マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

いざ、伊賀牛のすき焼きのおなり~

2016-12-07 15:22:54 | Weblog

部屋に通され、着物姿の仲居さんがすき焼きの準備にとりかかる。





 

お~~~っっと、久しぶり! どないしてはりましたん!

と言いたくなるほど。 前回はいつ喰ったのだろう。記憶にござらぬ。

そもそも、すき焼き自体、家庭ではやらなくなってるのではないか。

少なくとも私の身辺の実感である。 



 


鍋が熱くなったところでケンネ油をひき、肉を着地。 そこへ堂々の上白糖が雪の如く…





 

そこへ濃口醤油。 小豆島のマルキン醤油と聞いたような。



 

 

菜箸をササッと動かしながら、からませる、なじませる。

甘いとうまいはそもそも同義語だった。糖と脂の究極の組み合わせが美味くないわけがない。

手元の溶き玉子の中へ入れてくれる。



 

 

何をかいわんや・・・・・・なんにも言うな。





 

野菜が入って、一挙にすき焼きに突入。

 



家庭ですき焼きをしなくなったのは、家族だんらんの崩壊にあると思う。

ある時代まで賞与が出たりすると、家長は精肉店で竹皮に包んだ肉を買い込み、

家族の待つ家へいそいそと帰って行った。

それが単身赴任だの、子供の塾だのでバラバラにさせられた。 

すき焼きの無い家庭とは、不幸なる光景ではあるまいか。



 

 

肉が足りなくなり、追い肉。 ついでに地元で作っているという白滝も。

仲居さんが何を聞いても的確に帰ってくるし、家人この家の娘さんと見抜いた。

仲居さんの人手がまわらず、自分が手伝っていますとのこと。 

年齢からいうとベテランでもないのに落ち着き、頬笑みを伴うサービスが抜かりなかった。







社長はお祖母ちゃんで、父はまだ専務。 兄も働いていますとのこと。

家族経営はいいな。 うまいものを食わせる予感が漂っている。






 

ただ、すき焼き始まってしまうと、とにかく忙しい。

仲居さんに任せると、ホイホイホイと出来上がってしまう。

途中で何か別のものをとって、ワインでも抜いてみるか…みたいな気になれない。

大体、ツレは飲めないので、一足先にめしに行っている。

すき焼きでめしは、美味いに決まっている。

もうちょい、ゆったり勧める訳にはいかないものだろうか。







 

なんてことを思いながらも、私もめしを。

地元伊賀米の新米って言ってたかな。

日野菜の漬物も滋賀のものかと思ってたら、こちらにも伝わっているとのこと。

恥ずかしながら三杯も喰ってしまい、帳場にいたお兄さんに挨拶も早々に、

店の外へ。 腹一杯で夜空を見上げながら歩いた。



声を大にして言おう。すき焼きを! すき焼きの復権を!

明治初年、明治天皇の肉食宣言からの伝統的な料理だ。もう少し大事にしたいと思う。

まず家で。 そしてときたま、こうした専門店で、

手練なおねーさんに焼いて食べさせてもらいたい。

 

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