初冬の雑木林

夜半、すさまじい雨の音で目が覚めた。しかし朝からよく晴れて、気温も上昇、ワイフを車椅子に乗せて久しぶりの散歩。
現在は杉並区の保存林となっている、雑木林、半分以上が公園に整備され芝生の広場になって居るが、旧地区は昔ながらの
雑木が数十本、天を摩して並んでいる。
その真ん中に昨夜の豪雨の名残が有って、まるで大きな鏡のような姿で横たわっていたのでありました。

迷い蝶

秋の季語にもなっている、迷い蝶、物寂しさを感じさせる言葉です。部屋の前を何かが横切ったような気がしたので
カメラを持って飛び出したら、高嶺菊の咲く茂みにこの蝶が舞い降りて、花の上でじっと羽根を休めており、近づいて
観たら、可哀想に、片方の羽根がかなり傷ついております。
暫くして元気よく飛び立ちましたので飛行には差し支えないようで、それなりにほっといたしました。
蝶の正式の名前は解りません。

大文字草、秋冷にひっそりと。

人様に見せるほどのものではありません。
そもそも暑さと乾燥に弱い植物ですから、今年の季候は最悪といっても良いでしょう。
さらに、植え替えをしなかったので、貧弱な花しか咲がないと覚悟をしていたのですが、
植物棚を覗いたら、びっくり、健気な姿で数輪、ちらちらと咲いていました。
さぞかし手入れを怠ったアキラを恨んでいることと思います。
その性か例年よりピンクが濃いように思えます。やはり怒っているのだ！

眉刷毛万年青、満開。

お待たせしました。マユハケオモトが満開です。去年この珍物をお持ちになったTさんにも報告いたしました。
投稿された方が調べて、ヒガンバナと同じ科の植物と判明いたしました。
全体像？が解るように鉢まで画面に納めて撮りました。
この花、残念ながら香りは無いようです。やがて想像を超えた実が誕生？する筈ですが、だいぶ先の事になります。

眉刷毛万年青

昨年戴いた鉢が今年も無事に花をつけました。まだ満開では無いのですが、さらに大きくフックラとして、見応えが増すとおもいます。
栽培は思ったより簡単手間いらず、ただ植え替えは未経験なので、なにかで調べた上で実行しょうと考えてｐいます。

風鈴佛桑華。ふうりんぶっそうげ。

身の回りに花が少ない季節、お盆に相応しい花を探してみましたら、GUAM島で以前に撮ったアナログ写真が出てきました。
ハイビスカスの仲間だそうですが、祖先の霊を慰めるにはちとエキゾチックのようです。
終戦記念日の方が良かったかもしれません。昨日は38度超、本日は如何に、南無阿弥陀仏。

葦切の鳴く、終戦の夏。

写真は以前のものです。アナログ、しかも精度の悪い超望遠で苦労して撮った記憶があります。
行々子、ギョウギョウシ¸と鳴くあの鋭い囀りは、不明瞭な、ラジオ放送を更に妨げるように、坊主刈りの少年たちの頭の上を流れてゆく、65年前、今日と同じく烈日の下、アキラ15歳半ばの夏に刻まれております。

百日紅。

ただいま満開、といってもよくよく看れば、壊れた柄杓というか、安物の人形衣装というか、パラパラと広がった花弁が連続して咲くので、そのように見える、要するに非連続の連続というのが正解であろう。残念だが近くよって観る花ではない。
この時期、暑さを余所に空など見上げる人は変人の類だが、観るだけでも暑さを増長するようなこの花も、八月にはなくてはならない風物詩。烈日の下、ラジオ放送、油蝉の鳴き声、百日紅、などを記憶の片隅に鏤めて刻んだ男女、最早少数となった。

ギボシ、季節の花。

今盛りです。一日花なのですが、花穂が下から、次々に開花するので、花期が終わるまで、かなり長期に楽しめます。
しとしと振る梅雨に良く似合う姿ですが、今年は降ったり照ったり、また豪雨になったり、落ち着いて鑑賞できない、とおっしゃる方も多いようです。
この株は斑入りの種類で茂った葉もなかなか見応えがあります。

ピンクの透かし百合。

透かし百合、果たしてこの字を当ててよいのでしょうか、涼しい感じなので、今の季節にはぴったり。相変わらず、手入れがままにならず、庭中緑の無法地帯。
食用になる物もいくつかあるのですが、伸びすぎたのは役立たず、あきらめムードですが、緑の茂みは、涼しさを呼ぶのに、少し
は役立っているようです。
数日まえ、ミスター健康食品氏から、甘焼酎漬け？、たぶん例のあれですが、ワンパックプレゼントがありました。
冷蔵庫で冷やしてカリッ、と、いただきましたが、非常に美味であります。のんべいなのに梅酒は甘すぎて苦手なのですが、これは別格、ありがとうございました。
透かし百合を眺めながら、カリッ、極まりましたよ。