ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

ヘーゲルの修業

2006年12月12日 | 業績一覧
  牧野紀之著、鶏鳴出版(鶏鳴双書19)、1980年04月初版
  B6版並製、 217頁、定価1260円(税込み)

      内容説明

 普通は見過ごされてきた問題を解明してきた著者の「考える技術」とそれを身につける方法が紹介されています。

 第1部の「善悪と高低」はこの混同を正した最初のものです。後に「善悪と高低と好悪」と発展しました。

 第2部の「問題意識について」は、分かりきったものとして前提されている言葉を検討したものです。

 第3部の「知識としての弁証法と能力としての弁証法」は、弁証法をこのように別けて考えることを提案しています。

 第4部の「悟性的認識論と理性的認識論」はマルクスの『資本論』の内在的認識方法を説明したものです。

「マルクス主義哲学を笑う」は共産党系の哲学を分析したものです。


      目  次

第1部・前提

 ヘーゲル研究と素質
  善悪と高低

第2部・心構え

 カンパは乞食、オルグはお節介
 修業者の十戒
 問題意識について
 私のヘーゲル
 勉強の思い出

第3部・技術

 ヘーゲルとマルクスの登り方
 先入観をもって読む
 知識としての弁証法と能力としての弁証法
 文脈の本流と傍流
 適塾方式のすすめ

第4部・反面教師

 ゾレンの無力
 悟性的認識論と理性的認識論
 「マルクス主義哲学」を笑う(その一・失笑、その二・笑話)

付録・各論の難しさ