関西ミドル 雑記帳
某ゼネコン勤務 
 



 ベンチカット工法
通常トンネル掘削断面を上・下半に分割して,上部半断面を先進して掘削するもので,ベンチの長さを適切に選択することによって,硬岩地山から軟岩地山まで幅広く適用が可能な掘削工法で,最近では最も標準的に行われている工法である。
地質条件や施工条件に応じてベンチの長さを変えることによって,
ロングベンチ
ショートベンチ
ミニベンチ
の各工法がある。
また,特殊な工法としてベンチを3段以上に分割して掘削する多段ベンチカット工法がある。


ロングベンチカット工法
全断面では切羽の自立は困難であるが,地山は堅硬で断面閉合の時間的制約がなく,ベンチ長を自由に選択できる場合に適用可能である。ベンチ長は50m 以上が一般的で,上・下半を交互に掘削する交互掘進と同時に掘削する併進掘進があるが,交互掘進の場合には人員,機械の転用が上・下半の作業で行えるため,作業の合理化ができる反面工期は長くなる。

ショートベンチカット工法
土砂地山や膨張性地山などの特殊地山から一般の地山まで広く適用可能な工法で,ベンチ長は1D〜50m 程度が一般的である。上・下半の切羽が接近しているため,切羽作業の輻輳や上半切羽のずり搬出のために掘削サイクルのバランスを取る必要がある。地山の変化への対応に有利で一般に用いられている施工機械の使用が可能である。変形や沈下の大きい場合にはベンチ長を短くしてトンネルの閉合時期を早める等の対策が必要となる。

ミニベンチカット工法
支持力の不足する地山や膨張性の地山で早期にインバートの閉合が必要な場合,ベンチ長をできる限り短くして施工する場合に適用可能である。ベンチ長は1D程度以内が一般的である。上・下半同時進行を原則として掘削するため,切羽の安定性には十分留意する必要がある。


多段ベンチカット工法
地下発電所空洞などの縦長の大断面トンネルや通常,一段ベンチでは上半の断面が大きく切羽の自立が困難な場合,あるいは使用機械・設備では加背高が高くて施工ができない場合などに適用される工法で,トンネル断面が3分割以上に分割されるため,掘削による応力の再配分が繰り返して行われるため,トンネル周辺の緩みの進展に留意する必要がある。また,不良地山においては閉合時期が遅れると変形が大きくなることがあるので,各ベンチの長さには十分配慮が必要となる。

http://sunchoh.co.jp/civil/



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