功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

【功夫電影専科:功夫動作片番付!(2013年度)】

2013-12-31 22:28:54 | Weblog
 もうすぐ2013年も終りですが、皆さんはこの1年をどう過ごされたでしょうか?当ブログでは、相変わらず更新が不定期になったりと安定せず、国内未公開の作品を紹介する割合も減ってしまいました。来年はそういった点を改善していきたいと思っています。
さて、今回は年末の恒例行事となった「功夫動作片番付」をやってみましょう。「功夫動作片番付」とは、今年中に紹介した作品の中からベスト10とワースト10を決める!という自己満足的な企画です。ちなみに今年紹介した作品は計62本で、初めて前の年度を上回る本数となりました。
去年は紹介本数の少なさが災いし(過去最低の47本)、ベスト&ワーストをそれぞれ5本まで減らしていましたが、今回は例年通りの10本×10本に増量。まずはイマイチだったワースト10からのプレビューです。

 【功夫動作片番付(ワースト10)】
第10位『少林寺十八銅人』
第9位『ノー・トゥモロー』
第8位『笑太極』(2004年)
第7位『ワル 序章』
第6位『アメリカン・キックボクサー』
第5位『文打』
第4位『沈黙の標的』
第3位『霊幻道士6/史上最強のキョンシー登場!!』
第2位『ワル 序章2』
第1位『エネミー・アクション2』
 今年は飛びぬけて酷い作品を取り上げる機会が少なく、あまりパッとしない陣容となりました。アクション描写に難のある作品が多く、ゲイリー・ダニエルズが拳を振るわない『ノー・トゥモロー』、主役が強すぎるせいで戦いがすぐ終わってしまう『ワル 序章』などが名を連ねています。
そんな中で1位に輝いた『エネミー・アクション2』は、カースタント・銃撃戦・格闘アクションのすべてにスピード感が無いという問題作でした。とはいえ、作品の破壊力で言えば前年度前々年度の覇者のほうが、何枚も上手だったかと思います(苦笑
この他にもランク入りこそ逃しましたが、『無敵のゴッドファーザー』や『タイガー・オン・ザ・ビート2』など、巨匠の不作もいくつか目立った1年でした。

 【功夫動作片番付(ベスト10)】
第10位『実録ヒットマン 北海の虎.望郷』
第9位『ザ・フォース』
第8位『スティーヴ・オースティン 復讐者』
第7位『燃えよデブゴン10 友情拳』
第6位『続・少林寺列伝』
第5位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 天地笑覇』
第4位『マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限』
第3位『レディーファイター/詠春拳伝説』
第2位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー』
第1位『少林拳王子(少林傳人)』
 続いてベスト10ですが、こちらは名作と呼べる作品を何本も紹介してきたため、ワーストとは対照的に華やかな作品が並んでいます。特に強いのが袁和平(ユエン・ウーピン)の作品で、2位から4位までを席巻!どれも甲乙付けがたい傑作ばかりです。
日本やアメリカ勢も健闘しており、無骨なスティーヴ・オースティンが魅力的な『復讐者』、地味ながら丁寧な作りが好感を呼ぶ『実録ヒットマン 北海の虎.望郷』、ゲイリーのアクションが光る『ザ・フォース』がランクインを果たしました。
 1位はどの作品にするか随分と悩んだのですが、最終的にショウブラの『少林拳王子』に軍配が挙がりました。個性豊かな登場人物、奇想天外なバトル、そしてストーリーのバランスが実に良く、主演である狄龍(ティ・ロン)&爾冬陞(イー・トンシン)の魅力も存分に発揮されています。
2013年は多くの良作と出会えましたが、駄作や珍作との出会いも大事です。来年は選り好みや物怖じすることなく、傑作功夫片からトンデモ格闘映画まで様々な作品に突っ込んでいきたいですね。

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