功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

佳本周也の世界(3)『G・F・G ゴールデン・ファンキー・ガール』

2017-07-21 17:02:17 | 日本映画とVシネマ
「G・F・G ゴールデン・ファンキー・ガール」
「G.F.G ~ゴールデン・ファンキー・ガール~」
「ゴールデンファンキーガール」
製作:2012年

●開発が進み、住民が減少しつつある山村に住んでいた奈之未夜みろは、師匠?である甲冑武者(演じるは佳本周也監督本人)と対決。彼の死を乗り越え、未知なる都会へ行くことを決意する。
そんな2人と出会ったのが、ヤンキーマスターを自称する大里祐貴だった。彼は「俺の言う通りにすれば学校に通えるし衣食住も心配は無い! まずはオマエらを立派な不良にしてやる!」と豪語し、この話に乗った2人は不良へと転身する。
 大里の指示のもと、奈之たちはそれぞれ別の高校で大暴れを繰り広げ、不良ライフをエンジョイしていく。更なる高みを目指すべく、次に2人が向かったのは貴族が経営する風変わりな学校…その名も金力学園会社だった。
特に揉め事も起きず、生徒会長にして学園の社長である留川真帆と友達になり、楽しい日々を送っていく2人。だが、実は留川は学園内で定期的に格闘大会を主催し、不良たちを死ぬまで喧嘩させる事を趣味にしていた。
大里を人質にし、奈之とみろに潰し合えと迫る留川であったが、2人の女傑は逆襲に転じていく。田舎の不良と都会の貴族…果たして勝つのはどっちだ!?

 多くの不良映画を手掛けた佳本監督ですが、主役を男性に固定せず、時には女性が活躍する映画も製作しました。代表的なところでは『G-ON』や『ワルガール』、タイトルロゴが色々と危ない『ごくやん』シリーズなどが存在します。
本作もそういったタイプの作品ですが、内容はストレートな不良アクション…ではなく、なんとも形容しがたい異形の作品に仕上がっていました(爆
 序盤から大変な事になっており、いきなり田舎というレベルを通り越した時代劇のような山村の光景、何かを見つけて驚く奈之たち(何を見つけたのかは不明)、何のために戦うのか&何者なのか全く明かされない甲冑武者などが、怒涛のように登場します。
その後、甲冑武者は奈之たちに何かを渡して死亡し(何を渡したのかは不明)、主役2人は山村から都会へ。場面はすぐに切り替わり、不良同士の抗争が展開されますが、こちらもカットが荒すぎて誰がメインキャストなのかサッパリ解りません。
都会に来た奈之とみろは言葉にならない会話を続け、そんな2人が大里と出会ってようやく話が動き出すのですが、なんとここまでが僅か10分! 視聴者に「一体この作品はどこへ向かっているのか…」と思わせるには十分な導入部です。

 前回の『学忍』はコメディということで割り切れましたが、本作は基本的にノーマルな不良映画として進行するため、こうした大味な描写はどうしても気になってしまいます。
その後もストーリーはアクセル全開で進み、ラストバトルでやっと不良映画らしい展開になるも、ラスボスである留川の末路(明らかに何人か殺してそうなのに、逮捕されず改心しただけで終了)など、どうにも釈然としない点が目に付きました。
 …と、このように粗筋はイマイチな本作ですが、佳本監督の本領であるアクションシーンは相変わらずの高クオリティ。冒頭の奈之&みろVS佳本軍団、主役2人による各校での乱闘シーン(みろと戦う中学生役の子に注目!)など、今回も立ち回りは良好です。
なお、本作には格闘大会という魅力的なイベントがありますが、こちらはそれほどフィーチャーされません。最後の戦いでは打たれ弱いプロレスラーなどが登場し、やや拍子抜けしてしまう所があるものの、こちらは充分なボリュームを維持しています。
 特に関節を狙って攻め立てる留川、亜未巻土を筆頭としたエリート級ヤンキーとの対決はかなりの好勝負。留川についてはクレイジーなキャラクターを好演しており、圧倒されつつも立ち向かう奈之と死闘を展開していました。
不良映画としては前衛的な内容だし、見る人を選ぶ作品であることは確かなんですが、役者たちの技量とアクションの激しさに手応えが感じられる一本。メインの3人は先述のレディースアクションにも出演しているので、いずれは見てみたいですね。
そんなわけで、前回に続いて変化球の作品を紹介しましたが、そろそろ普通の不良映画が恋しくなってきました(苦笑)。次回は原点に立ち返り、硬派なツッパリアクションに迫ります!
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佳本周也の世界(2)『学忍 GAKUNIN』

2017-07-18 23:43:57 | 日本映画とVシネマ
「学忍 GAKUNIN」
製作:2010年

●かつて歴史の影で暗躍した“忍者”と呼ばれる者たち。その血脈は現代にも受け継がれ、忍者を養成する南忍高校では多くの若者が修行に勤しんでいた。
そんな伝統ある学び舎に、謎多き転入生・留川真帆が現れる。彼女は同級生のみろと張り合い、玖導成近ら教師陣の授業では不遜な態度を取り続けていく。
実は留川はある目的のために行動していたのだが、その企みは突然の襲撃者たちによって阻まれる事となった。果たして襲撃者たちの正体とは? そして留川の目的とは? 今、若き忍者たちの心・技・体が試される!

