ケイの読書日記

個人が書く書評

島田裕巳 「もう親を捨てるしかない」 幻冬舎新書

 | その他
 あまりにも衝撃的なタイトルなので、おもわず借りてしまう。
 著者が言いたいことはタイトルどおり、日本の家はかつて永続的なもので、子孫を絶やさないように、先祖を粗末にしないようにしていた。しかし、現代の日本の家は脆くなっている。その家に住む親子・兄弟・親戚の関係も脆い。
 子どもに介護を期待すること自体、ありえない。子供はそんな義務を果たす必要はないし、親はそれを期待できない。
 まあ、当たり前のことだね、ふんふんと読み進めていくうちに、ハタと気づく。

 そういえば、この本の著者・島田裕巳さんって、あの島田裕巳さん? 1995年のオウム真理教地下鉄サリン事件が起こった時、TVのワイドショーにいっぱい出演し、「オウム真理教は素晴らしい教団」「オウム真理教の第7サティアンは、ただの宗教施設」とせっせと発言していた、どっかの有名大学の宗教学者が、たしか島田ナントカと言ったっけ?
 でも、筆者のプロフィールにも、まったくオウム真理教の事は書かれてないし(当たり前か)本書にも一切触れられていない。

 気になったので調べてみたら…やっぱり、あの島田先生だった。そういえば、お昼のTV番組バイキングでも、彼を見かけたような…。
 もう20年も経つんだもの、復活するのは当たり前か。
 別に、島田先生が人を殺したわけではない。オウム真理教にコロリと騙され、利用され広告塔になり、オウム真理教の実態が分かった後は、激しいバッシングにあい、職を失ったわけだから、一種の被害者と言えるかもしれないが…。
 でも、宗教を研究してる一流の研究者が、そんなにやすやす騙されていいの?とも思う。
 被害にあった人たちは、TVのコメンテーターをニコニコ勤めている島田先生を見て、穏やかじゃないだろうね。


 で、話は最初に戻るけど、捨てられた親は誰が面倒みるわけ? 姨捨山を作れって話なの?
『本』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 又吉直樹 「火花」 | トップ | 群ようこ 「世間のドクダミ」 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL