ハチの家文学館

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マリー・ローランサンの詩

2017年09月08日 04時46分15秒 | 

      マリー・ローランサンの「バラを持つ少女」リトグラフ 164/250

今年4月からテレビ朝日で放映されている「やすらぎの郷」。脚本家倉本聰さんが書き上げたオリジナルドラマで、往年のスターたちが晩年を過ごす施設の中での家族のきずなや、友情、愛情、死についてなど、たくさんのテーマが盛り込まれている。

昨日は八千草薫演ずる九条節子が亡くなったときの一場面で、マリー・ローランサンの詩が読まれた。マリー・ローランサンが詩を書いていたことを初めて知った。

一世を風靡した大女優の死に手向けられた一冊の本を、読んでみたいとネットで調べたら「鎮静剤」というタイトルがついていた。

【 鎮静剤 】
               マリー・ローランサン 
               堀口大學 訳

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。

悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。

不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。

病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。

捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。

よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。

追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。

死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

 

写真は我が家の玄関に飾られたマリー・ローランサンの「バラを持つ少女」のリトグラフで、164/250のナンバーが書かれており、26年前に息子が出版社に就職したとき、営業協力で購入したものですごく気に入っている。

この頃特に感ずることは、詩を書くことが極端に少なくなったことである。詩に限らず、エッセイも俳句もすべて書くことが減ってしまった。72歳で亡くなった親父を越して、73歳のいま何もしないまま日々を無為に過ごしているような気がする。

 



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