 処女作の『B-ON』を皮切りに、数々の不良映画を世に送り出した佳本周也監督。氏は『ブラックスクール』『デス・ヤンキー(パッケージのデザインが『エクスペンダブルズ』そっくり!)』などのシリーズ作品を連発しました。
しかし、中には『ストイックガール』のように不良映画とは一味違った作品もあり、本作では忍者をモチーフにした漫画チックなコメディ活劇を目指しています。
 ただ、コメディとは扱いが難しいジャンルであり、笑いのクオリティは製作側の手腕に左右されます。その難易度は普通のアクション映画を撮るよりも遥かに高く、コメディ功夫片の本場である香港においても例外ではありません。
本作も何とか視聴者を笑わせようとしていますが、完成度については非常に難があります。軽めのギャグを延々と引っ張り続けたり、リアクションを取るたびに奇妙な効果音を入れるなど、見ていて反応に困る描写が方々で見受けられました。
キャストでは校長役にガッツ石松、その補佐役で猫ひろし、あとダンディ坂野も出演していますが、彼らの扱いはとても中途半端。笑いに走り過ぎて没個性的になった登場人物など、問題点は他にも無数に存在します。

 こうなってくると気になるのはアクションの質です。かつて『はいすくーる仁義』では、アクションにギャグを突っ込んだことで殺陣から迫力が消え、残念な結果を招いていました。
本作もギャグでストーリーが停滞し、ブルース・リーもどきの渡名喜忠信が嫌な予感を助長させてきますが、流石にここは佳本監督がビシっと決めてくれています。
 本格的なバトルが見られるのは中盤からで、亜未巻土(本作のアクション指導も兼任)らが生徒たちを各個に襲撃。混乱の中で留川と玖導の勝負が始まり、鋭い拳と蹴りの応酬が見られました。
この勝負は中途半端な形で終わってしまい、玖導を殺されたと勘違いしたみろと留川のバトルに移行しますが、本作で最も興味深いのはここから。両者は学校中を駆け回りながら、ちょっとしたマラソン・バトルを展開します。
 誤解から始まる勝負、忍術の限りを尽くして行われる戦い、そして互いに物陰でダメージを痛がりながらも虚勢を張る描写…ここまで書けば明々白々ですが、なんと本作は『龍の忍者』の真田広之VS李元霸(コナン・リー)を思いっきりパロっているのです。
ただ『龍の忍者』と違うのは、忍法という形で対戦者同士の姿が変化し、途中で玖導VS渡名喜などの変則的なマッチが行われる点でしょうか。中にはファンシーな着ぐるみ同士の殺陣もあり、これにはちょっと笑ってしまいました(爆

 その後、『龍の忍者』と同じ展開で和解した2人は亜未たちと遭遇し、矢継ぎ早にラストバトルが開幕。留川VS亜未、みろVS奈之未夜の2大バトルが始まり、いずれも喧嘩アクションとは違った雰囲気の激突を繰り広げます。
最後は乱戦の末に消化不良な結末となるものの、アクションに関しては今回も良好でした。ただし全体の評価としては厳しいものがあり、佳本監督にとってもコメディ全開の映画作りは大変だったのか、本作の続編は今に至るも作られていません。
さて次回は、本作でも活躍した留川・みろ・奈之のアクション女優3人が再び集結! 普通の不良映画に飽き足らない佳本監督が手掛けた、レディース・アクションの変わり種をご紹介します!
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佳本周也の世界(1)『B-ON』

2017-07-11 22:58:09 | 日本映画とVシネマ
「B-ON」
「B→ON(ビーオン)」
製作:2009年

▼去る2007年、ある一本の映画が日本中を湧かせました。その作品の名は『クローズZERO』…これまで無数に作られてきた不良映画の最新モデルで、観客はイケメン俳優たちによる喧嘩アクションに魅了されました。
この成功によって不良映画が相次いで製作され、Vシネ業界もムーブメントに参戦。数十本にも上る『ガチバン』系列、『喧嘩の極意』シリーズなどが続々とリリースされていきます。
 そんな中、ベテランスタントマンである佳本周也もツッパリ戦線に参入を表明し、『クローズZERO』公開の同年にロマネプロモーションを発足。なんと自らの会社で不良映画の製作に乗り出したのです。
本作は佳本氏にとって初期の監督作であり、キャストはほぼ全員がコンプリート☆キッズ(佳本氏が代表を務める芸能プロダクション)所属のアクターで占められています。のちにシリーズ化もされ、不良映画ブームに大きな足跡を残しました。

■蘭城高校のトップに君臨する亜未巻土は、仲間たちと共に喧嘩三昧の日々を送っていた。しかし、何者かによって子供のヤンチャでは済まない事件が多発し、これを重く見た警察は1人の刑事を派遣する。
彼の名はギュウゾウ(電撃ネットワーク)。この地域をシメている蘭城高校に教師として赴任した彼は、亜未やその仲間たちに何度も接触。当の亜未たちは下級生と張り合ったり、ライバルの松梅高校と対峙したりと、奔放な不良ライフを満喫していた。
 だが伝説の不良であったギュウゾウは、お礼参りに現れた東下高校の連中を一喝して退けると、亜未たちに「ツッパってツッパってツッパリ通せ!だが誰にも迷惑かけんじゃねえぞ!」と熱弁するのだった。
一方、誰の派閥にも属さない狂犬・玖導成近は、東下高校の三下悪党・間島亮と結託。2人は蘭城と松梅の潰し合いを画策し、松梅高校や亜未の仲間を襲撃していく。
 第三者による介入を察知した亜未たちだったが、今度は松梅高校の2年トップ・彪芽立が襲撃された。そこで彼らは犯人捜しを決意し、東下高校と果ての無い抗争を展開する。
やがて亜未の前に玖導が、仲間たちの前に東下高校3年のトップ・佳本周也と上野山浩が現れた。遂に始まる一大決戦…果たして、ツッパリ通せるのはどっちだ!?

▲率直に述べると、本作はかなりラフな作りとなっています。収録環境の関係なのかセリフが聞き取りづらく、ロケ地は使い回しが多め。いきなり場面が途切れるような編集もあり、クオリティに関しては疑問が残ります。
しかし、登場人物たちの掛け合いはベタながらも悪くはなく、特に教師役であるギュウゾウの存在が光っていました。彼は飄々としていながら実は…というキャラクターで、なかなか動かない亜未に代わって物語をグイグイと引っ張っていきます。
決めるときはきちんと決めるし、最後は主人公を差し置いて美味しいところを掻っ攫うなど、彼は本作の実質的な主役と言っても良いかもしれません。その他にも特別出演のヒロシ…もとい清水宏次朗など、演技面ではサブキャストが存在感を発揮していました。

 これに対し、主人公を筆頭とした若手出演者たちはアクションで対抗。初っ端から亜未が超ロングな階段落ちを見せ、軽快な立ち回りで掴みのアクションを披露します。
特筆すべきは終盤のラストバトルで、それまで小競り合いレベルだった殺陣のボリュームが一気に爆発。亜未VS玖導では両者ともに伸びやかな蹴りを連発し、マーシャルアーツ的な動きも随所で見られました。
 一方で不良らしい喧嘩アクションは亜未の仲間たちが担当し、そこを佳本&上野山という強敵が引っ掻き回す展開に。この2人は亜未の元にも殴り込み、パワー型の佳本と軽業担当の上野山が襲いかかります。
さらに戦いはこれで終わらず、佳本&上野山を退けた亜未に玖導が奇襲を仕掛け、まさかの第2ラウンドが勃発! ちょっとグダついてる感がありますが、個人的にはなかなか楽しめた一戦でした。
 予算も無ければ独創的なアイディアも無い。しかし「俺たちもやってやるぜ!」という監督と出演者たちの熱気が伝わってきそうな一本。なんとなくショウ・ブラザースに対抗した独立プロ作品を彷彿させる…と例えるのは少々大袈裟でしょうか(汗
さて次回は、単なる不良というジャンルの型枠を超え、佳本監督が新たなタイプのアクション映画を模索します!
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更新履歴(2017年/6月)

2017-07-07 23:35:55 | Weblog
 6月はひたすらステイサム!ステイサム!ステイサム!推しの一ヶ月でしたが、彼のポテンシャルの高さを改めて実感し、より一層の興味を惹かれました。残念ながらジャッキーとの共演は怪しい感じになってきましたが、今後の更なる活躍に期待が高まります。
そして前回もちょっとだけ触れたとおり、7月の特集は日本の不良アクションをピックアップ! スタントマン出身の佳本周也氏が手掛けた膨大な量の作品群から、幾つかのタイトルを取り上げたいと思います。
 題して、<佳本周也の世界>! この特集では、ひたすら不良たちの青春を描き、体当たりアクションを撮り続けた佳本監督の作品に迫っていく予定です。氏の監督作はこれまでジックリ見る機会が無かったため、今回は私自身もちょっとワクワクしています。
そんな訳で、いよいよこれから夏本番ですが当ブログもヒートアップ! 8月はさらに暑苦しい特集を企画しているので、今シーズンはサイトの体感温度をどんどん上げていく方向でやっていきたいと考えています(爆


