朝日記161030 朝日記161030 「ヒラリーメール」を読みたいですかと今日の絵
みなさん、こんにちは。朝からヒラリー・シン・ボックス Hillary’s Inbox
にはまっています。
週刊誌の記事みたいで、朝日記のタイトルはちょっと品位に欠けますね。ポイントになるemailを邦訳しました。ご覧ください。
きょうの絵は a lady と woman as Klimat homageです。
(a lady)
24個ほどのメール交流の内容が公開されています。Hillary’s Inbox(
ヒラリーの中箱)です。(Hillary Sin Boxとも読めるところがおもしろい)
これは、‘悪名’高いWikkileaksからのものと理解していますが、このなかから
ポイントなる「ヒラリーのemail」の内容を 徒然こと 2でご紹介します。徒然こと3は 荒井の所見です。
まずは、その経緯を 徒然こと1にて 説明します。
徒然こと 1 コーミーの決意
FBIの担当ディレクターのコーミー(Comey)が クリントンの選挙側近のフーマ・アバーディン(Huma Aberdin)の夫 ワイナー(Anthony Weiner)氏の性的なネットページ(sexter)がタブロイド紙で暴露されまた。 そのなかに、クリントン候補のメールがリンクして残されていたというものです。 コーミーはその内容をみて、刑法上の問題として調査の決意をした。すでに本年の夏前の両党の候補決定の時点で、FBIは、クリントンの個人メールの管理は軽率であったという不問に付す見解を、下院議会の委員会に宣誓をして調査を閉じたのでした。しかし、今回 コーミーは、再調査の決意を、9月2日に下院の当該委員会に送っています。
これについてはすでに先の朝日記にて触れました。
朝日記161029 FBI、クリントン氏のE-メール問題でうごくことと今日の絵
http://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/05bb977920b1acf3d8d665af783a9926
詳しくは、たとえば ワシントンポスト紙の以下をご覧ください。
Computer seized in Weiner probe prompts FBI to take new steps in Clinton email inquiry
https://www.washingtonpost.com/…/0b1e9468-9d31-11e6-9980-50…
なぜ、コーミーは自分の権限で決意したかは、目下、アメリカ国内で甲論乙駁ですが、彼の立場が大方支持されるとおもいます。 四つあります。
一つは、議会の委員会で、さきの調査の内容について宣誓したが、十分であったか自分の倫理的責任を感じていたこと。
二つ目は、上司の司法長官であるLynch氏が、ヒラリーの夫君であるBill Clinton元大統領と空港の飛行機のなかで秘密に会っている事実があって、握りつぶされることを危惧したこと。
三つ目は、共和党候補トランプ氏は、この選挙は政府から、市場、軍、メディアにいたるまで仕組まれて(rigged)いることで、訴訟を起こそうとしていること。
四つ目は、Wikkileaksで、今回のヒラリーのemailがすでに漏れていて、FBIの責任がとわれる、つまり時間の問題であったこと。
徒然こと 2 「ヒラリーのemail」の内容のいくつかの紹介
1.民主党全国大会での公開用のヴィデオの内容の真偽について
3カ月まえ)9月28日の と 8月7日
Messaging re:新しい国家安全保障ヴィデオの件
11:10 pm 3 months ago )
ジェニファー・パルミエリ → ヒラリー・クリントン
(内容)クリントン夫人、国家安全保障関連グループは、あなたの(大統領候補)受託演説用の
生立ちの立証用ヴィデオを制作しました。 このヴィデオをご覧になることは時間の無駄です(あなたはすでにご自身の弱点をご存知だからです) 広報上の観点からこのヴィデオについてなにか、しておくこともしくは言いたいことが何かありますか? それに沿って 仕事をはじめます。 ジェン(Jenn)
2016年8月7日 民主党全国大会での公開用
国家安全保障グループ制作 クリントのDNCヴィデオ;民主党候補の別の側面をみよう
2.個人emailサーヴァーの公務使用に関する自覚について
(2カ月まえ)9月28日の
(内容) また、Wikileaksのこと!!!
11:30 pm 2 months ago )
ヒラリー・クリントン→フーマ・アベーディン 宛
また、Wikileaks絡みです。この時期にあなたの幾つかのemailが、私をつらい立場においているのですよ。この件でなにがおこるか、簡単なことではないようです。このニュースは、名前は伏しますがあの彼が、あきらかにロシア人と取引していることにあるのです。共和党はこのemail問題をいつまで続けるのだろうか?
