明日はレコハツ

2007-02-27 21:01:23 | Weblog
明日は今年初めての東京ライブ。
そして新作Portraitのレコード発売記念ライブ
@渋谷 公園通りクラシックス
アヤコレット ソロ

ここは実は行ったことがない。
代官山にあったころは何度か演奏した。
なかなかいいピアノだった記憶がある。
ソロのコンサートは
考えてみれば愛媛県立美術館で
やらせていただいたダリ展コンサート以来
約1年ぶりかしら。

ソロでやるときは
音楽はより私に近いものに感じる。
背中がスースーするような感覚と
それとは真逆の前に出て行く感覚。

でも、個人的にはいつもソロでやってる感覚と
デュオやトリオでやる感覚は
そうは違わないな。
同じように音に入っていくだけだ。
第一、我々は演奏中に
目で合図したり足でリズムを取り合ったりしないし。
一度も顔なんか見やしない。
(けんかしてるんじゃないよ)
かっこよく言えば「音」で会話しているのだ。

違うものといえば
「気配」。
他者が音を出してくる気配。
そこにいて同じ音を聞いている気配。
これがソロになると
私と観客との間柄だけになるので
より会場の信密度が濃くなる感じはする。

いずれにしても
私の演奏キャリアはソロから始まったのだ。
原点回帰。

明日はちょうどいいわね。



動き出した予感

2007-02-25 21:55:38 | Weblog
5月にパリに行く事にした。
もとはといえば
GHOSTというバンドで5月にヨーロッパツアーをする
家人の応援に行こうと思ったのと
リジューという聖地にお参りに行ってみたかったのだ。

もとはといえば
ペールラシェーズ墓地で
エディットピアフのお墓参りを
した前回、今度こそはリジューに行って
ピアフの失明しかかった目を直した
ありがたい聖人テレーズを拝んでくるんだ。と
思っていたの。

おまけに
パリの友人が企画したいと言ってくれてる
ライブの企画が決まれば
もう1つ楽しみが増える。

パリの友人達にも久々に会いたいな。
親友サミュエル・ダニエル・晶子ちゃん
サミュエルのママ。マリー。
彼女は本当に愛に満ち溢れた人で
1人息子のサミュエルを育て上げた後、
(今たぶん50歳後半くらいか?)
育児放棄をしたという親戚の娘を
養子縁組し、現在パリで育てている。
それがフローラ。(わたしのパリのかわいい妹。
リョウタという名の犬を抱いている)
小さい頃、家庭の複雑な事情により
愛情を十分に受けられなかったことで
精神的に問題のあった子だったそう。
今はマリーが愛情たっぷり与えて育てている。
確かに普通の子供と何か違うけど
生意気で大人びたことを言うのだけど
かわいいやつだ。
アヤコレット!(私がパリで弾いた「アリとセミ」)は
わるくなかったわっ!(パ・マール)と
ライブの時、褒めてくれた。(彼女はまだ当時6歳)
このリョウタという犬!
人間と目で会話する。
サミュエルが日本好きで自分の犬に
リョウタとつけた。変わり者・・。


動き出した予感。

本日はチキンのトマト煮。
お隣の子供達が大好きだという
メニュー。いい匂いがしてきたら
たまらなくなって真似してよく作る。
パンにもご飯にも○。



新しい日々に

2007-02-23 12:27:05 | Weblog
東京へもどって身辺整理中。
仏壇が届いたりと非日常を受け入れるのに
時間がかかっているけれど
やることをやろう。

前々からやりたかった
歌詞の翻訳にとりかかっている。
昔のフランスのシャンソンの歌詞は
美しいものが多い。
人間的というか、普遍的というか
不条理な人の世を
説いたり
嘆いたり
謳歌したり・・・
シャンソンレアリストというらしいが
人生の機微を歌ったものが多い。
その中に
お経のように
呪文のように、ありがたい身につまされる言葉を
見つける。

ライブの準備の合間に
新鮮な言葉に触れる時は
ピアノに向かう時と
同じくらいの心の打ち震えを感じる
ひと時。


倉敷から大きな赤ん坊一抱えくらいの
大きな白菜が届いた。
スルメを入れて一夜漬けに。
朝、感動的な美味さの白菜漬けができていた。
こんなささやかな事に喜びを感じる。
日常のありがたさ。
平和な日常が少しずつ戻ってきている。

今はこれからの人生をどうやっていくか
ゆっくり考えつつ
どこから沸いてくるのか不思議なくらいの
多くの希望を胸に
時を過ごしている。







もどってきたよ

2007-02-16 14:23:14 | Weblog
アヤコレット 東京へ戻りました。

昨年の1月にママが入院。
それから1年。今年の2月までアヤコレは
人生最大の激動の1年を過ごしていました。

その間に地元愛媛の
松山 感動チームのみんなに出会って
今治バリバリFMさんや
南海放送FM愛媛あいテレビ愛媛新聞社さん、
若草幼稚園 今治幼稚園 虎岳幼稚園松山銀天街Docomoスタジオ
愛媛ケーブルテレビ
松山大学愛媛県立美術館海の見えるカフェ 
有)中村真珠店(gem中村)などなど多くの皆様に
お世話になりいろんな人との出会いがありました。
モアミュージック青木敏郎さん・大野八重子さん・工藤冬里さん・一色常道先生・・数え切れない出会い。

そして、いつも思うことなんだけど
いいことと悪いことは一緒にやってくる。
ひとつ得たらひとつ失う。
美輪さんの言うところの
正負の法則は本当だと。

2006年10月の夕陽がきれいな時間にママは息をひきとりました。
それを看取って安心したように
2007年2月の早朝、白い空の下、パパは静かに眠りにつきました。

その時、私の傍にはいつも
家人がいて支えてくれました。

たてつづけに式を行い
親戚やいとこたちが
心細い一人っ子の私を支えてくれました。
知り合って間もない
地元の友人達が心から私を支えてくれました。

不思議と寂しさはないのです。
背中をポンッと
押されたように
やるべきことをやりなさいと言われているような

そしていっぱいの感謝の気持ち。

この人がいなかったら
どうなってたかなぁ・・?
いったい全体・・どうしてたかしらん?

と思える人々とたくさん出会えていることの
ありがたさ。


アヤコレはなんだか生まれ変わったような
気がしています。

2/14 アヤコレット ソロアルバム Portrait (ヤマレコードYAMA002R)がでました。
パパとママにも
天国に持って行ってもらいました。

両親の最期に間に合うように制作させてくれた
ヤマレコに感謝。

奏でる音に
祈りと感謝をのせて

ありがとう。


宣言。

アヤコレは音楽生活に復活します。