06/04 更新履歴(2017年/5月)
06/13 ステイサム罷り通る(1)『ザ・ワン』
06/16 ステイサム罷り通る(2)『ワイルドカード』
06/18 ステイサム罷り通る(3)『SAFE/セイフ』
06/28 ステイサム罷り通る(4)『PARKER/パーカー』
06/30 ステイサム罷り通る(終)『バトルフロント』
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ステイサム罷り通る(終)『バトルフロント』

2017-06-30 17:49:21 | マーシャルアーツ映画:中(2)
「バトルフロント」
原題:Homefront
製作:2013年

●麻薬密売を追う潜入捜査官だったジェイソン・ステイサムは、世知辛い仕事に嫌気がさして仕事を辞職。娘のイザベラ・ヴィドヴィッチを伴い、亡き妻の故郷であるルイジアナの片田舎に移り住んだ。
過去を捨て、静かな暮らしを望んだステイサムであったが、些細な出来事が大事件の引き金となってしまう。ある日、イザベラが学校で悪ガキをボコボコにしてしまい、ステイサムは相手のモンペ気味な親を軽くあしらった。
 悪ガキの母親であるケイト・ボスワースは納得がいかず、自分の兄で麻薬密売人のジェームズ・フランコに「アイツを懲らしめてやってよ!」と訴える。しかし、ジェームズの部下ではステイサムの相手にならず、あっという間に返り討ちとなった。
不信に思ったジェームズは、こっそり相手の自宅に忍び込んで身元を確認。ステイサムが元潜入捜査官である事を知り、これを利用してひと稼ぎしようと企んだ。
 まず彼は恋人のウィノナ・ライダーを呼び付け、ステイサムが最後に担当した事件で摘発されたギャングと接触。仇敵の居場所を教える代わりに、ギャングと組んで麻薬の販路拡大を目論んだのである。
だがステイサムも黙ってはいない。ジェームズの暗躍を察知した彼は、先手を打って敵の麻薬工房に細工を施し、自分を捕えようとした雑魚を一蹴。ギャングの襲来を予感し、早々にルイジアナから脱出しようとした。
 ところが、ギャングのフランク・グリロとその仲間たちはとても凶暴で、ジェームズの計画を無視してステイサムの自宅を襲撃する。最終的にギャングは撃退されるが、今度はイザベラがウィノナにさらわれてしまう。
トラブル続きで追い詰められ、細工のせいで自分の工房さえも失ったジェームズは、イザベラを連れてヤケクソ気味に逃走。ステイサムは怒りの火の玉となって追跡するのだが…!?

 数々の話題作に出演し、次世代のアクションスターとして名を挙げたジェイソン・ステイサム。その功績は高く評価され、彼は古今東西のアクションスターが集結したオールスター作品に招かれます。
その作品こそ『エクスペンダブルズ』であり、ステイサムは若手スター代表として主役級のポジションを獲得。そのポテンシャルを遺憾なく発揮し、監督・脚本・主演を兼任したシルヴェスター・スタローンを唸らせました。
続く『エクスペンダブルズ2』の成功で「この男ならやってくれる…」と確信したスタローンは、自分の主演作として企画していた脚本をステイサムに託します。こうして完成したのが『バトルフロント』で、スタローンは製作も兼任しています。
 元々がスタローン用のシナリオだったためか、本作のステイサムは頼りになる父親としての側面が強調され、どこかピリピリしていた今までの主人公像とは一線を画していました。
しかし、いざステイサムが反撃に転じると一瞬でいつもの彼に戻り(笑)、相変わらずの無敵っぷりを発揮。また、本作は敵サイドにも感情移入のできるキャラクターが多く(例外は雑魚と一部のゲス野郎のみ)、彼らが辿る顛末も実に興味深かったです。
ストーリーは意外性に欠けるし、美人カウンセラーとのエピソードが投げっぱなしになったりと、粗が目に付くのも事実。とはいえ、物語に破綻は見られないし、粗についても致命的なレベルでは無かったと思います。
 アクションシーンの方も、肉弾戦・銃撃戦がきっちりと分けて描かれているのがポイント。ガソリンスタンドでの容赦ない殺陣、両手を縛られたままの立ち回り、ギャングのリーダーであるフランクとの対戦など、どれも迫力満点でした。
残念なのは終盤でジェームズが簡単に倒され、ラストバトルが無いまま終わっている点でしょうか。両者はここまで一切戦っていなかったので、個人的にはある程度のタイマン勝負が見たかったなぁ…。

 今月はステイサムの主演作を追ってきましたが、どの作品もスピーディーなアクションが炸裂し、香港映画にも負けないパワーとエネルギーに満ち溢れていました。
彼の凄いところは、ハードなアクション大作を毎年撮っているのに、まったく勢いが落ちない事です。時には助演や悪役だったりしますが、基本的に立ち回りのボルテージは落とさず、常に全力のアクションを演じ続けています。
 コメディなどの他ジャンルは摘み食いする程度で、基本的にアクション映画一筋。たまにハズレも混じったりしますが、今後もステイサムには実直なアクション路線を貫いて欲しいですね(私としては香港映画で戦う彼を見てみたい!)。
さて次回の特集ですが、先月は香港映画・今月はハリウッド映画を見てきたので、来月は日本のVシネマに着目します。このたび取り上げるのは、他の追随を許さないほど量産された不良モノの一端…詳細に関しては、更新履歴にて後日紹介いたします!
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ステイサム罷り通る(4)『PARKER/パーカー』

