ケイの読書日記

個人が書く書評

田房永子 「呪詛抜きダイエット」 大和書房

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 田房永子さんのコミックエッセイは、以前『母がしんどい』を読んでいろいろ考えさせられたので、今回も手に取った。これは…ダイエット本というより、自分のコンプレックスは何に起因しているんだろう?という自分探しの本なのかなぁ…。

 太っている事がイヤでイヤでしょうがないが、やせる行動をしない。すごい勢いでよく食べる。足りなかったらどうしようと思うから、2つ3つ買っておく。それを一瞬で食べちゃう。摂食障害の人が大量に食べた後、吐くのを繰り返すが、それはしない。
 まるで「太っていたい」と身体が思っているようだ。

 モテない人ではないと思う。ある種の男性(一人で平気、むしろ大好き)には、すごく好まれるようだ。それに、コミックエッセイの才能もある。大勢のマンガ家さんの中から、仕事を依頼され本にして、収入を得ているんだもの。
 田房さんは結婚して子供もいるけど、ダンナさんの収入を当てにしていない。むしろダンナさんより多いと思う。だから、気になるセラピーは片っ端から受けている。保険がきかない事も多く、料金は高い。
 それに、母親の過干渉が原因で実家と絶縁しているが、姑とはうまくやっているし、コミュニケーションが苦手なわけでもない。

 つまり外面と内面のトータルでいえば、平均以上の人なのだ。そんな人がどうして痩せたいと思っているのに痩せられないのか、不思議。

 (本人の解釈では)最後にその謎がとける。束縛はするが可愛がってくれた、おばあちゃん・叔母さん・お母さんよりも、幸せで自由でお金持ちで美しい女になっちゃいけない、という呪詛を自分にかけていたんだと。
 この部分がどうもよく理解できないが、いくら身内だからと言って嫉妬心はある。応援するふりをしながら足を引っ張ることは、よくある事かもしれない。


 それにしても、一緒に楽しく食事をした後、「太りすぎだと思うので、食べる量を減らして」とメールしてくる叔母さんって何者? いくら叔母・姪の間柄でも、そんなこと連絡してこないよ。この人、自分と姪は、一心同体だと思っているのだ。
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