていた。
子供だか大人で鳴き方が下手なのか
一冬越えて鳴き方を忘れたのか知らないが
確かに春の訪れを告げていた。

あまりの可愛さにパジャマのまま
玄関の外へ出てみる。
家の前の河を渡ったところにある大木の庭辺りから
春鶯の初鳴きがいつまでも響いていた。


今日はWBC キューバ戦
負ければ後がない大事な試合。
昨日は韓国に気分がわるぅい負け方をして
胸がムカムカしたが今日はなんとか首をつないだ。
国を背負って戦う試合は
侍ジャパンなどという大げさな名前をつけられて
選手のプレッシャーのことを考えると気の毒な感じだけれど
真剣勝負だから面白い。

明日はまた韓国戦。
韓国は日本戦というと歯を剥いてやっきになってかかってくる。
この人たちは敵に回すより仲良くして味方につけときたいなぁ。と思うほど
敵ながら惚れ惚れする素晴らしいチームだ。
かたや
日本人は韓国にはなんだか勝てないんじゃないか?という
弱腰なトラウマを何故か持ってしまってるところがあるようで
野球でもサッカーでも痛い目に合いつづけている。

応援しよう。明日が楽しみ。






上を向いて歩こう

2009-03-15 16:55:37 | Weblog
第七天国という
サイレント映画を見た。
フランク・ボーゼージ監督1927年アカデミー監督賞も取っているアメリカ映画だ。
淀川長治さん監修のシリーズに入っている。

名画だ名画だと聞いてはいたが
ほんとうにほんわかとした気分になる
名画だった。

さらにこの映画には
私が見るべくして見たらしい理由があった。

主人公の口癖で
「下を向いて歩くな 上を向いて歩くんだ」
というセリフから
あの永 六輔さんが
上を向いて歩こう」の歌詞のヒントを得たというのだ。
あの歌を工藤冬里さんとカバーしたのが
一昨年の秋。
近所の子供たちも大好きな歌で我が家でよく歌われていた。
この歌のルーツともいえるのが「第7天国」だったのだ。

第七天国とはユダヤ教の最上天にちなんでいるとか。
宗教のことはとんとわからないが
19世紀に書かれたような古い小説を読んだ時みたいな
味わい深い後味が印象的な一作。