2017-06-28 23:34:17 | マーシャルアーツ映画:中(2)
「PARKER/パーカー」
原題:PARKER
製作:2013年

●凄腕の犯罪者であるジェイソン・ステイサムは、卓越した頭脳と腕力を持ち、目的だけを実直にこなす完璧主義者であった。だが、ある仕事で組んだマイケル・チクリスらに裏切られ、重傷を負ってしまう。
幸運にも通りがかった農夫に救われたステイサムは、搬送先の病院から抜け出すと速効でリベンジを開始。ターゲットの中に大物マフィアの甥っ子(ボビー・カナヴェイル)がいたため、彼は恋人や協力者たちに身を隠すよう促した。
 一方、マフィアからの連絡でステイサムの生存を知ったマイケル一味は、ナイフの刺客(演者は後述)に始末を依頼する。どうやら連中はフロリダのパームビーチに向かったらしく、ステイサムは石油業者に化けて探りを入れていく。
不動産業者のジェニファー・ロペスと知り合った彼は、マイケル一味が宝石オークションで強盗を計画している事を察知。その過程でステイサムたちは親密になっていくが、刺客の襲来で状況は一変する。
深手を負いながらも復讐を遂行するステイサムと、彼に恋人がいたと知って動揺を隠せないジェニファー。やがてマイケル一味が宝石強盗を成功させ、ここに最後の対決が始まるのだが…。

 今月はステイサムの出演作を集中紹介していますが、一般的にステイサムといえば最強&無敵というイメージが強く、その印象はセガールにも劣らないと言えるでしょう。
しかし実際の作品を見てみると、確かに最強&無敵な描写も多いのですが、逆境に立たされるシーンも相応に存在します。本作においても、敵となるマイケル一味は手強い相手ではありませんが、ステイサムは何度となく手傷を負っていました。
最強&無敵が行き過ぎると、セガールのように芸風が固定化し、主演作もワンパターンになってしまう危険性があります。しかしステイサムは適度なバランスでそれを回避しており、そうした案配の良さも彼が支持される所以…なのかもしれません。
 さて作品についてですが、ストーリー自体はシンプルな復讐劇ではあるものの、リベンジに突き進むステイサムの姿が痛快に描かれており、そつなく纏まった逸品に仕上がっています。
また、ジェニファーとの関係もあまり踏み込んだ描写になっておらず、このサッパリした描かれ方も作品の雰囲気と程良くマッチしていました。個人的には、ワガママだけど血だらけのステイサムに動じないジェニファーの母ちゃんがツボにきました(笑

 アクションシーンは前回の『SAFE/セイフ』よりも控えめですが、ストーリーの都合で派手なドンパチができないため、素手でのバトルがほとんど。スタイルは荒っぽい殴り合いタイプで、ステイサムの前にはマイケル一味も敵ではありません。
そんな彼をタイマン勝負で追い込み、本作最大の強敵として立ちはだかるのがナイフの刺客なんですが、演じているのはなんと『ブラッド・スポーツ2』のダニエル・バーンハード! その軽快な体術は健在で、ステイサムと互角に渡り合います。
 ダニエルはヴァンダムのフォロワーとして頭角を現し、多数のマーシャルアーツ映画で活躍。この手の格闘俳優にありがちなモッサリ感のない、スピーディな立ち回りを売りにしていました。
その後、主演俳優としては伸び悩むようになりますが、徐々に助演としての活躍が増えます。『地獄の銃弾』ではチャック・ノリスと戦い、最新作の『ファイナル・ブラッド』では元祖ブラッド・スポーツのヴァンダムと夢の対決を果たしました。
 本作ではステイサムの恋人を狙い、激闘の末に壮絶な死に様を披露。この一戦でステイサムは負傷し、本来なら真っ向勝負で潰せるマイケル一味に苦戦せざるを得なくなるという、なかなか重要な影響を及ぼすキャラクターとなっています。
と、このように往年のアクション俳優とも共演していたステイサムですが、ある大物アクション俳優との出会いが彼を待ち受けていました。果たしてステイサムは何処へ向かい、何を目指すのか……次回、いよいよ特集ラストです!
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ステイサム罷り通る(3)『SAFE/セイフ』