11:43 pm 2 months ago )
フーマ・アベーディン→ ヒラリー・クリントン宛
クリントン長官、
本当ですね、彼らはイチゴ摘みで、あなたの後をつけているのかしら? 私は、我々の機関がロシアにある彼ら(我々の機関)のイチゴを使うことをさせないでしょう。 だれもロシアを信用しないのですから。我々の機関があなたの私的サーヴァーを使うことも許しません。もし、なにかで、あなたのサーヴァーが必要ならば、政府のサーヴァーよりも多分、ずっと安全としょう。 すくなくとも、あなたのサーヴァーならレッドテープの禁止も、超えます。また、われわれの仕事を遂行するに邪魔になる法的な問題も超えることができます。
12:12 am 2 months ago )
ヒラリー・クリントン→フーマ・アベーディン 宛
もちろんです! これが、私が、なぜ私用サーヴァーを第一に置いて使っているかです。だれが馬鹿げた規則と規制にいちいち付いていきたいとおもいますか? 政府の指導者が、(ミスを)心配して、バランスのために、たくさんのチェックを設けないことであってほしいです。 堕落したウォールストリートの連中は信用に価しません、彼らにはきびしい規制が合っています。私は、ここでひとつの国を預かろうと試みています。 アメリカの民は私を信用しています!
もし、ロシア人たちが私の国務長官時代のemailをハックしても、そんなことができるわけがありませんが、 彼らがそれを使って我が国となにか妥協をするようなことを見つけられるわけがないです。 もしロシアが私の娘と一緒のいる特派員を拘束したら、誰が助けるというの? ひとびとは、私の方に向かって従うこと、私が最高の選良なのです。
悲しいことです。
6:14 pm 4 days ago )
フーマ・アベーディン→ ヒラリー・クリントン宛
ヒラリー、Wikkileaksから私のemailのひとつが公開されました。これがあなたへの不運をもたらすことになっています。お詫びします。 フーマ
6:18 pm 4 days ago )
ヒラリー・クリントン→ フーマ・アベーディン宛
何を話したの?
6:25 pm 4 days ago
フーマ・アベーディン→ ヒラリー・クリントン宛
2015年のことですが、 あなたが あることについて拘っていて、困っているとジェン(Jenn)に話したことです。これは、 あなたが示したある件についてのことです。
3 FBIの調査再開について
1日前 (9月28日の)
調査の再開?
4:10 am a day ago
ヒラリー・クリントン→FBI特別機関 ゲーリー・スウィックラー宛て
ゲーリー、どういうことなの? ニュースで知ったのですがFBIが私のemailについての調査を再開すると決めたといま、聞いたところです。我々はこの件については済んだと考えてきました。なぜ、あなた方は私の選挙運動へのサボタージュをしようとするのですか?説明を要求します。
4:14 am a day ago )
FBI特別機関 ゲーリー・スウィックラー→ヒラリー・クリントン宛て
クリントン長官、本件については、まことに申し訳ないことであります。 私も、本調査については終わり、私自身のとしても処理は終わったと考えてきました。 明らかにコーミー部長は、(再開に)より確信に価するemailがあると申し出でています。私は、この選挙が指で数える日数に迫っているときに調査を再開することは馬鹿げたように見えると彼に説得を試みました。不幸にして、彼は私の忠告を無視しました・・・。 状況を聞き次第貴下にお知らせいたしましょう。
4:31 am a day ago )
ヒラリー・クリントン→FBI特別機関 ゲーリー・スウィックラー宛て
ゲーリー、できることは何でもよろしく。急いでください。 これは単純に受け入れ難いことです。あなたは想像できますか、人々が何を思うかを? 我々は、ホワイトハウスのもうすぐにまでに居るのですよ! 私は、私のemailが、この折角の機会を傷つけることにならないようにします。 もし、大統領やローレッタ・リンチ(司法長官)の関与が必要ならば、 言ってください、そうします。 そうなれば、あなたの地位についても、またFBIの地位についても徒では済まない事です。 可及的速やかに貴方からの返事を待ちます。
4か月前および17日前 (9月28日の)
調査インターヴュー
12:28 am 4 months ago )
FBI特別機関 ゲーリー・スウィックラー→ヒラリー・クリントン宛て
おはようございます。私はFBI,特別機関ゲーリー・スウィックラーです。私は、明日午前貴下とのインタービューでの担当機関の者です。ご承知のように、このインターヴューは、公式な合衆国政府事業を遂行するために、貴下の私的にして、安全保障上に不確かなemail サーヴァー使用についてのFBI調査です。貴下はインターヴューの間に宣誓は要しません、また、尋問が録音されることもありません。
私と私のチームは、以下に上げるいくつかのキー項目に興味がありますが、これに限定せずに、貴下とお話をする機会をうれしく思うものであります。
- 110件のemailを貴下からFBIに戻していただいていますが、これらには、貴下が送られ、受信した時機において、指定分類上の情報classifiedを含んでいるものがあります。
- 数千の数のemailがFBI,が調査実施中に発見されました。これらは、貴下のチームからは事前に当局に提出されなかったものです。