2017-06-18 22:58:44 | マーシャルアーツ映画:中(2)
「SAFE/セイフ」
原題:Safe
製作:2012年

●かつては凄腕の刑事、今は賭け格闘の選手として燻っていたジェイソン・ステイサムは、負けるはずの八百長試合で誤って勝利してしまう。
これに激怒した雇い主のロシアンマフィアは、ステイサムの妻を殺した上に“親しくなった人間を片っ端から殺害する”と脅迫。かくして四六時中監視される身となった彼は、浮浪者同然の生活を余儀なくされるのだった。
 一方、一度見た数字を完全に記憶する天才少女のキャサリン・チェンは、ジェームズ・ホン率いるチャイニーズ・マフィアに拘束され、アメリカで帳簿代わりに働くよう強いられていた。
彼女も悲惨な境遇に置かれており、唯一の肉親だった母から引き離されたばかりか、その母も程なくして病死。さらに不幸は続き、とある暗号を記憶させられたキャサリンは、その矢先にロシアンマフィアから襲撃を受けてしまった。
 地下鉄の中を必死で逃げ惑う彼女を目撃したステイサムは、眠っていた正義感を揺り動かしてマフィアを一蹴! そのままキャサリンを連れて逃避行を開始する。
だが、彼女の記憶した暗号は3000万ドルと重要な機密の鍵であり、ロシアンマフィアやチャイニーズ・マフィア、さらには悪徳警官までもが少女を狙っていた。四面楚歌な状況の中、孤独な2人はどこへ向かうのだろうか…?

 従来のハリウッドにおけるアクションスターとステイサムには大きな違いがあります。かつてシルベスター・スタローンやシュワルツェネガーは、その強靭な肉体をスクリーンに刻み付け、有無を言わさぬ迫力でハリウッドを席巻しました。
しかし、そのアクションは力強さが第一とされており、香港映画的なスピーディーで流れるような動作とは縁遠いものでした。のちに格闘特化型のヴァンダムやセガールなどが登場しますが、こちらも香港流のアクションとはスタイルが異なっています。
 香港流に対応できるハリウッドのスターと言えば、マーク・ダカスコスのようなB級どころのスターぐらい。そんな風潮が長らくハリウッドに漂っていましたが、『マトリックス』の大ヒットでアクションシーンに対するグローバル化が進み始めます。
その後、ハリウッドでは香港流の立ち回りが一般化し、アクションスターに要求されるスタイルにも変化が生じ始めました。ステイサムはその流れに順応し、あらゆるシチュエーションに対応できる柔軟さを身に付けたのです。

 本作は、そんなステイサムが全編に渡って無骨な殴り合いを繰り広げる、実に彼らしい作品となっていました。前半は彼とキャサリンがとことん追い込まれ、視聴者の焦燥感を煽る展開がこれでもか!と続きます。
そして地下鉄の一戦でステイサムは完全復活し、ここからは3つの巨悪を相手取った丁々発止のバトルが開幕。それまで好き勝手やっていた連中を容赦なくボコっていくステイサムの姿は、まさに期待した通りの勇猛さに溢れています。
 ところが最終的に2つのマフィアは壊滅せず、健在のまま物語は終了します。いくら凄腕とはいえ、たった一人で戦う主人公が巨大組織を潰すのは極めて困難なのでしょうが…あれだけ非道を尽くした連中が生き延びるラストは釈然としません。
特にステイサムの妻を殺し、彼を追い込んだロシアンマフィアの若頭が死ななかったのにはガッカリ。キャサリンを養子にしたレジー・リー(こちらも凄まじいゲス野郎)も、主人公ではなく後半から登場したアンソン・マウントに瞬殺されていました。
たとえマフィアのボスが無理でも、こういう敵キャラはステイサムが直々にガツンとやって欲しかったんだけどなぁ…(やり過ぎて余計な遺恨を残したくない、という主人公の考えも理解できるのですが)。

 もうひとつの問題がアクションにおける格闘シーンの少なさです。本作はアクションが濃厚なので見過ごされがちですが、銃撃戦がやや多めの比率となっており、あまりステイサムと互角に戦える相手もいません。
また、賭け格闘の選手という役どころにも関わらず、試合を行うステイサムの描写は序盤の僅かなカットのみ。ラストではようやくアンソンという強敵らしい相手が現れるも、両者の対戦は腰砕けな決着を迎えます。
 ちなみに本作でファイト・コレオグラファーを務めたのは、キアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』を監督したチャド・スタエルスキーなので、ここはビシッとタイマン勝負で決めて欲しかったですね。
ラストシーンが情緒的ではあるものの、色々と外してしまったポイントのある惜しい作品。私としては、そろそろステイサムがガチなタイマン勝負を決めてる姿を見たいので、次回は夢の対決が実現したリベンジ・アクションを紹介したいと思います!
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ステイサム罷り通る(2)『ワイルドカード』

2017-06-16 14:21:15 | マーシャルアーツ映画:上
「ワイルドカード」
「WILD CARD/ワイルドカード」
原題:Wild Card
製作:2015年

●ネバダ州ラスベガス。栄光と挫折が渦巻くこの街で、元兵士のジェイソン・ステイサムは堕落した生活を送っていた。酒とギャンブルに溺れ、嘘を吐き出し、冴えない用心棒として殴り殴られる…そんな日々を彼は繰り返していた。
ある日、彼の前に護衛を依頼したいという青年(マイケル・アンガラノ)が現れる。時を同じくして、ステイサムは元恋人のドミニク・ガルシア=ロリドから「私に乱暴したゲス野郎に復讐したい!」と迫られた。
 嫌な予感を覚えつつも調べてみると、ドミニクに酷い仕打ちをした相手はイタリアンマフィアのボンボン(マイロ・ヴィンティミリア)で、さすがのステイサムも「こりゃヤバい」と困り顔。彼女に断りの電話を入れ、マイケルの御守りへと戻っていく。
だが思い直した彼は、敵が滞在するホテルの一室に直行すると、あっという間にマイロとその護衛を一蹴。合流したドミニクはリベンジを果たし、報復が来る前にラスベガスを後にするのだった。
 その後、マイケルの所に戻ったステイサムは「ベガスを去る前にひと勝負」と、マイロからせしめた金でギャンブルに挑む。するとツキがツキを呼び込み、一夜にして50万ドルもの大金を得た。
しかし、それも一時の栄光でしかなく、最後の勝負で全てを失ってしまう。挙句に逃げるタイミングを失い、地元のマフィア(スタンリー・トゥッチ)に確保されたステイサムは、ほくそ笑むマイロの前に引きずり出された。
どうにかその場は切り抜けたが、マイロが殺しに来るのは確実だ。彼は行きつけの喫茶店で最期の食事を採るが、そこへフラリとマイケルが現れ、ある物を手渡した。果たしてステイサムが辿るのは栄光か、それとも……?

 今回は前回と打って変わって、最強路線を確立した後のステイサム主演作の紹介です。この作品は、ラスベガスを舞台にステイサムが大暴れを演じる大活劇…ではなく、ある男の旅立ちを描いた物語となっていました。
全体的にアクションは控えめになっており、序盤はイケてない主人公が元カノの復讐に振り回され、重い腰を上げるまでの物語を淡々と描いています。
 その後、リベンジのほうはアッサリと片付き、欲をかいた末に一文無しになるステイサム。正体を明かしたマイケルからギャンブル中毒を指摘されるも、彼は踏ん切りをつけることが出来ず、自分を認めようとしません。
しかし自らの死が目前に迫り、マイケルから手を差し伸べられたステイサムは、目の前の現実から逃げずに立ち向かうことを選択します。それは自堕落な過去との決別を意味し、マイケルを救おうとした事で彼自身も救われた瞬間でもあるのです。
 ドンパチ賑やかな物語ではないものの、ハードボイルドな雰囲気が徹底された中々の良作。私としては「ああこりゃ破滅エンドだな…」と覚悟していたので、まさかここまで前向きな終わり方をするとは思いもよりませんでした。
ところで“ギャンブル中毒の主人公がベガスで戦う話”といえば、こんな作品もありましたね。もっとも本作のステイサムは過去に見切りをつけているので、あっちと違って中毒の再発はしないと思われますが…(苦笑

 さて、アクションについても控えめと表記しましたが、個々のシーンはケレン味にあふれていて迫力十分。マイロと接触した際はクレジットカードで額を切り裂き、カジノでは襲いかかる雑魚どもを叩きのめすわと、パワフルな殺陣が炸裂しています。
本作のファイト・コレオグラファーはステイサムと何度も仕事をしている元奎(コリー・ユン)ですが、香港アクションのノリをそのまま持って来た『トランスポーター』と違い、あくまでハリウッドらしい雰囲気を崩さない殺陣が構築されていました。
 ラストのレストラン裏での対決では、銃を所持した5~6人をバターナイフとスプーンで瞬殺! その凄惨かつ鮮やかな立ち回りは、ストーリーの展開とも相まって実に痛快なファイトに仕上がっています。
残念ながらラスボスに相当する相手はいませんが、作品的にはこれぐらいの規模がベストでしょう。とはいえ、ステイサムといえばやっぱり暴れてナンボのアクションスターです。そろそろ彼の本領を発揮した作品を見たいところですが…続きは次回にて!
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ステイサム罷り通る(1)『ザ・ワン』

2017-06-13 22:38:32 | 李連杰(ジェット・リー)
「ザ・ワン」
原題:THE ONE
中文題:最後一強
製作:2001年

●この世界は125の多次元宇宙に分かれており、MVAと呼ばれる機関が均衡を守っていた。だが、MVAの一員だった李連杰(ジェット・リー)は別次元の自分を抹殺し、唯一無二の存在――“ザ・ワン”になろうと企んだ。
1人が死ねば、そのエネルギーは別次元の1人へと流れ込む。その法則を利用した李連杰は自分を殺し続け、恐るべきパワーを身に付けた超人と化していった。
 MVA捜査官のデルロイ・リンドジェイソン・ステイサム(公開当時の日本語表記はステーサム)は、やっとの思いで彼を逮捕するも、刑の執行直前に逃走されてしまう。
一方、最後の1人となった別次元の李連杰は、愛妻のカーラ・グジーノや同僚に囲まれて穏やかに暮らしていた。だが、驚異的な力が発現するようになり、次元を超えて現れた李連杰の猛攻を受ける事となる。
悪の李連杰によって殺人の濡れ衣を着せられ、窮地に陥る最後の李連杰。ステイサムと手を組んだ彼は、カーラを殺した悪の李連杰に決戦を挑むが…。