- 貴下の個人email システムは米国の敵からハックされる可能性があった。
どうか、私と私のチームからの幅広い質問へのお答えの準備をしてください。
ありがとうございます。明日の朝FBIの本部にて貴下とお会い申し上げます。敬具。
ゲーリー・スウィックラーFBI Special Agent
(メールアドレス)(電話番号)
10:03 pm 17 days ago ) 10月28日の
FBI特別機関 ゲーリー・スウィックラー→ヒラリー・クリントン宛て
クリントン長官
こんにちは。数か月まえにFBIのインターヴューから小職をご記憶いただけるとおもいます。 小職は調査を継続再開します。なぜなら、貴下のemailの調査について偽証の嫌疑があるからであります。
我々はつぎの件について貴下と検証していくものです。すなわち、“クリントン長官は彼女が使用している clintonemail.comのアカウントが公式な国務省の事業と繋がり、それが連邦記録保持法に抵触もしくは違反していることを論議した場であろう交流、会話、もしくは会合において、アドバイスを受け、注意を受け、または警告を受けたことが思いだせないこと、おおび如何なる交流、会話、会合にも参加したことが思いだせないこと”
米国民はこの一点について信用しないであろうこと、それを貴下が承知であろうことであります。 敬具。
ゲーリー・スウィックラー
徒然こと 3
*共和党候補ドナルド・トランプ氏が、女性蔑視のスキャンダル情報で、クリントン氏に対して6から8ポイント程度引き離されて、10月も末になり、クリントン陣営はあとは、残党狩りで、圧勝することをめざします。
一方 トランプ氏はこの選挙は八百長(rigged)として、劣勢に貶められていると主張します。それにしても、トランプ陣営は堅塁を護って、崩壊していません。
日本の日経も29日の朝刊も、クリントの既定の勝利予想として、その様子を囲み記事にするほどでした。その朝刊を見るころ、米国日付で28日は、FBIの担当ディレクターのThomas Comeyが クリントン調査の発表がしました。今朝 ワシントンポストでは、両者の支持の差が一挙に2ポイント台に狭まり、おそらく逆転するとみています。 こころなしか、クリントンの写真の表情が 衰弱しているようようで 哀れにも感じました。
*徒然こと 2は、ワシントンポストのページに、うわーっと現れたHillery’s Inboxというページ案内です。 Wikkileaksというビヒーモスかレヴァイアサンあるいはシン・ゴジラのような現代の‘情報怪獣’でした。
メールそれ自体がでてくるので疑う余地もないですね。
これでわかったことはふたつです。ひとつは、トランプがいうとおり、ポリティカル・コレクトで偽装されたエスタブリッシュによる仕切り(rigged)が国民につたわったこと。
もうひとつは、クリントンの(失礼ながら女性にありがちなプラグマティズムで)無邪気な傲慢さが露呈したことであるとおもいます。”Lock her up!!”の声がつよくなります。拘置された状態で選挙に向かうということも十分に考えられます。アメリカはダイナミックな国です。
どちらが勝っても 時代の急速な変化は波になっているようにおもいます。
しかし、不謹慎ながら どちらが勝かつか賭けたいところです。 わたくしはトランプにかけます。
ところで、日本の政府高官、国家機密に関与する人たちは、emailは公的と私的を区別しているのでしょうかね。
以上
注 調査の結果 このHillary's Inboxは、SAN(Secure American Now)という保守系の非営利団体の政策になるインターネット上のパロディーであることが判明しました。したがって「ヒラリーのemail」とカッコで括りました。しかしながら、よくできたパロディです。(2016・10・31荒井)
(Woman as Klimt homage)
ご参考までに
大統領戦をトランプを中心に追った朝日記のコレクションは以下です;
昨日は娘が連れてきたロンドン在住のフランス人と七里ガ浜に出来たばかりのBastides sur la merというフランス料理店で南仏ラングドック地方のワインを傾けながら3時間、かって読んだ「宝島」の作家スチーブンソンの「旅は驢馬をつ れて」についてから現在の世界情勢まで長広舌を振るったあと(英語で)、 Dan BrounのAngels and Demonの2度目をみて今日は日帰り長野にでかけて一日家をあけていましたので、朝日記は夜読みました。
慌ててCNNとBBCを見てこれを書いています。
今頃になってFBIが捜査にはいるとはかなり過激な展開ですね。日本では考えられない展開。さすが。
大勢のコメンテーターもかってなことを言って先は読めていないようです。
こうなったのではだれが大統領になろうとおなじ。勝手にしてよって感じ。
いよいよ荒天に襲われるのでしょう。日本には冷静な水先案内人はいないようですから。難破ってかんじですかね。TPPが吹っ飛ぶどころの騒ぎではないですね。いったい今まで何してたの?大局感のないスキッパ―が艦橋にたつとこんなことになる。憲法9条なんて吹っ飛ぶ??
AI
電通はアメりカが操る洗脳広告代理店であり、テレビ、新聞、週刊誌、ラジオ等のマスコミによる偏向報道によって、見事な洗脳に晒され続け、思考停止状態にある日本人は、自分自身の脳、すなわち思考そのものを点検せよ! 我々はハッ、と気付いて用心し、注意し、警戒すれば騙されることはない。 すべてを疑うべきなのだ!