 突如としてハリウッドのアクション映画戦線に現れ、今ではドウェイン・ジョンソンらと並んで業界をリードする存在となったジェイソン・ステイサム。その活躍は留まるところを知らず、最近では成龍(ジャッキー・チェン)との共演が噂されています。
今月はそんなステイサムの魅力に迫りつつ、あまり当ブログでは紹介してこなかった彼の出演作を一気にレビューしてみましょう。さて、初回となる本日はステイサムがアクションに開眼し、ある重要な人物と出会いを果たした作品の登場です。
 本作は李連杰が『マトリックス・リローデット』のオファーを蹴ってまで出演したSFアクションで、ステイサムは彼と共闘する若き捜査官に扮しています。
ただし、SFといっても内容の8割は現代のロサンゼルスが舞台であり、それらしい雰囲気はあまり感じません。序盤で世界観の説明をしたのに、劇中でも登場人物たちが説明を繰り返す(つまり序盤の説明は不要)など、ストーリー構成も実に大雑把でした。

 また、この手の一人二役アクションにありがちな事ですが、2人の李連杰が絡むカットはアクションである以前に特撮なので、生の迫力に欠けています(ちなみに代役を演じたのは、いずれもベテランの武術指導家である黄凱森・國建勇・林峰)。
その他の格闘シーンもCGでデコレーションされており、立ち回りにおいてもやや難点のある本作。とはいえ、李連杰による堂々とした悪役演技や、別次元のデルロイに礼を言うステイサムなど、それなりにグッとくるシーンはあったと思います。
ところで肝心のステイサムですが、意外にも本作ではアクションらしいアクションをしていません。もっぱら銃を撃つばかりで、格闘戦はなんとデルロイが担当。設定上もそれほど強いわけではなく、今のステイサムからは考えられないような光景が見られます。

 しかし彼は本作でアクションに興味を持ち、動作設計を担当した元奎(コリー・ユエン)と不思議な縁で結ばれる事になるのです。元奎は李連杰と何度もタッグを組み、『リーサル・ウェポン4』でアメリカ進出した李連杰のアクション指導も務めました。
本作の後、フランスに渡ったステイサムはリュック・ベッソン製作の『トランスポーター』に参加。そこで監督兼武術指導を担当したのが、『キス・オブ・ザ・ドラゴン』でベッソンの目に留まった元奎だったのです。
 そして『トランスポーター』シリーズはステイサムの出世作となり、彼がアクションスターとして本格始動する起爆剤となりました。もし元奎と出会っていなければ、ステイサムの覚醒は無かった…のかもしれませんね。
その後、2人は再び李連杰と共演した『ローグ・アサシン』、間接的な接触となった『エクスペンダブルズ』で再会。続いて骨太なアクション大作でまたも巡りあうワケですが…続きは次回にて!
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更新履歴(2017年/5月)

2017-06-04 14:16:43 | Weblog
 5月はブログ開設10年目ということで、私を香港映画ファンに変えた『天地大乱』とそれに関する諸々について語ってみました。1本の映画に対し、ここまで長い記事を書いたのはこれが初めてかもしれません。
しかし思い入れが強い作品なので、正直言ってまだまだ書き足りません(爆)。本当は作品の不満点やロマンス描写にも触れたかったのですが、これ以上の延長はグダグダになるため、やむなく割愛しました。
 さて、いつの間にか2017年も折り返し地点に差し掛かり、10の特集も6月で前半戦が終了となります。しかし香港映画関連の特集が続いたため、マーシャルアーツ映画関連の企画は一度もやっていませんでした。
そこで今月は<ステイサム罷り通る>と題し、ハリウッド有数のアクションスターであるジェイソン・ステイサムの出演作を集中紹介いたします。
あまり当ブログで取り上げる機会の少ないステイサムですが、彼の作品はどれもクオリティが高く、いつか目を通したいと思っていました。そんなわけでステイサムが撃って殴って蹴りまくる一ヶ月となりますので、皆さんどうぞお楽しみに!


05/01 更新履歴(2017年/4月)
05/05 Once Upon a Time(1)全てを変えた『天地大乱』
05/20 Once Upon a Time(2)物語の軌跡・前編
05/26 Once Upon a Time(3)物語の軌跡・後編
05/29 Once Upon a Time(4)黄飛鴻電影を追い求めて
05/31 Once Upon a Time(終)亜流電影と消えない情熱
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